獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

久しぶりに神戸の須磨海岸に行った。目が見えなくなると、海の音がここちいいね。

2023-11-22 22:02:20 | 網膜色素変性症と私
須磨水族園

今日は、いい夫婦の日。11月22日。たしか、ベリーズ工房キャプテン清水佐紀の誕生日。清水も芸能界を引退して、よきパートナーを見つけて結婚したよう。そんな清水はなんと32歳。びっくり。ゲジゲジまゆげの清水佐紀が32歳なのね。そりゃ私も年をとるはずだ。

そんな今日、久しぶりに、海にいってみた。神戸の須磨海岸。私が大学生だったころ、一度訪れたことがある須磨海岸、水族館があったね。

今では、目が見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。30年ほど前の大学生のころは、私の目はまだ見えていて、だけども、夜盲がひどくて、水族館の暗闇では、あまり動けなかった思い出。一緒に行った人に、薄暗いところでは目が見えなくなることを知られないように、必死で隠していた思い出。たぶん、薄暗いところは、立ち寄らなかったと思う。もちろん。夕方、夜間はあるかない。

そこまでして、自分の目の病気をしられたくなかったのよね。今の私、盲人とかかれた上着を着て、白杖を片手に、街をひとりであるく私からすると、なんで、そこまで隠したかったのか、不思議。まぁ、当時は、網膜色素変性症が遺伝病で、私の家族にも迷惑がかかるとおもって、ひたかくしにしていたのよね。いま思うと、網膜色素変性症は、ほとんど遺伝しない病気なのにね。無知ってこわいよね。

今日、久しぶりにいったら、かつてはなかった駅ができていた。昔は、須磨駅しかなかったけども、今は、須磨海浜公園前駅というのができていて。海岸ぞいに、アスファルトの遊歩道みたいなものもできていて、海岸沿いは再開発されつつあって、お店とかもつくられていた。

私が行った須磨水族館、正式には須磨水族園は、現在リニューアル工事中で、はいれなかった。

昼過ぎ、須磨駅近くの餃子の王将で、中華丼と餃子を食べる。今は、ポイント付与期間のようで、ポイントをもらえた、ただ12月10日ぐらいまでにポイントを食事割引券に引き換えないといけないみたい。全国どこの餃子の王将でも引き換えできるときいて、ひと安心。来月にでも近所の餃子の王将で引き換え用。

その後、海岸まで歩き、砂浜に足をいれる。砂浜の上を白杖であるくのは、なんか新鮮。白杖が、砂にもっていかれるというのか、白杖で感じる砂の重さが、なんとなくここちよい。科海辺の海水を白杖でさわってみた私、砂浜の砂と科海辺の海水の白杖での感覚は、ほとんど同じ。不思議だね。

この須磨海岸では、なくなった人の、ホネを散骨することができるようで、私も、海岸に向かって、手をあわせてみた。ひとり暮らしの49歳独身の私。家族もこどももいないので、ゆくゆくは私も死んだら、どこかに散骨してもらわないとね。どこがいいだろう?海がいいかな?山がいいかな?

まぁ、散骨してくれる人にまかせよう。きっと、その人が、私にhさわしい場所に散骨してくれるだろう。

今後、おひとり様がどんどん増えていく。男性で50歳で独身なのはなんと30パーセント、女性でも20パーセント。私のような団塊ジュニア世代がここ数年でみんな50歳になるので、この独身率はもっとあがるだろうね。そうなると、これからどんどん、散骨の需要が高まるだろうね。高価な墓石をたてるより、須磨の海に、散骨してもらうほうがいい。かーーもね。

解説動画 盲人ひとり神戸の海で眠る



海の音がとってもここちよいね。そう感じるのは、私が年をとったせいか、目が見えなくなったせいか。どちらだろう?
コメント
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