おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

ALL NEW MAZDA SHOW @コンベンションセンター

2017-01-07 23:27:43 | 
あけましておめでとうございます。

まだ潜り初めもしていないのに、1月7日・8日と開催されているマツダのイベントへ行ってきました。

施設内にはたくさんの展示車。触ったり乗ったりも自由。試乗車もたくさんあって、車を替えながら5回試乗した。すぐに買う気がないいわゆる冷やかし客なので、普通のディーラーには行きにくい。もちろんディーラーに行って試乗しても良いのだけれど、買わないと決まっているのに試乗に行くのは何か悪い気がする。しかも何車種もっていうのはさすがに気が引ける。こういうイベントでは気兼ねなくたくさんの車に試乗できるので前々から参加したいイベントでした。


イメージカラーの赤の展示車がほとんど。当然全車種揃っています。


今回の目玉はこの新型CX-5。まだ量産はされていなくて目の前で見られる貴重なチャンスなので、興味がある人はたくさん見ていました。

自分にとってはCX-5は興味の範囲外なのでチラ見したくらいでスルー。
CX-5はデカイ車です。SUV風のデザインの車。でも本当のSUVと違って車高が高くないので、悪路をガンガン進むような車ではない。あくまでもデザイン重視でSUV「風」の車。この類の車が最近の流行のようです。
自分の用途と合わないし、マツダのSKYACTIV車の中で唯一MT設定がないのはCX-5。MT好きの自分としてはこの時点で却下。というわけで、今回の一番の目玉にはあまり興味がありませんでした。


マツダといえばロータリーエンジン。ロータリーエンジン搭載車を復活させるために現在も研究中です。自分は普通のレシプロエンジンの車にしか乗るつもりはないけれど、こういう挑戦心がある企業は好感が持てます。マツダが売り出しているクリーンディーゼルエンジンには2.2Lと1.5Lの2種類があります。


まずは2.2Lエンジン用の2ステージターボ。


1.5Lエンジン用のシングルターボ(可変ジオメタリーターボ)。コチラは後発だけれど、単なる2.2Lエンジン用の縮小版ではない。


マツダ車のオーディオでオプション設定がされているBOZEのブース。音楽をほとんど聞かない自分にとってはどうでも良さそうなブースですが、内容はかなり面白かった。

試乗したのは以下の5つ。

1.デミオディーゼル(1.5L)
買うならコレと思っている車。コイツを基準として他の車と比べました。デミオのディーゼルはコンパクトカーの中で1つ飛び抜けていると思う。トルクがとても強く、運転席の居心地もとても良く、運転していて楽しい。コーナリング性能も良いです。


1つ心配だった後席スペース。運転席は自分のドライビングポジションにした時に、後部座席のスペースがどのくらいあるか。僕は身長が高めで運転席を後ろに下げるので、ただでさえ狭いと噂のデミオの後部スペースがさらに狭くなる。やはりちょっと狭めですね。大人だったらかなり窮屈。子供なら大丈夫かな。
運転する前席は快適だし、後席に乗るのはどうせうちの子どもたち。子供のくせに贅沢言うんじゃない!ってことで後部座席は許容範囲と判断しました。

2.デミオガソリン(1.3L)
ガソリン車も乗っていみました。ディーゼルのトルクには負けるけれど、力不足を感じることはない。良い車だと思いました。コストを考えれば間違いなくガソリン車です。燃費の安さで元を取ろうなんて考えでクリーンディーゼルを選ぶのはやめたほうがいい。クリーンディーゼルは確かに燃費は安いけれど、そもそも車体本体が30万ほど高くなるし、オイルメンテナンスもシビアで高価なクリーンディーゼル用オイルをガソリン車よりも頻繁に交換する必要がある。長距離走行してそろそろ元が取れるんじゃないかって思ったくらいでインジェクターの交換(かなり高価)が必要になってきたりします。ちなみに、クリーンディーゼルの他にも、ハイブリット車も燃費の安さで元をとろうとするのであれば選ばない方が良い。車体本体が高くて元をとるには相当の走行距離が必要。そして、そのくらいの走行距離になるとバッテリーの寿命を迎えて、10万円オーバーの追加出費が必要になります。

ディーゼルもハイブリットも、燃費が安いからといった理由で選ぶのであればやめた方がよい。普通のガソリン車を買ったほうが結果的に安上がりになる。

ディーゼルやハイブリットは、価格以外のメリットを感じる人が買うべきだと思う。自分は内地の田舎に引っ越すことになったら長距離運転がメインになるので、長距離を低回転で力強く走ることを得意とするディーゼルエンジンには魅力を感じています。都会に住んでいてストップアンドゴーが頻繁にある環境であればハイブリットは良い選択肢ですね。

3.CX-3ディーゼル(1.5L)
デミオをSUVっぽいデザインにして、内装や外装に高級感をもたせたもの。車高が高いので車内は広く感じるが、フレームはデミオと共通なので後席のスペースはデミオと同じ。運転する時の目線が高い。デザイン重視で買う方が多いのかなと思っています。MTでなおかつ4WDを選べるのはCX-3とアテンザだけなので、そういった理由だけで一応選択肢に入れています。

4.アクセラスポーツ(ハッチバック)ガソリン(1.5L)
マツダの車で一番バランスがとれているのはアクセラですね。後席のスペースもしっかりあって、後席に大人がゆったり座れます。ホイールベースも長くサスペンションも違うので、デミオより乗り心地が良い。普通に良い車だと思います。

ただ、自分が求めているのは「ちょうど良い」車。大きすぎると車両重量も重くなるし、コストもかかってくる。主に通勤用(たぶん往復100kmくらい)として自分1人がのり、時に妻と2人で長距離運転でダイビングに行き、たまに後部座席に子供を乗せる車として考えると、デミオくらいがちょうど良い気がする。
ちなみに僕がアクセラを買うとしたらディーゼルではなくてガソリンです。理由はアクセラの1.5LディーゼルにMT設定がないから。MT好きの自分としてはMTは外せない。

