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いちご畑よ永遠に(旧アメーバブログ)

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80年代 カルチャークラブ The War Song Do You Really Want to Hurt Me

2025年04月16日 09時13分10秒 | 音楽

カルチャークラブ The War Song

War war is stupid And people are stupid

And love means nothing  In some strange quarters

War war is stupid And people are stupid

And I heard them banging On hearts and fingers

People fill the world With narrow confidence

Like a child at birth A man with no defense

What’s mine is my own I won’t give it to you

No matter what you say No matter what you do

Now we’re fighting In our hearts

Fighting in the street Won’t somebody help me?

Man is far behind In the search for something new

Like a philistine We’re burning witches too

This world of fate Must be designed for you

It matters what you say It matters what you do

Now we’re fighting In our hearts

Fighting in the street Won’t somebody help me?

After the bird has flown He walked ten thousand

Miles back home You can’t do that to me, no

 

The War Song。1984年10月(米)。英2位、米17位。名曲。

「戦争なんて馬鹿げてる」(war is stupid)と冒頭から繰り返されている上、ラストでも「センソー、ハンタイ」と歌っている。一方で続く歌詞は「人民は愚かだ、愛に意味などない」(And people are stupid And love means nothing)と非常にシニカル。イギリスの風刺人形劇TVシリーズ「スピッティング・イメージ」のパロディーという。

MVには数百人の骸骨姿の服を着た子供たちを動員。軍服姿の跳躍や行進姿は斬新だった。

ベストヒットUSAでは順調にチャートを上昇したので、MVを見る機会は多かった。「戦争反対」という日本語が聞こえてきたのが不思議だったが、数か国語版が用意されていたと近年知った。

初めて聴いたときから、曲調は覚えやすいメロディーなので、数曲ぶりに群を抜いていい曲だと思った。

しかし、この曲を最後にベストヒットUSAからは姿を消した。この曲以前のゲイダンス路線からかけ離れていたからなのか。反戦歌が当局から忌避されたのかと思っていた。

2007年だったか、ボーイ・ジョージが逮捕されたときの画像が以前のイメージとはまるで別人だったので、日本のネット上で大騒ぎとなったことを覚えている。

1982年の「Do You Really Want to Hurt Me」で世界的に知られるようになった。12月にアメリカのチャートに現れ、1983年4月に2位。1位はマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」。

MVで踊りながら席を回る姿がとにかく印象的で、ゲイが幅を利かす時代になったのかと驚いた。

曲のメロディーはスムーズでダンサブル。名曲。

 

続くシングル群はいずれも水準以上だったので、必ずチャートの上位になった。「カーマは気まぐれ」は大ヒットした代表曲といえるが、どうしても聴きたい曲ではない。それに、ゲイは好きではない。

 


80年代 ペットショップボーイズ West End Girls Suburbia

2025年04月14日 08時57分56秒 | 音楽

ペット・ショップ・ボーイズ  Pet Shop Boysは、イギリスのシンセポップデュオ。

1981年に、ニール・テナントとクリス・ロウの2人が出会って結成された。デュオ名は共通の友人がペットショップで働いていたことから。

1984年にエピックから「West End Girls」でデビューしたが、この時は売れず、1985年にパーロフォンに移籍後、リリースした「West End Girls」のポップアレンジバージョンが大ヒット、全世界で約150万枚を売り上げて一躍有名になった。この曲は、日本でスズキ・カルタスのCMソングに使われた。その後も現在に至るまで数々のヒット曲を提供し続けている。

基本的に歌詞はニール、メロディーラインはクリスが作成している。クリアなウィスパーボイスのボーカルと流れるようなシンセポップが特徴で、ダンスミュージックとして高く評価されている。

West End Girls。1985年。

ヒップホップ調の音楽。歌詞は階級と都市での抑圧された生活に関するもので、一部はT. S.エリオットの詩「 The Waste Land」を取り入れている。1984年にコロンビアレコードからリリースして小ヒット。 EMI移籍後、アルバム「Please」収録のため、ベースラインやパンチのあるリズムを加えて造り直した。1985年10月リリース。1986年英米で1位の大ヒットとなる。

ニールは従兄弟の家でギャング映画を見たとき、 "Sometimes you're better off dead, there's a gun in your hand and it's pointing at your head"の歌詞を思いついた。娼婦の歌と勘繰る人もいるが、乱暴な若者が金持ちを夢見る歌だと語る。後半の歌詞 "From Lake Geneva to the Finland Station"はソビエト革命時のレーニンの列車行路を示唆している。

