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でじたるな部屋(更新終了)

当ブログは2009年4月25日をもちまして終了しました。
ご愛読ありがとうございました。

「イオカード」2005年3月末で販売終了へ

2004年12月11日 07時35分16秒 | TD-CDMA・電子マネー
JR東日本は12月9日、磁気式の運賃前払いカード
「イオカード」の販売を2005年3月31日で
終了し、非接触型ICカード形式である
「suicaイオカード」へ切替えると発表しました。

具体的なスケジュールは下記の通りです。


2005年3月31日
イオカード(磁気式)販売終了

2005年4月1日から2006年1月頃(予定)まで
イオカード(磁気式)の新規購入はできませんが
自動改札機・乗り越し清算機・自動券売機での
使用は可能です。

2006年1月頃(予定)以降
自動改札機・乗り越し清算機・自動券売機での使用が
出来なくなるので、無手数料で窓口で払い戻しを受ける
形になります。


以前のこのBLOGでお伝えしたように関東地方の
鉄道やバスは2006年からsuicaが使用可能になる
ため、suicaに1本化することになったようです。

大手鉄道会社であるJR東日本がこのような方針を
打ち出したことで他の鉄道会社やバス会社も早めに
非接触型ICカードへの転換を進めていくものと
考えられます。


関連リンク
イオカード(磁気式)の発売終了について※PDFファイルです。(JR東日本)

suicaってなに?(JR東日本)

電子マネー夜明け前(でじたるな部屋)

「Suica」と「Edy」は競合するのか

2004年08月22日 07時00分00秒 | TD-CDMA・電子マネー
IT mediaにSuicaとEdyの競合についての記事が掲載されています。

IT media:電子マネー戦争「SuicaとEdyは競合する」~JR東


私もSuicaとEdyは競合すると思います。
同じ「FeliCa」方式を使用しているとはいえ、この2つは別物なのです。

しかも「suica」が来年以降、ファミリーマートで使用可能
なることが決まっていますので、より今後より対決姿勢が
鮮明になってくるものと思われます。

電子マネーとして考えた場合、Suicaは定期券としても使用出来て
電子マネーとしての再発行時の残高が復活するというメリットが
あります。

ただし、手数料として1500円かかりますし、再発行するまでに
使われてしまったお金は戻ってきませんが、その点を考えると
多少Suicaの方が有利だと考えられます。

ちなみに「Edy」の場合は諦めるしかありません

しかし、両方とも勝手に使われたデータが保証されない点は
同じなので何とかして欲しいのですが、今のところ改善の動きは
無いようです。

記事中に私が以前「電子マネー夜明け前」で書いた
「大手コンビニが採用するかがカギとなる」という文章がIT mediaの
記事中に掲載されていて、それをJR東日本鉄道事業本部 Suica部
山田肇次長に尋ねたところ、「採用してもらえれば、それは我々と
してもとてもありがたい。しかし、その交渉については申し上げられ
ない」と交渉中である事を匂わせる発言をしています。

今後、同じ規格から生まれたSuicaとEdyのどちらが
日本の電子マネーの標準規格となるのか
それとも新たな規格が誕生するのかが注目されます。


TD-CDMAのカバーエリアについて

2004年08月08日 06時05分00秒 | TD-CDMA・電子マネー
今回はこの「でじたるな部屋」でも何度か取り上げている
高速で安価な定額データ通信サービスが行われる可能性
が高い「TD-CDMA」のついてのお話です。

このサービスを実施するにあたって「安価な定額制」と
いう要素の他に、同じくらい重要な要素として「通信可能
なエリアの大きさ」という要素があります。

過去にPHSが通信可能エリアが不十分な状態でサービス
を開始した結果、携帯電話と比較しても遜色が無い通話
エリアを確保している現在でも「繋がらない通信サービス」
のレッテルを貼られ、携帯電話に大きく水を開けれられ
ている状況を考えるともっとも重要な要素といっても過言
ではないと思います。

そんな中、IT mediaの記事によりますとTD-CDMAサービス
を開始する予定のソフトバンクが現在、実験用に開発して
いる端末が「屋外ではTD-CDMA屋内では無線LAN」を利用
するもので、現時点で全国で1万3000カ所の基地局用地を
確保したと発表した模様です。