5.アテンザワゴンディーゼル(2.2L)
マツダのフラッグシップ、アテンザに冷やかしで乗ってきました。
さすがはアテンザ。そして2.2Lディーゼル。内装の高級感が違うし、エンジン音も静かで上品。車内の居心地も最高。大きすぎて自分1人で乗るにはもったいない気がするが、ランクが高い車って大きな余裕によって車内の静粛性と快適性を提供しているので、自然とこうなってくるのでしょうね。自分のような「もったいない」と思ってしまう人には向かない車です。
でも、MTで4WDという自分の中で理想の組み合わせが設定されているのが大きな魅力。将来雪国で暮らす可能性が高いので、できたら4WDが良いのです。で、MTは外せない。笑

ただ、この車をマイカーにすると贅沢な後部座席にうちの子供が乗ることになり、贅沢慣れして生意気なクソガキになりそうなのでこれは問題です。

持論として、子供に贅沢させることは有害無益だと思っています。いろいろな経験をさせて、そのためにお金がかかるのはまた別の話。成長や経験のためのお金であれば他を切り詰めてでも用意する。

でも、子供に高級な服を買い与えたり、高級ディナーに連れて行ったり、高級車に乗せたりして、子供に贅沢の味を覚えさせてしまうことは教育上よろしくないと思っております。そういった理由でアテンザはちょっと高級すぎる。そもそもそんな贅沢ができるほどお金を持っているわけではないのですが。。笑

今日1日でいろいろと試乗できて楽しかったー!
そして、様々なパーツについて、壊れたらどのくらいの部品代や修理費用がかかるかを聞きまくりました。どれも「その時によるので・・・」とのことで答えにくい質問ではあるのだけれど、1つの車に長く乗る予定の自分としては大切な情報。

1.5Lのクリーンディーゼルエンジンは60万くらい、ガソリンエンジンは40万くらいとのこと。本当にそのくらいで済むか?もっとするのでは?と自分は思っているが。少なくともエンジンを下ろす工賃は別でしょうね。
ターボは20万前後。DPFは消耗品ではないが、もし壊れたら10万円台。ディーゼルのインジェクターは4本で20万円くらい。ディーゼルは1つ1つの部品が高価なのがネックです。安価なリビルト品もあまり出回っていないし。。一般的にディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べて耐久性があると言われますが、クリーンディーゼルに関してはそうとは言い切れないところがあるのです。高回転まで回せるようにとか燃費対策とかでシリンダーブロックやピストンの軽量化をしているので、ディーゼルだからといって耐久性があるとはいえない。まだクリーンディーゼルが出てきてから年数が浅く、今度このエンジンの長期耐久性がどうなのかがだんだんと分かってくると思います。クリーンディーゼルエンジンを買うとなるとその辺のリスクも理解した上で買うことになる。自分としては、出費はガソリンに比べて大きくなりそうではあるけれど、このクリーンディーゼルはとても興味深いし運転していても楽しいので、ディーゼルを選ぼうと思っています。

自分はちょっと壊れたからといって車を買い換えるよりもしっかり修理して乗り続けたいので、この辺の情報は気になるのです。たとえ高額修理になっても、新しい車を買うよりはずっと安い。仮にエンジンがやられてもリビルトエンジンを載せれば良いのです。ボディさえしっかりしていれば他の部品はいくらでも替えがきく。
車屋さんは数年で他の車に乗り換えることをさりげなく勧めてくる(下取り価格が・・とか、高額修理になるので修理をせず新しい車を買ったほうが・・)のですが、きちんとメンテをしながら長く同じ車に乗ることが一番コストがかからないし、新たなエコカーに乗り換えるよりもよっぽどエコだと思っています。
車屋さんは新車を売ってなんぼなのでどんどん買い替えてほしいのですけれどね。

今は主流となっているLEDヘッドライトは10万円前後。このLEDヘッドライト、明るくて長寿命なのは良いのだけれど、どこかが壊れたら部品のみを交換することができなく、ヘッドライトASSYでまとめて交換しないといけません。ライトの不具合10万円。LEDが大丈夫でも内部の配線の故障があっても10万円。長いこと乗ってヘッドライトのプラスチック部分がくすんで透明感がなくなり、その部分だけ替えようと思ってもそれはできずまとめて交換10万円。いくらLEDの寿命が長いといってもこれじゃあね。。

自分は今のハロゲンランプで十分です。ランプ切れたら交換すれば良いし、仮にレンズ部分が割れたらそこだけ交換すれば良いし。ASSY(部品一式まとめて)でしか交換できないものはあまり好きではありません。

あと、バッテリーが5万円ほど。アイドリングストップで燃費がちょっと良くなっても、バッテリーが高いのでは話にならない。まあバッテリーについては他社の互換バッテリーがもっと安くで手に入るので他の部品に比べればマシですが。

カタログ上は素晴らしい値で一見お得のように見えるけれど、初期の価格やランニングコストや万が一の交換費用を考えるとむしろ高くつくじゃん!っていうものがたくさんあるのが車の世界。僕はシンプルな車が好みです。我が家のハイゼットカーゴはそういった意味では最高の車。

我が家の2台目の車の第1候補は変わらずデミオディーゼル(6MT 2WD)。第2候補はアクセラスポーツのガソリン(6MT 2WD)。本当は4WDが良いのだけれど、この2つの車にはMTかつ4WDの設定がないので仕方がない。あ、買うのは5年ほど後の予定なので、その時にはすでにどちらもフルモデルチェンジされているでしょうね。


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