1986年の初めに、このMVを見た時は新鮮だった。名曲。

Suburbia。1986年。

アルバム「Please 」からの4曲目のシングル。ロサンゼルス郊外の町の暴力と汚さを描いた1984年の同名の映画からヒントを得た。1986年9月リリース。英8位。全米70位。名曲。

Go West。1993年。

原曲は、1970年代後半から1980年代前半にかけて一世を風靡した、アメリカのディスコグループ、ヴィレッジ・ピープルの代表曲の1つ。YMCAの次のシングル曲。

「ゴー・ウェスト」という題名は、19世紀のアメリカの新聞人・政治家ホレス・グリーリーが人々に西部開拓を呼びかけた有名な論説の一節、「西部に行け若者よ」(Go West, young man)にちなんでいる。同時に、西部のサンフランシスコをゲイ解放のユートピアとみなして憧れた1970年代のゲイの間での気分が表現されているとも一般には理解されている。

1993年ペット・ショップ・ボーイズがカヴァーしヒットした。なおペット・ショップ・ボーイズの楽曲のプロモーションビデオは、直前に終結した東西冷戦とソビエト連邦の全体主義とアメリカの西部開拓(マニフェスト・ディスティニー)を皮肉ったものとなっている。なお節回しが大きく異なる部分があるほか、オリジナルにはなかった歌詞やメロディーが加わっている。西ヨーロッパ諸国ではオリジナルを上回る大ヒットとなった。

英2位。米ダンス音楽部門1位。


80年代 ワム Wham! - Freedom Wake Me Up Before You Go-Go

2025年04月13日 09時39分27秒 | 音楽

Wham! - Freedom

Everyday I hear a different story  People say that you're no good for me

So you love another  And she's making a fool of you, oh

If you love me baby  Don't deny it

But you left me  And tell me I should try it

Tell me I'm a baby  And I will understand

But to know that I'll forgive you Just this once, twice, forever

'Cause baby You could take me to hell and back

Just as long as we're together And you do

I don't want your freedom I don't want to play around

I don't want nobody's baby Part-time love just brings me down

I don't need your freedom Girl all I want right now is you

Like a prisoner who has his own key But I can't escape until you love me

I just go from day to day Knowing all about the other boys

You take my hand and tell me I'm a fool To give you all that I do

Bet you someday, baby Someone says the same to you

 

ワム! (Wham!) は、イギリスのポップデュオ1980年代前半から中盤にかけ大ヒットを連発し、世界的な人気を誇った。

2016年12月25日、ジョージ・マイケルが亡くなったとき、「ラスト・クリスマス」が代表曲のように紹介されていたが、私の好みでは「フリーダム」がワムの音楽を一番代表する名曲である。

晩年、ジョージ・マイケルがゲイであることをカミングアウトしたのは驚きだった。そういえばとは思ったが。

日本で人気になったのは、「 wake me up before you go go」のヒットからで、全然知らなかったデュオがベストヒットUSAのチャートを上昇し、MVでジョージ・マイケルたちが陽気な曲に合わせて踊る姿は新鮮だった。一発屋で終わらず、この後もヒット曲を連発したのは、作詞・作曲を担当したジョージ・マイケルの才能に負っている。

Wake Me Up Before You Go-Go (1984年) 英1位・米1位。名曲。

ジョージ・マイケルによると、この歌は、アンドリュー・リッジリーが彼の親に書いたメモがきっかけで作られた。当初アンドリューは、「父さんが行く前に、自分を起こしてください」という文章(Wake me up before you go)を書くつもりだったが、実際には間違ってupを二回書いてしまったので、Goをわざと二回書いた「Wake me up up before you go go」というものであった。

1984年5月にイギリスでリリースされた。その後、アメリカでも10月にリリースされ、84年12月に3週間1位に輝いた。この曲によってワム!はイメージを「Bad boys」から陽気なイメージへと変え、世界的なスターに成るきっかけとなった。また、PVで着用した「CHOOSE LIFE」「GO GO」と書かれた服がブームになったのも有名である。

ジョージの作曲意図は50年代・60年代ポップスをアップテンポで若者向きに焼き直すといことだった。それで

イントロがドゥワップ風。MVは陽気で楽しい雰囲気が出ていて面白かった。蛍光色でのダンス風景、女性のミス、ラストのジョージの気の抜けた姿は当時のビデオでは見たことがなかったので新鮮だった。

Careless Whisper 1984年  英1位・米1位。メロディーは美しいがそれだけなので飽きてくる。

ビルボードで1985年2月16日付けの週間チャート、その年の年間チャートともに1位。ワム!にとっても、ジョージ・マイケルにとっても最大のヒット曲。日本ではオリコン洋楽シングルチャートで1984年10月29日付から4週連続1位。

