土井とおる(前衆議院議員)の「日々のこと」

土井亨が日々暮らしている中で、感じたことや気付いたことを、素直な気持ちと言葉で綴っていきたいと思っています。

反対でも結構! だが道筋を示す具体案は?

2009年01月30日 | Weblog
昨日の代表質問は民主党が本気で政権交代を目指しているとは到底感じられないないものであった。

施政方針演説に対する代表質問は衆議院が任期を迎える事からすれば最後の代表質問である。それなのに、小沢代表が何故質問に立たないのだろうか?本来なら小沢代表が質問に立ち民主党政権が出来た時の政権構想を含め質問すべきである。それが総選挙で政権を目指す民主党の責任である。
鳩山幹事長では小沢代表の許可なく政権構想を語れない。だからこそ、批判ばかりの質問で中身が全くない。

ソマリア沖海賊対策などの外交安保については民主党の姿勢もはっきり示す事も出来ない。拉致問題も解決出来ないのは政府の責任だと批判をするが民主党ならどのように解決するのか具体的な説明もない。景気対策もしかりである。このような時期に際してもまだ政権交代が経済対策だと…?本末転倒である。

国民皆様が望んでいるのは、国会が一丸となって経済対策に取り組む姿勢ではないだろうか!?
2次補正の関連法案さえまだ参議院で審議もされていない現状をどう考えているのか?来年度予算成立を遅らせる意味がどこにあるのか?反対なら反対でいい。審議を行い早く結論を出し経済対策をすすめるべきである。

関連法案には定額給付金のほかに、高速道路料金引き下げや妊婦検診の無料化、子育て応援特別手当、緊急雇用創出事業、なども含まれている。定額給付金のみに反対しているが、だからと言って他の施策もどうなってもいいのか?
全く理解出来ないし本気で経済対策をする意志があるのか疑う!定額給付金反対だけで引き延ばしをしているがそれはそれで総選挙の時に判断してもらえばいいのではないか!反対も結構だが、ありとあらゆる対策に取り組む事が重要であると考える。

衆議院 代表質問へ

2009年01月29日 | Weblog
いよいよ今日から麻生総理の施政方針演説に対する代表質問が始まった。
昨日は民主党の議員が様々な非難、中傷のヤジ。今日の民主党鳩山幹事長の質問は中身があり、具体的な対案を含めた質問になる事を期待している。
非難、中傷だらけの今まで通りの早期解散の質問や、政権交代が最大の景気対策等と言うことはあまりに無責任な質問が今まで多過ぎる。
無駄な議論をしている時間など無いのだから、正常な国会運営に努めて欲しいものだ。

二次補正予算成立

2009年01月28日 | Weblog
ニ次補正予算がやっと成立した。
衆参両院の議決が異なり両院協議会が不調となり憲法60条の規定により衆議院の議決が優先されての成立だ。
何よりも両院協議会に費やした時間だ。
両院協議会引き延ばしになんの意味があるのか?まさに政局だけの民主党に腹が立つ。経済危機をどう考えているのか!?もう少し建設的な議論と国会運営を考えて欲しいものだ。

マスコミは常に権力に批判的でなければならない。しかし報道は正確でなければならない。民主党代表が地方遊説から帰って来るまで何も決められず、延々と無駄な時間を費やす姿こそしっかりと伝えて欲しいものだ。
政権を目指す政党なら尚更である。


漢字クイズよりも経済対策を

2009年01月22日 | Weblog
参議院で二次補正と関連法案を23日に本会議で民主党が採決しない場合、26日から衆議院での政府4演説を実施し予算審議に入る方針を固めたようだ。当然の事である。

民主党はまた抵抗批判を繰り返しているが、この経済危機を全く危機と感じてないのではないか?本当に政権を担う意志があるのか疑う!
参議院での審議も建設的な質疑ではなく、批判ばかりの質疑に時間を費やしてばかりである。挙げ句には麻生総理に著書に書いてある事を自分で書いたのか等と漢字の一覧まで持ち出して質問する事に何の意味があるのか?民主党は選挙目当てであって経済対策など無関心である事がはっきりしたのではないか!

