日立製作所が携帯電話用燃料電池を稼動展示

ITmediaによると、１月１９日より東京ビックサイトにて
開催されている「第一回国際燃料電池展」の日立製作所
ブース内でＡＵの携帯電話用燃料電池が実際に稼動して
いる状態で展示されている模様です。

この燃料電池は以前お伝えしたとおり１００円ライター
メーカーの東海と共同開発を行い、燃料のメタノールが
入ったカートリッジを簡単に交換出来る方式を採用しており
発電の際に発生する水は４０℃位の水蒸気として排出する
仕組みになっていて、今年の２月にはＡＵへサンプル出荷
され来年度には本格的な開発に進む模様です。

しかし、一番残念なのは開発されるものが完全な燃料電池
ではなく、従来のリチウムイオンバッテリーと併用すると
いう点です。これでは最近コンビニで売られている
乾電池で充電可能な充電アダプタとあまり変わらないような
気がします。

それにバッテリーの形状や燃料のメタノールの濃度などの
規格が統一されずに発売すると需要の少ないものは手に入り
にくくなる等の問題も発生すると思います。

ようやく携帯電話の充電問題が解決すると思ったのですが
道のりはまだ遠いようです。


関連リンク
日立、携帯向け燃料電池を稼働デモ（ITmedia）

ケータイに燃料電池搭載へ（でじたるな部屋）

「第一回国際燃料電池展」