この数は現時点でのFOMAの基地局(1万2700カ所)とほぼ
同じ規模となっています。

基地局の数のほかに1つの基地局でどのくらいの距離が
カバー出来るかという点が問題となりますが、TD-CDMAの
場合、1台の基地局で理論上約48km、実際は約7km
の範囲をカバーすることが可能で、これは携帯電話の基地
局並みの実力を持っている事になります。

実際にソフトバンクは「用地」を確保しただけなので
そこに基地局を建設する資金をどうするのかという問題も
ありますが、ソフトバンクはYahoo!BBのように先行投資に
莫大な資金を投入した前例がありますので、思い切った
手を打ってくる可能性は十分にあるものと思われます。

今後ともでじたるな部屋では高速通信サービスをで定額
料金にて行い、現在の携帯電話全盛時代に革命をもたらす
可能性がある「TD-CDMA」サービスに今後も注目して
いきたいと思います。

関連リンク
TD-CDMAのカバーエリアは携帯に迫れるか?(IT media)

TD-CDMAについて(前編)(でじたるな部屋)

TD-CDMAについて(中編)(でじたるな部屋)

TD-CDMAについて(後編)(でじたるな部屋)


ドコモ おサイフケータイ初期投資費用を負担へ

2004年08月03日 07時01分16秒 | TD-CDMA・電子マネー
NTTドコモはおサイフケータイの普及のため、導入予定の
企業に対してサービス導入時の初期投資額を負担する
「FeliCaサービス導入に関する資金提供契約」を開始し
第一号としてレンタル店「ゲオショップ」が契約を結び
全店約600店舗に対応リーダー/ライターの設置を開始する
模様です。

おサイフケータイの普及にはいわゆる「ニワトリが先が
卵が先か」つまり「おサイフケータイの普及が先かそれ
とも使える場所の増加が先か」という事が問題となって
くるのですが、この問題の解決のためにドコモが身銭を
切って乗り出した模様です。

しかし、このような事よりももっと普及のために行なわ
なければならない重要なことがあると思うのですが。


FeliCa携帯とポスターが合体

2004年07月28日 06時12分57秒 | TD-CDMA・電子マネー
Itmediaの記事によると 東京ビッグサイトで開催中の
「ワイヤレス ジャパン 2004」にてケイ・ラボラトリーが
おさいふケータイ(FeliCa携帯)とポスターを連動させた
サービスを展示しているそうです。

仕組みは単純でポスターの一部にFeliCa携帯用の
読み取り/書き込みが出来る装置を内蔵していて
ポスターに明示してある読み取り位置に専用の
アプリケーションを起動しているFeliCa携帯
をかざすと色々な情報を入手出来るそうです。

具体的にはクーポン券やiアプリと連動したサービス
や連絡先等の情報配信が可能になる模様です。

最後にこのサービスの名称なのですが

「Feilポ」だそうです。

なんと言いましょうか・・私もネーミングセンスが
あるわけではないですが、すごい名前ですね(^^;

・・・・もうFlieポ orz (自爆

関連リンク
FeliCaでポスター、その名は「Feliポ」(Itmedia)
プレスリリース(株式会社ケイ・ラボラトリー)


「おサイフケータイ」の問題点

2004年07月14日 07時00分04秒 | TD-CDMA・電子マネー
今まで何回かこのBLOGでフェリカ方式の電子マネー
を取り上げてきましたが、その全てが私の考えで
ある「普及する」という方向性で書いてきました。

しかし、前回の記事に関してコメントのやりとりを
しているうちに、自分の考えや記事の内容に
「おサイフケータイの問題点」と言う視点が全く
抜け落ちていることに気が付きました。

今回は「おサイフケータイ」の問題点について書いて
みたいと思います。

ドコモWebページにある「おサイフケータイQ&A」に
よるとフェリカケータイの中に入っている
データについて「消失・変化等ににより生じた
損害についてドコモは責任を負いかねます。」
と書いてあります。