このような民主党に付き合っている時間はない。速やかに来年度予算審議に入る事が責任である。自治体も経済対策、雇用対策に全力で取り組んでいるが二次補正や関連法案が成立する事を前提に対策を講じている対策もある。
今こそ政策でと言う与党の責任を貫くべき時である。

責任政党としてやり抜く覚悟

2009年01月19日 | Weblog
寒さが一段と厳しくなってきました。皆さん風邪に気を付けて下さい。
昨日は自民党大会が開かれた。自民党にとって逆風の中での党大会であり例年になく、緊張感のある大会だった。
麻生総理は不況克服に全力で当たる決意を表明し、いつになく力強く感じた。このような時だからこそリーダーシップを発揮して国民皆様を引っ張ってくれなくては困る。

参議院で民主党の抵抗があってもいいではないか!抵抗するならとことんしてもらえばいい!肝心なのは、2次補正、来年度予算で経済をどうする決意かを貫き通す事が大切である。予算の大切さは国民皆様も承知していると思う。もし悪戯に年度末まで予算や関連法案が成立しなければ中小零細企業のための税制改正も棚上げになり、地域経済を益々疲弊させる。

何よりも来年度予算が執行出来ず暫定予算になる。自治体も予算執行が出来ない。雇用対策も出来ない。このような事を今の時期に政治がやって良いのだろうか?無責任である。民主党は採決を世論を見ながらなどと言っているようだが、まさに政局だけである。政権を担うなら責任ある国会運営をすべきでないだろうか!

麻生総理、自民党は、退路を絶つ覚悟で堂々と国会運営にあたるべきである。民主党の古い国会運営に付き合っていてもなにも変わらない。責任政党として今やるべき事をやり抜くべきである。
民主党が審議拒否するならさせればいい、採決を意味もなく延ばすならそうさせればいい、マスコミも国民皆様も見ているのだから。
総選挙は必ずあるのだからその時粛々と審判を受けるしかない。それが政権政党の宿命であるのではないだろうか。麻生総理が思い切った官僚改革と国会議員の削減を断行する事が麻生総理の宿命であり国民皆様はそれを期待しているのだと思う。

パフォーマンスよりも審議を

2009年01月17日 | Weblog
どうやら参議院の2次補正審議が19日から行われるようだ。
この三日間は何だったのか?無意味に時間を費やしたに過ぎなかった。民主党も長期間の審議拒否は想定していなかったのか?
こんなことならパフォーマンスでプラカードを持ち込んだり、審議拒否をせずに堂々と参議院で審議をして欲しかった。年度末にかけて中小零細企業の資金繰りをしっかりと保証するためにも!

経済危機に対する危機感が一番欠如しているのはやはり国会であり政局だけで国会運営をしてきた民主党にも責任を感じてもらいたいものだ。
また国会対策委員長会談で合意した23日採決を小沢代表の一声で反古にする事なく願いたいものだ。


衆議院で二次補正が可決

2009年01月14日 | Weblog
二次補正が衆議院で可決した。
民主・社民党が本会議採決を棄権した。予算委員会やその他の委員会でも質疑だけして採決を棄権した事は残念である。

議会制民主主義において多数決で賛否を決するのは当然であり、話し合いも出来ない状態なら仕方がないと思う。いかにも民主党は自民党が話し合いに応じない様な主張をしているが、昨年からの国会運営を見ていてもとても信用出来ない。日銀人事も突然変わった事を忘れたのだろうか?挙げ句に衆参議長斡旋を簡単に反古にし
たことも!政局、解散の為なら何でもありである。
話し合いは信頼が第一条件である。小沢代表の大連立もそうであった。福田前総理も日本の為に小沢代表の提案にのったのであるが、辞意まで表明しておきながら後は知らんぷりでは筋が通らない。このような事を繰り返していては、政治の責任は果たせない。

