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富士通からゼロスピンドルノートパソコン登場

2006年10月16日 23時08分06秒 | パソコン・周辺機器
皆さんこんばんは。

現在、パソコンのデータ記録装置としては磁性
体が塗布された円盤にデータを記録する方式
HDD(ハードディスクドライブ)が主流と
なっていますが、新たな方式としてデジタル
カメラのメモリカードにも使われている
フラッシュメモリをHDDの代わりに搭載した
超小型パソコン「VAIO type U VGN-UX90PS」
登場したことをこのブログにてお伝えしまし
が、日経パソコンオンラインによると富士通
から企業向けノートパソコンFMV-LIFEBOOKシリ
ーズにてHDDの代わりにフラッシュメモリを
搭載したいわゆる「ゼロスピンドル」(モーター
などの回転駆動部分が無い)モデルを企業向け
Webサイト
内にて販売を行う事を発表しました。


フラッシュメモリ搭載ノートパソコンとして
FMV-B8230」「FMV-Q8230」の2モデルが
選択可能となっていて、容量は16GBと
32GBの2種類から選択する方式となって
おり、個人でも購入可能だそうです。
(ただし、個人向けのサポートは行って
いないそうです。)


HDDの代わりにフラッシュメモリを搭載した
場合のメリット・デメリットは下記の通りです。


・メリット

1,軽量化
2.5インチHDDと比較して75グラム
1.8インチHDDと比較して15グラム
軽くなります。


2,Windowsの起動時間の短縮
windowsXPの電源ONから起動完了までの
時間が33秒から18秒に短縮



3,バッテリー駆動時間長時間化
バッテリー駆動時間を20~30分延長可能



・デメリット

1,価格が高価
16GBが+84000円
32GBが+168000円
カスタマイズ時にそれぞれ加算されます。



2,製品寿命に関する情報が少ない
ウィキペディアによるとHDDの寿命として
一概には言えないものの、毎日8時間稼働
させた場合は5年程度という目安が出ている

のに対し、フラッシュメモリの場合は
数万回から数百万回と「書き換え回数」を
表記するに留まっており
、日経パソコン
オンラインの記事でも「メリット」は詳細に
書かれていますが、頻繁にデータの書き込み
を行うwindowsを動作させる事を考えると
製品寿命についてあまり言及されていない
点には不安が残ります。


いよいよ本格的なノートパソコンの大容量
記録装置としてフラッシュメモリが使われ
だしましたが、個人的には価格がもっと
低下すると同時に、製品寿命などのデメリ
ットに関する情報なども積極的に公開して
欲しいと思います。


関連リンク
【動画付き】富士通、国内初の本格的なフラッシュ搭載ノート(日経パソコンオンライン)
※音声付きの動画が自動再生されます。

ストレージの基礎用語: 磁気ディスク装置(ハードディスク)とは [SCSI-HDD, IDE-HDD](富士通)

VAIO type U「0スピンドル」モデル正式発表(でじたるな部屋)

VAIO | type U <ゼロスピンドル>モデルスペック(ソニー)

FMVシリーズパソコン 製品情報(ビジネスユーザー向け)(富士通)

FMWORLD(法人):FMV > FMV-B8230 製品詳細(富士通)

FMWORLD(法人):FMV > FMV-Q8230 製品詳細(富士通)

ハードディスクドライブ 製品寿命(ウィキペディア)

フラッシュメモリ(ウィキペディア)





でじたるな過去の部屋

2005年10月16日の記事

32型で99800円の液晶テレビ登場

大手家電メーカー製の液晶テレビも価格低下が
進行しているようです。