上記の文言をそのまま解釈すると、万が一
携帯電話本体のプログラム不具合が原因で
携帯電話にチャージされているお金が消えて
しまっても一切保証されないということに
なります。

フェリカを管理するフェリカネットワークス
Webページも調べましたが私が探した範囲では
データ補償について何も書いてありませんでした。

さらにバックアップに関してもドコモの
ドコモWebページに「ICカード内に入っていたデータ
の再発行などの対応についてはサービスごと
に異なりますので、各 iモード FeliCa 対応
サービス提供者にお問い合わせください。」
と書いてあります。

つまり万一無くしてしまったら、入っている
サービス事業者全てに自分で連絡する上に
チャージされていた金額は全て失ってしまう
ことになります。これでは電子マネーとして
まともに使うことが出来ないのではないで
しょうか?

ちなみ機種変更を行うときも直接データを
移せないのでユーザー側で個々にデータを
移動させなければならないそうです。

しかも全てのサービスが移動可能だとは
限らないそうです。

おサイフケータイとして使われている
「フェリカ」チップはフェリカネットワークス
でデバイス・OSの開発・製造・販売に関する
ライセンス事業を行っているのですから、万一
の事態に備えて統一したバックアップ・機種
変更時のデータ移動や補償サービスを行うべき
なのではないでしょうか。

このBLOGをフェリカネットワークスの関係者
の方が見ているかどうかはわかりませんが
電子マネーは「匿名性の確保」が前提と
されているので補償を行うとなると大変なのは
わかりますがこの点を改善しないと、単なる
入場認証やクーポン券としてしか使われないと
思います。

関連リンク
iモードフェリカトップページ(ドコモWebページ)

おサイフケータイQ&A(ドコモWebページ)

フェリカネットワークス


コンビニam/pmを「牛角」親会社が買収へ

2004年07月11日 07時32分00秒 | TD-CDMA・電子マネー
焼き肉チェーン「牛角」などを運営しているレインズ
インターナショナルという会社が店舗数でコンビニエンス
ストア業界8位のam/pmを買収し子会社化すると
発表したそうです。

これにより焼肉チェーン店である「牛角」と「am/pm」が
連携してサービスを提供するようです。

具体的にはコンビニ・フリークkazumuchaさんが挙げられて
いるように、レインズインターナショナルが運営している「牛角」や
やその他の料理店ブランド弁当の発売が考えられるでしょうが
am/pmはコンビニであることの他にもう一つ特徴を持っています。

それは日本のコンビニチェーン店で現在のところ唯一
「全店でEdy方式の電子マネーが使用可能」という点です。
(サンクスとサークルKは現在東海4県及び北海道(道南・
道央地区)店舗のみです。)

これはどのような事を意味するかというと、牛角等の
チェーン店もEdyを使えるようにした場合、携帯電話を
使用し、am/pmと連携したポイントサービスや割引サービスが
提供可能になるのです。

例えば、am/pmで買い物をしたときのポイントを携帯電話
を介して「牛角」で焼肉を食べたときの代金に充てたり
またその逆も可能になり、同じグループ会社なのでポイント
も多く付けることが比較的可能だと思われ、サービス面に
おいて他に差を付けることが可能になります。

携帯電話にEdyが搭載され始め電子マネーが大きく飛躍しよう
としている現在、今回の買収はこの事も考慮に入れたものと
考えられます。


関連リンク

焼き肉チェーン「牛角」のレインズ、am/pm買収へ(アサヒ・コム)

「suica」がファミリーマートで使用可能に

2004年07月07日 06時58分48秒 | TD-CDMA・電子マネー
アサヒ・コムによると2005年以降にJR東日本の
非接触型ICカード乗車券「suica」にチャージされた
お金で買い物が可能になるそうです。

まず、首都圏内の10店舗で試験運用し、その後
2005年以降に首都圏と仙台市周辺の
約2,800店で使用可能になるそうです。

コンビニでの非接触型ICカード利用状況としては
すでにAM・PMとサンクス・サークルKの約3,500店
で「Edy」が使用可能になっているのですが
「suica」がJRの施設以外で使えるようになるのは
初の試みなので注目されます。

