ハイゼットカーゴS331Vの防音対策です。
この車に限らずワンボックスカーは座席の下にエンジンがあるので、車内に響くエンジン音が大きいです。これはワンボックスカーの構造上、仕方のない部分。特に軽自動車はコストダウンの塊なので、200万近くする車であっても目に見えない防音材はかなり安く効果の薄い素材が使われている。その中でも自分の車のように安価な貨物車になると、コストダウンと乗用車との差別化のためにエンジンと室内を遮る防音材がほとんど使われていません。この辺は手をかければどうにでもなる部分なので、自分で防音対策をすることにしました。
防音の材料には適材適所があります。まず鉄板には直接制振材を貼り、鉄板が振動するのを抑える。そして、吸音材は制振材よりも室内側に使い、制振材を通り抜けてくる音や室内で反射する音を吸収する。ドアのサービスホールのように、場所によっては鉛などによる遮音が有効な場所もあります。制振、吸音、遮音それぞれを使い分けることによって、効果的な防音ができるというわけです。
エンジン周りの熱を持つ部分には
・ノイサス耐熱制振シート
・ゼトロ耐熱吸音シート
の耐熱性がある2種類を重ねて使用。耐熱性のある材料は高価ですが、エンジン周りが一番重要なので仕方がない。
熱を持たない部分は
・レジェトレックス制振シート
・シンサレート(吸音)
の2種類を重ねて使用。それなりの値段はしますが、耐熱性の材料に比べれば安価です。
場所によってはシンサレートの代わりに
・エプトシーラー防音シート
を使用していきます。エプトシーラー防音シートはシンサレートと違い、吸音だけでなく遮音も期待できるようなので、フロアの中でもエンジンに近く音が大きい部分はシンサレートではなくエプトシーラーを使っていきます。また、エプトシーラーはわずかな隙間を埋めて密着させる使い方もあり、吸音としてよりそういった使い方の方が一般的かもしれません。
制振シートはアルミニウムのシートとブチルゴムでできていて貼ったもの自体の振動を抑え、吸音シートは特殊な線維でできていて振動(音)を吸収します。
シートを貼る時にはパーツクリーナで脱脂してから貼ります。しっかりと接着させるために大切な工程。
純正のニードルフェルトです。ニードルフェルトは低コストで吸音できるので、こんな軽バンでもそこらじゅうに使われています。もちろん乗用車でも使われていますが、乗用車ではプラスチックの内張りがあるため、普通に使っていて見ることはないのです。ハイゼットカーゴを含む貨物車の場合、コストダウンのためプラスチックの内張りがなく、内側のシートをぺろっとめくるだけでニードルフェルトが現れます。
ニードルフェルトの長所は安いこと。それだけ。僕はほこりっぽくて性能も低いニードルフェルトがあまり好きではないので、剥がして代わりにシンサレートかエプトシーラーを使うことにします。
以下のリンク先に各部の防音対策を1つ1つアップしています。
エンジンルーム↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/51470250d6195932995fc1f46ef957f1
フロア↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/18299fdbc1378005e069c65c26cceb07
トランクルーム↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/8bbca025f85f90fe164dcdad95fbd085
ルーフ↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/04b4585829bd38c57f741bde2c8429d2
ちなみに、防音対策をしたら音がだいぶ抑えられました。特にエンジンを高回転まで回した時に出てくる高音成分が減った。しょせん軽の貨物車なので普通乗用車並みとはいきませんが、ワンボックスでない乗用の軽自動車くらいにはなったと思います。
この車に限らずワンボックスカーは座席の下にエンジンがあるので、車内に響くエンジン音が大きいです。これはワンボックスカーの構造上、仕方のない部分。特に軽自動車はコストダウンの塊なので、200万近くする車であっても目に見えない防音材はかなり安く効果の薄い素材が使われている。その中でも自分の車のように安価な貨物車になると、コストダウンと乗用車との差別化のためにエンジンと室内を遮る防音材がほとんど使われていません。この辺は手をかければどうにでもなる部分なので、自分で防音対策をすることにしました。
防音の材料には適材適所があります。まず鉄板には直接制振材を貼り、鉄板が振動するのを抑える。そして、吸音材は制振材よりも室内側に使い、制振材を通り抜けてくる音や室内で反射する音を吸収する。ドアのサービスホールのように、場所によっては鉛などによる遮音が有効な場所もあります。制振、吸音、遮音それぞれを使い分けることによって、効果的な防音ができるというわけです。
エンジン周りの熱を持つ部分には
・ノイサス耐熱制振シート
・ゼトロ耐熱吸音シート
の耐熱性がある2種類を重ねて使用。耐熱性のある材料は高価ですが、エンジン周りが一番重要なので仕方がない。
熱を持たない部分は
・レジェトレックス制振シート
・シンサレート(吸音)
の2種類を重ねて使用。それなりの値段はしますが、耐熱性の材料に比べれば安価です。
場所によってはシンサレートの代わりに
・エプトシーラー防音シート
を使用していきます。エプトシーラー防音シートはシンサレートと違い、吸音だけでなく遮音も期待できるようなので、フロアの中でもエンジンに近く音が大きい部分はシンサレートではなくエプトシーラーを使っていきます。また、エプトシーラーはわずかな隙間を埋めて密着させる使い方もあり、吸音としてよりそういった使い方の方が一般的かもしれません。
制振シートはアルミニウムのシートとブチルゴムでできていて貼ったもの自体の振動を抑え、吸音シートは特殊な線維でできていて振動(音)を吸収します。
シートを貼る時にはパーツクリーナで脱脂してから貼ります。しっかりと接着させるために大切な工程。
純正のニードルフェルトです。ニードルフェルトは低コストで吸音できるので、こんな軽バンでもそこらじゅうに使われています。もちろん乗用車でも使われていますが、乗用車ではプラスチックの内張りがあるため、普通に使っていて見ることはないのです。ハイゼットカーゴを含む貨物車の場合、コストダウンのためプラスチックの内張りがなく、内側のシートをぺろっとめくるだけでニードルフェルトが現れます。
ニードルフェルトの長所は安いこと。それだけ。僕はほこりっぽくて性能も低いニードルフェルトがあまり好きではないので、剥がして代わりにシンサレートかエプトシーラーを使うことにします。
以下のリンク先に各部の防音対策を1つ1つアップしています。
エンジンルーム↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/51470250d6195932995fc1f46ef957f1
フロア↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/18299fdbc1378005e069c65c26cceb07
トランクルーム↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/8bbca025f85f90fe164dcdad95fbd085
ルーフ↓
http://blog.goo.ne.jp/diving-snowman/e/04b4585829bd38c57f741bde2c8429d2
ちなみに、防音対策をしたら音がだいぶ抑えられました。特にエンジンを高回転まで回した時に出てくる高音成分が減った。しょせん軽の貨物車なので普通乗用車並みとはいきませんが、ワンボックスでない乗用の軽自動車くらいにはなったと思います。
うるさいし、これからの時期は熱いので
地道に作業していきます^_^