Last Christmas  1984年  英2位。名曲。

人気絶頂だった1984年のクリスマスに合わせて発売されたクリスマスソング。タイトルは「去年のクリスマス」と言う意味で、クリスマスの失恋をテーマとしている。マイケルが一人で録音している(演奏は打ち込みによるもので、ギターもこの曲には入っていないため、ジョージ自身が実際に演奏しているパートはない)。

日本のオリコンでは、1984年12月30日付の総合シングルチャートで最高12位洋楽シングルチャートでは1988年12月19日に初の1位を獲得し以後、通算で30週1位を獲得した。1992年にはオリコン洋楽シングルチャートの年間チャート1位。アメリカではシングルレコードとして発売されていない。

 

Freedom  1985年  英1位・米3位。13 August 1984 (UK)、July 1985 (US)リリース。名曲。

1985年の欧米バンドでは初めての中国北京公演をビデオに使用。ラジオでは前半部分はなく、音楽部分から流れていた。というか、このビデオは記憶がない。1985年の中国が記録されていて興味深い。4:54の中国人女性の声が印象的で、効果音になっている。これがないバージョンは淋しい。最後のトランペットはビートルズ「ペニー・レイン」の真似か。メロディーの流れ、詩の響き、ジョージのボーカル、バックのギターカッティングなどすべてが完璧。


80年代 メン・アット・ワーク Men  at Work Who Can It Be Now? Down Under

2025年04月11日 09時27分08秒 | 音楽

メン・アット・ワーク Men  at Work

メン・アット・ワークMen  at Workはオーストラリアのバンド。 1979年、メルボルンで結成。

1979年にデビュー。1981年にアルバム『Business as Usual)』をリリース。アルバムの好評を受けて1982年に世界進出する。

メジャーデビュー1枚目のシングル「Who Can It Be Now?」は1981年11月リリースされ、1982年10月に全米1位となる。メルボルン近郊セント・キルダ(有名な観光地。行ったことがある)で麻薬の売人の住居の隣に住んでいたため、よく間違えてドアを叩かれたことがモチーフになっている。やかましいほどのサックスとコーラスの繰り返しが印象的な曲。

『ワーク・ソングス』は日本ではオリコン洋楽アルバムチャートで1983年3月28日付から4週連続1位を獲得した。

コリン・ヘイの飄々とした歌声と、(多くの世界地図は北を上にして描かれるため)オーストラリアのことを世界地図の下側にあるから自虐的に「ダウン・アンダー」と表現するユーモアセンスが受け、一時はオーストラリアのロックを指して「オージー・ロック」なる言葉も生まれるほど、シーンに対する影響力を持った。

彼らの代表曲である2枚目のシングル「Down Under」はレゲエ調の曲。1980年のマイナーデビューシングルのB面であったが、フルートのソロを挿入し、テンポを変えて再録音した。1981年12月リリース、1983年1月全米1位となり大ヒットした。オーストラリアの国民的愛唱歌でスポーツイベントでよく演奏される。

オーストラリア人ヒッピーの世界旅行をモチーフとして、自国の資源の切り売りやオージー精神の低下を嘆いた国民への応援歌という。スラングでマリファナのことを歌った歌詞がある。

このタイトルが元になってオーストラリアとNZをダウン・アンダーという言い方が広まった。

フルート演奏のリフが子供たちがキャンプ・ファイアーで歌う曲「Kookaburra Sits in the Old Gum Tree」から盗用したものだとして裁判となり、2010年に盗作という判決が下った。

 


80年代の歌姫 ホイットニー・ヒューストン Love Will Save the Day So Emotional

2025年04月10日 08時46分41秒 | 音楽

ホイットニー・ヒューストン Whitney Elizabeth Houston(1963年~2012年)。

「Love Will Save the Day」(Live) Wembley Arena London 1988 

Sometimes life can make you crazy  It can really put your body to the test

You try so hard to make sure everything goes right

And you find you've only wound up with a mess

It's a common situation

Even though you feel abandoned and alone  Child, you ain't the first to experience the hurt

So don't panic when you hit the danger zone

What you need's a little change of heart  Forget this fear and frustration

Love will always play the greater part

When your battles wear you down

Here's my advice

When you're feeling down and out   And you've got troubles on your mind

Love will save the day

When you're feeling full of doubt   And fear has got you in a bind

Love will save the day   Love will always play the greater part

When your world's falling apart  All you have to do is say a prayer

And love will save the day

There's an answer in your heart  So let your light shine on, my dear

And love will save the day  Love will save the day

Many things in this world bring you down  It's a wonder you can make it through the day