しかし、「suica」と「Edy」は同じSONYがつくった
「FeliCa」(フェリカ)規格でつくられている兄弟の
ようなものなので、これでまた一つ「FeliCa」規格が
事実上の日本標準規格(デファクトスタンダード)の
道へまた一歩前進したと言えると思います。

関連リンク
スイカの電子マネー機能、ファミリーマートで試験運用へ(アサヒ・コム)

ソフトバンクBB TD-CDMA実験局本免許取得

2004年06月25日 11時41分37秒 | TD-CDMA・電子マネー
ソフトバンクBBは6月24日総務省よりTD-CDMA方式の
実験局本免許を取得し実証実験を開始したと発表しました。

それと同時に現在auが利用している携帯電話通信規格
「CDMA2000」方式での実験局本免許も7月中に取得し
実証実験を始める模様です。

INTERNET Watchによるとソフトバンク社長の孫正義氏
が6月24日に行われた株主総会で携帯電話事業へ
強い意欲を示していることから、「CDMA2000」方式で
携帯電話事業を始める布石と考えられます。

しかし、携帯電話事業は国から周波数割り当てを
受けなければ行うことが出来ない上、現在日本では
使用できる周波数に余裕がないため、当分の間事業を
開始することは難しいと思われます。

これでイー・アクセスとソフトバンクBBの両社が
TD-CDMA方式の実証実験段階に入ったことになり
今後通信方式が異なる2社のどちらが先に
正式サービスを開始するのかが注目されます。

関連リンク
イー・アクセスTD-SCDMA(MC)実験を公開(でじたるな部屋)

CDMA2000(IT用語辞典)

「携帯電話事業は必ず参入する」と孫社長~ソフトバンクの株主総会(INTERNET Watch)

ソフトバンクBB、TD-CDMA実験局本免許を取得(IT media)

ソフトバンクBB、第3世代移動通信システム規格TD-CDMA方式の実験局本免許を取得し、実証実験を開始(ソフトバンクBB)




イー・アクセスTD-SCDMA(MC)実験を公開

2004年06月15日 10時19分33秒 | TD-CDMA・電子マネー
イー・アクセスは本免許取得後実施している
フィールド実験を報道関係者向けに公開しました。

実験内容はイー・アクセス本社ビルと2km離れたアクセス
ポイントとの間で行われ、3つの端末を使用した場合
通信速度は平均で4.65Mbpsになったそうです。ただし
この速度はあくまで実験で出ている速度なので実際の
サービス開始時には使用端末多くなることが予測される
ため、これよりも低くなる可能性もあります。

関連リンク先にはその他に基地局の画像も掲載されており
イー・アクセスは日本初のサービス開始に向けて着々と
準備を進めているようです。

関連リンク
イー・アクセス、次世代高速モバイル通信技術“TD-SCDMA(MC)”の実験を公開(ASCII24)

イー・アクセス無線通信実験開始(でじたるな部屋)

TD-CDMAについて(前編)(でじたるな部屋)




電子マネー夜明け前

2004年06月04日 22時57分38秒 | TD-CDMA・電子マネー
6月2日コンビニエンスストア「サンクス」と「サークルK」が
7月1日より、ソニーが開発した電子マネー規格「FeliCa」
(フェリカ)方式の電子マネー「Edy」を東海4県及び北海道
(道南・道央地区)店舗で利用を開始すると発表しました。

サンクスとサークルKが発行する「KARUWAZA CLUB」カードや
今までコンビニでは一部を除いてAM/PMでしか使用できなかった
「Edy」方式の電子マネーカードも使えるようになるそうです。

これは推測に過ぎませんが、同じ「FeliCa」方式を採用予定
のNTTドコモの「506ic」シリーズやAUの非接触型
ICカード機能を搭載した携帯電話も使用できる可能性が
高いものと考えられます。

