昨日は氷雨。
すっかり春らしくなったと思っていたら、突然の様に「冬」が顔を出した。
昨日は仕事で、札幌駅で人と会ったのだけど、雨は冷たいし、風はぴゅーぴゅー吹いて、傘をさしている人々を見ると、傘が折れていた程の強風で、ほんと、出かけるのが億劫だった。
暖吉(電気ペチカ)はもう必要ないかと思っていたのに、予報を見て、金曜の夜から再び蓄熱していたので、家の中は暖かい。
そうね、蓄熱式って言うのは、天気予報を見て、冷え込みに備えないとならないのが、欠点だね。
やり損なうと、家の中に居るのに、とっても寒くて惨めな気持ちに成ってしまうから!!
そう言う時は、即、暖かくなる暖房機も要るよね、ただ、石油ポータブルストーブは、石油の値段が上がり過ぎたので、もはや実用的ではないし、どうしたら良いのかな?!
「惨めな寒さ」と記憶が連動するのは、ウィーンでみた浮浪者。
あの国は、スウェーデンの様な社会保障が無いので、町には乞食が溢れている。
雪が降ってとっても寒いのに、ぼろぼろの服と靴で、髪の毛も髭もぼさぼさで伸び放題。
でも、オーストリア人にしては珍しく、「綺麗系」の顔立ちの20代後半くらいの男性が、ひもじそうに
パン屋の前で立ち止まって、お店の美味しそうなパンをじっと見ていた様子。
でも、押し入ったりしなかった、あの人は・・・・・・・・
帰国してからウィーンの社会問題が放送されて、取材されていたのは若干11歳の金髪の浮浪児。
親も無く、国も保護してくれないので、まだ子供だって言うのに、マイナス20度くらいまでは下がるウィーンで
住む家もないので、電車の倉庫に収まっている電車にこっそり潜り込んで、何とか凍えない様にして生きている様子だった。
もとは、ヨーロッパ全体を支配さえしたオーストリアが、こんなに社会保障もしないお粗末な国に成り下がっているのは、驚くべき事実だ。
さすがにヨーロッパは「マッチ売りの少女」の発祥の地だけの事はある、と納得したのだった。
どうして「国」って言うものは、こんなにひどいのだろうか?!
日本がまだマシなのは、
「国民を幸せにするのが天皇の仕事」と決まっているから、ヨーロッパとは根本的に考え方が違うからだろう。
アメリカの富裕層の70%以上が、貧困層の為に施しはしたくない!!ときっぱり言っているのを見ても分かるけど、
日本人は、大した金持ちじゃなくても、自分にちょっと余裕が出来たら、社会貢献したがる性質を持って生まれている、世界一の「お人良し民族」で、自分さえ良ければ他人はどうでも良い、と言う考え方をしない傾向が強い。
世界中の人が、他人の事をもっと思いやれる様になったら、この地球も、天国になるんだけどね。。
そこまで人類は、果たして進化出来るのだろうか?! 大きな疑問だね。
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