Well, you can't sleep because your problems are too deep

And there's always something getting in the way

And when you turn on the evening news   Mass confusion is the only thing you see

Well, there's no question  That we need a new direction

Because we all could use some peace and harmony

 

「So Emotional」(1987年)はロックとして評価するべきで、ホイットニー・ヒューストンが1980年代以降最高のロック・ポップ歌手であったことを証明する音楽史上に輝く名曲。

 

1985年、デビュー・アルバム「Whitney Houston」は大ヒットとなった。1987年に発表した2枚目のアルバム「Whitney」もビルボード200チャートに初登場1位を記録する(女性歌手では初)大ヒット。

1992年には、初主演映画「ボディガード」が公開され、サウンドトラック「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は自身最大のヒットとなった。

 

ベストヒットUSAに出てきたとき、「モデル出身で、従姉にはディオンヌ・ワーウィックがいて幼少時から教会でゴスペルを歌っていた」と紹介されていた。私は、3枚目のシングル「How Will I Know」(1985年)でようやく注目した。

「How Will I Know」ではカラフルでエネルギッシュなホイットニーを見ることができる。米1位。

「I Wanna Dance With Somebody」(1987年)も同様。

「So Emotional」(1987年)は、1988年1月米1位。Billy Steinbergと Tom Kellyの作品で,彼らの提供した楽曲である Madonnaの "Like a Virgin," Cyndi Lauperの "True Colors," Heartの "Alone,"  The Bangles の"Eternal Flame,"はいずれも米1位の大ヒットした名曲ぞろいである。

「Love Will Save the Day」(1988年)ビルボード 9位。前作まで連続7曲1位という記録を塗り替えられず残念な結果に終わった曲。シングル曲を聴くと、あっさりとしたアレンジになっており、売れるわけがない。

しかし、ウェンブリー・アリーナのライブでは、この曲の本来の魅力が引き出されており、 「So Emotional」なみの名曲であると評価できる。

アフロ・キューバン調で、パーカッションの連打がlivelyでjoyousと評価されている。

2007年当時、youtubeで、この曲の各地でのライブを聴き比べて、このライブが一番出来が良かった。アップと削除が繰り返されている。

この前、衛星放送で映画「ボディーガード」を放映していたが、私は自慢ではないが今回も見なかったし、今までも見たことがない。いずれ、レンタル100円の時に見てもいいとは思うが。

 映画「ボディーガード」と主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」がヒットし、そのPVを見たがいいとは思わなかった。こんな曲はマライアとかセリーヌ・ディオンが歌っても同じじゃないの。バラードなんて、秋川でも歌える。ホイットニーの持ち味が生かされていないからだ。

 

 「SO EMOTIONAL」のPVには惹き付けられるものがあった。中盤(2:00)でホイットニーが後ろに下がっていく場面ではめまいを感じた。このカメラワークは素晴らしい。

 歌の出来はもちろんいい。しかし、魅力は歌唱力。アップテンポで、腹の底から力強い声を出すだけでなく、音程をたくみに転がしていくテクニック。

 黒人女性歌手は小さいころからゴスペルで鍛えられているからだろうか。白人には無理だな。モデル出身のホイットニーはスタイルもよく美人。オーラが出まくりなのである。

この曲は87年の作品で、映画「ボディーガード」は92年。同年にボビー・ブラウンと結婚。で、ここから二人とも変調をきたし、公私ともボロボロになっていった。ホイットニーは今年久し振りに新アルバムを出すらしい。麻薬によるひどいかすれ声だったけど、「SO EMOTINAL」のような曲で復活してほしいな。

 「LOVE WILL SAVE THE DAY」は知らなかったが、いい曲だ。you tubeでライブ数本見たが、やみつきになりそう。下記の88年イタリアライブ(コメで本当はイギリスだと指摘されていた)がモータウンらしさがあり一番面白い。

 「SO EMOTIONAL」は88年のライブからもう既に高音が出なくなっている。いかに,難曲かつ奇跡的なレコーディングだったのか。

 声が出なくなるとか、私生活が荒れるとか。プロは厳しい。マドンナのヨガ、卑近な例では郷ひろみ。彼女。彼らは毎日トレーニングを欠かさない。このあたりのプロ歌手としての心構えが、ホイットニーにはなかったのか。モデルとしての容姿や音楽的才能を過信したのか。ストレスに負けるような精神力だったのか。

2012年に亡くなり驚いた。2015年には一人娘も亡くなり、悲劇の歌姫になってしまった。

2007/7/10投稿分を追加改変。