交通に関してはすでに「FeliCa」方式を利用してJR東日本は
「suica」(スイカ)、JR西日本は「ICOCA」(イコカ)の
サービスを開始しています。

JRの「suica」と「icoca」は今年の8月1日から
相互利用が可能になります。

関西地方は「ICOCA」の他にも私鉄などの交通機関42事業者が
加盟する「スルッとKANSAI協議会」の仕様によるICカード乗車券
「PiTaPa」(ピタパ)があり、今のところ時期は未定ですが関西地域の
交通網は「ICOCA」か「PiTaPa」か「suica」のどれか一枚があれば
私鉄-JR間を自由乗り継ぎが可能になります。

一方、関東地方はどうなるのかと言うと私鉄の共通カードの
「パスネット」と1都3県のバス会社で使用できる
「バス共通カード」が平成18年度を目処にICカード化し
「suica」と相互利用出来るようになる予定だそうです。

しかも、「suica」は携帯電話で乗車券代わりに使えることが
決定(モバイルsuica)していますから「乗車券」としての
非接触型ICカードの標準規格は規格は「FeliCa」方式が優位に
立ったと言えると思います。

しかし、標準規格となるには使用可能な場所が交通機関に
限定される「乗車券」としてではなく「電子マネー」と
して普及しなければならないでしょう。

その鍵を握っているのが今のところ電子マネー規格の採用に
関して沈黙を保っている日本全国で約10000店の店舗数
を誇るコンビニ業界最大手「セブンイレブン」の対応だと
私は考えています。

もし、セブンイレブンが電子マネーとして「Edy」を採用した
場合、日本の電子マネーの標準規格が決定されるのに大きな
影響を与えると思います。

私の勝手な推測ですが、もしセブンイレブンが電子マネーと
して「Edy」を採用した場合、今北海道地区で実験的に行って
いる「ポイントカード」制度を導入するのではないでしょうか。

「Edy」は会員カードとして配布する「FeliCa」カードに
電子マネーとしての機能と、ポイントカード機能を同時に
組み込むことは容易だからです。

セブンイレブンが今後どのような判断をするのかが注目されます。

関連リンク
7月1日(木)より東海4県及び北海道の「サークルK」「サンクス」でEdy決済開始

「Suica」・「ICOCA」・「PiTaPa」の相互利用を進めます(JR西日本)

ICカード乗車券 PiTaPa.com

1 枚のICカード乗車券で関東圏の鉄道・バスをもっと便利に(JR東日本)(PDFファイル)

JR東日本のフェリカネットワークスへの資本参加について(JR東日本ニュースリリース)(PDFファイル)

北海道のセブン-イレブン約800店舗にてポイントサービス開始(セブンイレブンニュースリリース)






イー・アクセス無線通信実験開始

2004年05月31日 11時23分12秒 | TD-CDMA・電子マネー
イー・アクセスは、無線を利用した高速インターネット技術
TD-SCDMA(MC)の実験局本免許を5月28日付で取得した事により
同日より東京都内のイー・アクセス本社内の実験局にて
フィールド実験を開始すると発表しました。

イー・アクセスがシミュレーションしたデータによると
1つの基地局で約1~2kmの距離をカバーし、上り速度・下り速度
とも約5Mbps程度の通信が可能という結果が出ているため、今回の
フィールド実験で実際の設備を稼動させ、シミュレーションデータ
通りの速度が出るのか、本格的な実験の段階に突入した模様です。

携帯電話やPHSのデータ通信サービスの脅威になる可能性のある
定額サービスを行う可能性が高い無線データ通信規格
TD-SCDMA(MC)について今後も情報が入り次第お伝えして
行きたいと思います。


関連リンク
プレスリリース(イー・アクセス)

FeliCaが電子マネーの標準になる日

2004年05月22日 06時34分15秒 | TD-CDMA・電子マネー
JR東日本は5月20日、ソニーとドコモが共同出資する
「フェリカネットワークス」という会社にに資本参加する
と発表しました。

「フェリカネットワークス」はソニーが開発した
「フェリカ」(FeliCa)方式の電子マネーを展開させる為
ドコモとソニーが共同で設立した会社です。

「FeliCa」(フェリカ)いう言葉は聞き慣れないかも
しれませんが、「suica」(スイカ)という言葉は知って
いる人は多いと思います。

「suica」は「FeliCa」の機能を使って行っているのです。
解りやすく例えると「FeliCa」というパソコンで動いて
いるアプリケーションが「suica」となります。

