獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

豊中市で重度障碍者等就労支援特別事業サービスをうけているのは、私だけじゃなかった。経済的活動につかえるヘルパー事業。

2024-08-15 23:00:07 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
オリヒメ


今年の6月から、日本ではじめて、重度障碍者等就労支援特別事業というヘルパー派遣事業を利用して、ヘルパーの目をかりて、法人を設立し、そして、障害福祉サービス事業所を開設した私。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。


この特別事業のおかげで、私はヘルパー事業所をたちあげることができた。今日8月15日に、コクホレンから、6月分の報酬が振り込まれていた。うれしいね。つい数か月前までは、影も形もなかった、ヘルパー事業所、ウエカジハローセンター。それがこうやって、コクホレンから報酬をもらえる実態になれて、うれしいね。そして、びっくり。全盲視覚障害者であっても、こうやって、ちゃんとしたヘルパー事業所を設立し、運営できているのね。それも、豊中市重度障碍者等就労支援特別事業のおかげ。


この特別事業は、ヘルパーさんに、一緒になって経済活動をやってもらえるというサービス。私のすんでいる大阪府豊中市では、現在2名の人が、このサービスをリ余水手、就労しているとのこと。その2人のうち、1人が、私、盲人ウエカジ。
では、もうひとりは誰だろう? とおもっていたら、今月号の広報誌、豊中市の広報誌、広報とよなか8月号の特集、障害者の就労の特集ページで、私以外の、特別事業利用者が紹介されていた。


てっきり、視覚障害者の人が、利用しているのかとおもったら、そうじゃなく、肢体不自由者の女性が利用しているとのこと。私より1年ほど前から利用しているよう。


その女性は、その制度をつかい、ヘルパーに手伝ってもらいながら、喫茶ってんのウェイトレスをしているとのこと。東京の喫茶店。遠隔地から、ロボットをとおして接客しているとのこと。オリヒメというロボット。


こういった働き方もできるのね。遠隔ロボットをつかって喫茶ってんンの接客業をやる、その仕事をサポートするヘルパーさんが豊中市から派遣。そういった特別事業の使い方もあるのね。
視覚障害者がこの就労支援特別事業をつかうケースは、そのほとんどが、自営業であんまマッサージを開業している人、ベッドメイキングや、店舗の清掃、請求事務補助などをやってもらっているみたい。てっきり事務作業の補助だけかとおもいきや、オリヒメをつかっての接客業にも特別事業がつかえるのね。


この特別事業は、無料でつかえるので、障害者はどんどん使うべきだね。現在、障碍者の就労としては、就労支援A型事業所や、B型事業所で働いている障碍者がほとんどだけど、自分で会社をたちあげてヘルパー事業所を経営したり、あるいは喫茶ってんでウェイターをやってみたいりと、もっと、幅広く、就労につかえるね。


みなさんも、ぜひ、重度障碍者等就労支援特別事業をつかってみてね。


PS
ただし、この特別事業を実施しているのは、日本全国の自治体の中でわずか78自治体しかないのよね。まずは、自治体数をふやさなきゃね。


<a href="https://www.city.toyonaka.osaka.jp/joho/kouhou/kouhou/koho_text/202408text.html#cmsEFB3C">令和6年(2024)8月号「広報とよなか」テキスト版 豊中市はこちら</a>


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