二次補正案を12月に提出しなかったことを民主党は責め立ててきた。だとすれば、この経済危機に際してすみやかに結論を出すべきでないだろうか!反対なら堂々と本会議の場で態度を表明するべきである。このような事を繰り返す民主党をどうして信用できるだろうか?
参議院で結論も出さず審議拒否や悪戯に先延ばしをする事が今の経済にとって良い事なのか考えて欲しいものである。私は強行採決を良いとは思わない。出来れば与野党合意で速やかに予算案を通すべきであると考える。しかし予算案を政局に使うなら結論を得るためには仕方ないと思う。参議院で民主党が速やかに結論を出す事を期待する。

昨日の総務委員会採決で民主党の理事が参議院で同じ事をするとの声をあげていた。予算委員会でも訳もなくプラカードの様なものを持ち込む、本会議でも野次とは言えがたい野次をとばす民主党に本当にこの国を任せることができるだろうか?
マスコミのみなさんには国会での政党の行動の真実を伝えて欲しい。
最後に麻生総理にも国民皆様にもっと分かりやすく直接訴える努力が必要である。


国民の為の政治

2009年01月13日 | Weblog
昨夜 DVDで小説吉田学校を観た。ご承知の通り、終戦後外交官であった吉田 茂が総理として日本の独立の為に日米講和を結ぶ事に執念を燃やす姿につい見入ってしまった。
時の政治の確執や権力闘争の場面もあったが、政治家と官僚達が将来の日本の為に働いている姿がそこに描かれていた。

時代の流れの中で政治の在り方も変わらなければならない。しかしながら政治は国民の為のものであり、国家と国民の繁栄の為には変わる筈はない。

今の国会はすべてが党利党略選挙だけの政治になっている。国家と国民の繁栄の為に働く国会にしなければ・・・


相も変わらない通常国会

2009年01月13日 | Weblog
この国の政治とは、何処へ行ってしまったのだろうか?
通常国会が開会されても国会は昨年と変わらず党利党略で運営されている。百年に一度の経済危機と言われる中でも国会は危機感がないと言われても仕方ない。きっと政党の在り方が時代に付いていけてないのだろう!

渡辺元行革相が離党の決断をした。個人の信念により決断したことだから何も言うことはない。ただ離党の理由が曖昧だ。定額給付金撤回等を求めていたが拒否された事によるものだと報道されているが、本当なら残念である。今は、とにかく経済危機を乗り越えるために頑張って欲しかった。

今日の予算委員会で二次補正案を与党で採決した。
奇妙な事に民主党はこの採決を強行採決と・・・民主党の皆さんに聞いてみたい。参議院での民主党が行った強行採決は何だったのでしょうか?マスコミは与党だけを批判するが、民主党のこのような行動もしっかりと報道して欲しいものだ。
定額給付金についても民主党は反対するだけで対案が出てこない。だからこの経済危機を政治の責任で乗り越える期待を国民皆様に持ってもらえない。
麻生総理の支持率もなかなか上がらない。二次補正、本予算を早期に成立させて経済対策に取り組まなければならない。

現在の中小零細企業と公共投資

2009年01月09日 | Weblog
派遣切りの対策が重要問題になっている。
多様な働き方の名のもとに規制緩和を安易に行った事に問題があった。そもそも派遣元の責任が論じられないのはおかしいのではないか?登録だけさせて派遣先を紹介するだけの会社なら要らない。雇用条件までしっかりと責任を持たせるシステムにしないからこそ今回の様な解雇に繋がる。

派遣会社の在り方から変えなければ問題の解決にはならないと考える。
その上で何故こんなにも派遣で働く人たちが増えたのか考えなければならない。地域に雇用の場がないからではないか?仙台でも就職先がなく仕方なくアルバイトや派遣で暮らしている人たちとよく会う。
良いも悪いも以前は地元企業が地域の雇用に貢献してきたし、少なくとも東北地方の雇用を仙台が担ってきた。しかし、公共投資の削減により地域経済が崩壊し雇用の受け皿の中小零細企業がその役目を担えなくなり、就職の場が無くなった人たちは地域に戻る事さえ出来ない状態である。色々な働く形態があり、それを選ぶ事も尊重しなければならない。

国会で派遣法の改正もやらなければならない。しかし私はまず地域地元で就職出来るような地域経済にしなければ問題の解決にはならないと考える。だからこそ財政出動も必要であり公共投資の在り方を考え直さなければならない。