「FeliCa」は「suica」専用の規格というわけではなく
身分証明や電子マネーなど専用のソフトウェアを組み込む
ことにより色々な機能を追加することが可能なのです。

将来出現する予定の「506ic」シリーズでも専用のソフト
ウェアをダウンロードすることによって機能を追加する
ことが可能になる予定です。

つまりこの出来事は日本で一番普及しているドコモの
携帯に「suica」を搭載するための協力体制が確固たる
ものとなったということを意味するものであり、日本
において「FeliCa」が電子マネーの標準規格になる
可能性がかなり高くなったと考えられます。

関連リンク
ソニー・ドコモのFeliCa開発運営会社にJR東が資本参加(IT media)

FeliCaって何?(ソニー)

TD-CDMAについて(後編)

2004年05月02日 19時00分02秒 | TD-CDMA・電子マネー
注:文章が長くなってしまったので前編・中編・後編に
分割しています。

まだ前編・中編を読んでいない方は前編・中編の記事を
先に読まれてからこの記事を読むことをお勧めします。


前の2つの記事だけではTD-CDMAについて良い点を
書いてきましたが後編では現時点での問題点に
ついて書いておきたいと思います。


1,通話品質の確保 

IP電話方式で通話サービスを提供するため
普通の携帯電話と比較して通話品質が
低下することは避けられないと思います。


2,専用音声端末が提供せず、専用データカードを
PDAに差し込んで通話可能にする

これはイー・アクセスが「携帯キャリアのように
端末を作る気はない」と言っているため
イー・アクセスはPDA通話方式になりそうですが
他のフィールドテストを行っている会社から
専用音声端末が発売されたとしても、採算の問題から
音声端末の価格が携帯電話会社の物より高くなる事が
ことが考えられます。


3,周波数の不足

TD-CDMAのサービスを行うため総務省は
2010MHz~2025MHzの15MHzを割り当てる事を
検討していますが、IPモバイルとソフトバンクBBが
上記周波数での加入者数を計算したところ
1社独占にしないとサービスを提供できないと
いう考えを発表しており、場合によっては4社のうち
1社のみサービス開始という事態が起こると言うこと
も考えられます。


以上でTD-CDMAについての話を終わりたいと思います。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
m(__)m

当「でじたるな部屋」では今後ともTD-CDMAの話題を追って
いきたいと思っておりますので、宜しくお願いします。

関連リンク
イー・アクセス「定額IPモバイル電話」に意欲

通信事業者、続々と「TD-CDMA」参入

TD-CDMAの帯域は1社独占にすべき――アイピーモバイル&ソフトバンクの論理

TD-CDMAについて(中編)

2004年05月02日 12時21分47秒 | TD-CDMA・電子マネー
TD-CDMAについて(中編)

注:文章が長くなってしまったので前編・中編・後編に
分割しています。

まだ前編を読んでいない方は前編の記事を先に
読まれてからこの記事を読むことをお勧めします。

サービス開始時期について、イー・アクセスが
1年ほど実証実験を行った上で、2年後に
東京、大阪から開始つまり早くて
も2006年からサービス開始になりそうです。

次に利用料金ですがこれについてもイー・アクセスが
「実証実験をやらないと、何ともいえない」
「しかし、従量課金ではやる意味がない」
と言うコメントを出していますので定額制の可能性が
大きいものと考えられます。

それから通信速度ですが、このサービスはADSL
と同じようなベストフォート型(通信速度が
一定ではない)サービスなので言いづらい面も
あるのですが、すでに実証実験の段階まで
進んでいる韓国では、東京と町並みが似ている
ソウル市内で時速90キロで走行する車内で
1.8~22Mbpsの通信速度を実現出来ることが
確認されているそうなので、ネットサーフィンや
動画を楽しむレベルの通信速度は確保できそうです。

次に音声通話ですが、IP電話方式で提供する
予定となっています。
つまりもし、定額制でサービスを開始するとなると
モバイルIP電話=定額携帯電話と言うことに
なります。

話は後編へ続きます。
後編はTD-CDMAの問題点についてです。