社会は、住民、庶民、国民の言動、行動力で形成されていく。それらをリードする長が出現し統率を図る。その長が清く正しく政を図ればよいが、権力と権威をもって振舞えば独裁的な社会となっていく。現在のわが国の政治は、国会でもまたまた地方でもそのようなことが生じている。一方、現状維持でこれでいいやんの認識を浸透させ、安住の地位におさまる長も多数いる。都会から離れた田舎町には、そういう地域がまだ残っている。市街化の様相は形成されつつも、近い将来の発展拡大するにふさわしい知的文化と心の醸成に気づかない長には期待できない。地方のフロントランナーの成功実態を知らず、また知ろうと学ばずの行政には、将来の夢は語れない。今春は、地方統一選挙である。是非、明確な将来展望を描き、自らの政策を知的文化の漂う言行動を発揮できる人材の登場を願うものである。