おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

南大東島へ家族旅行

2019-08-12 23:22:05 | 沖縄観光・食べ歩き
南大東島へ子連れで行ってきました。2か月くらい前に。

南大東も北大東も、なかなか行かない離島ですね。遠い。航空券が高い。それでいて行っても何もない。

沖縄のあらゆる離島に行った人が、離島コンプリートするために最後に行く島といったところでしょうか。

慶良間などの船ですぐ行ける離島に行って、八重山(石垣)に行って、宮古に行って、奄美(鹿児島ですが)に行って、それぞれの周辺離島も行って、離島コンプリートするために最後に行く島。それが大東島。

あえて行く島ではありません。
「もう他の離島は制覇した」
「全く観光地っぽくない離島が良い」
といった上級者向けの離島だと思います。

そんな南大東島に、私は仕事で年に数回行っています。仕事のついでに妻と子供を連れていって、週末まで延泊してきました。


飛行機はRACのプロペラ機のみ。


タラップとは高さが合わないので当然こうやって搭乗します。


着きました。南大東空港。


普段一人で仕事しに行くときは、定番のビジネスホテル「よしざと」に宿泊しますが、今回は家族連れ。何人も宿泊できる「コテージKIRAKU」へ。


大きいベッドがあって、周囲は荷物がようやく置けるくらいのスペース。風呂トイレ別で建物内にあります。


ロフト付き。今回は使わなかったけれど大人1人ここで寝ることができる。


室内で食事しようとすると狭い地べたでこのように食べることになる。外にもテーブルやベンチがあるのですが、蚊がとにかく多いので、浴びるように虫よけスプレーをかけてもどこか刺されるのです。大人は気にしないとして、チビどもは「痒くても掻かない」ということを知らないので虫刺されごときで面倒なことになる。

朝食は仕方なく室内の地べたで食べ、昼食と夕食はいろいろな食堂で食べました。


出張で行った時にも必ず食べる、富士食堂の「大東そば・すしセット」。大東そばはコシのある太いちぢれ麺で、大東寿司はサワラを醤油ベースのタレで漬けにして握ったもの。両方ともとても美味い。


チビどもも大東そばをむしゃむしゃ食べていました。


夜は飲み屋ばっかり。いちごいちえという居酒屋の「ヒラミ貝パスタ」。正式名称ヨメガカサという、岩にへばりついている貝。やや磯臭さがありますが、酒が進む味です。


名物ナワキリのバター焼き。油がのっていておいしい。


正式名称クロシビカマス。深海魚です。

他の深海魚でインガンダルマという珍味もあり、いつか試してみたいと思っています。人体で吸収できない油でこってりしていて、食べ過ぎると下痢が止まらなくなる魚。健康には間違いなく良くない魚で、食品衛生法により販売が禁止されている。居酒屋の裏メニューですね。今回はあまり冒険できない旅だったのでやめておきました。


平日日中は僕は仕事をしていたので、妻とチビ2人は保健センターで遊ばせてもらった。涼しいし広いし遊具もいろいろあるし、快適に過ごせました。


自分の仕事中も観光していてもらって良いのだけれど、言うことを聞かないチビが2人いるとなかなか観光もできない。


普段は金曜に帰るのですが、延泊して土日は観光。レンタカーでドライブしました。特になにもありません。


さとうきび畑が広がる島。


星野洞という鍾乳洞。


チビどもを抱えながら階段を上り下り。チビを連れていける場所はこれが限界。「地底湖」という洞窟探検の先にある湖にもいずれ行きたいですね。


ダイナマイトで爆破されて作られた人工のプール。中身はどうぜん自然に入ってくる海水です。岩で囲まれた南大東島には砂浜などはなく、子供が海に遊びに出られる場所はこのプールのみです。東と西に一つずつあります。


昔使われていたシュガートレイン。ちなみに南大東島は八丈島から移住した人が開拓した島で、琉球王朝に支配されることもなく、沖縄本島とは文化が違います。今は沖縄から労働でやってきた方が住み着くこともあり、八丈島と沖縄のチャンプルー文化になっているようです。


大東島名物、かえるせんべい。車に轢かれたヒキガエルです。大きいヒキガエルの死骸がそこら中にある。この島のヒキガエルは、天敵のヘビがいないため大量発生ししかも1匹がとても大きい。特に雨の日の夜に道路に大量のヒキガエルがいて、車に轢かれるわけです。車を運転する側にとって、カエルは大量にいすぎて避けることはできないけれど、コーナーで踏んづけるとスリップの原因となるので運転に注意が必要とのこと。

2歳以下は飛行機代がかからないこともありこのタイミングで南大東島旅行を決行しました。南大東島は早期購入割引がないので航空券が割高なのです。

しかし、子連れにはレベルが高すぎた。何もないからいろいろと大変だし、子供にとっては分かりやすい観光名所もない。そもそも観光地化されていないので、離島を遊び尽くした大人向けですね。

島にはダイビングショップも1件だけあるので、一度は潜ってみたいです。初心者お断りのダイビングショップのようなので、ブランク明けに仕事のついでに潜ってみようかな。