獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

重たい紙の束、ポスターを運ぶ、そして、街頭演説を聞きにいった。

2023-04-06 18:27:58 | 網膜色素変性症と私
爪がわれた

意識しないと、今日が何曜日なのか、ぱっとおもいだせなくなる。早期退職して1週間。いつもなら、毎朝、今日の予定を、ガラケーのらくらくホンで確認していた私。それをしなくなった私。これはだめだね。ちゃんと、毎朝、スケジュール確認しないとね。

ということで、今日は木曜日、午後から雨が降るということで、午前中に、重い荷物、ポスター550枚をリュックにいれて、運ぶ。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。15キロぐらいある、紙のたばを大きなリュックにいれて運ぶ。このリュックは、10年以上前、2012年12月1日、宮本佳林ピンクサイリユム生誕祭企画で、1000本のピンクのペンライトをいれて、大阪シアターブラバまではこんだ思い出のリュック。

このリュックがまたやくにたった。このリュックはコロコロがついていて、地面をひっぱってはこぶこともできるけども、それはしない私。おそらく視覚障害者はコロコロはつかわないとおもう。白杖を右手に、左手にコロコロをもつと、とてもバランスがわるい。コロコロがぶつかってしまう。

リュックに紙の重たい束をいれるとき、床においた紙の束がおもたいおもたい。紙の束の床面と接着している部分に、指をさしこんで、もちあげようとしても、指がはいらない。なんとか、無理にいれこむと。右手の中指の詰めが、ひんまがって、爪の真ん中から横にひびがはいる。それぐらい重たい紙の束。ちゃんと爪きっとかないとだめだね。重たいものをもちあげるときは。

なんとか、リュックにいれて、重たいリュックを背負う。リュックをせおって、あるくと、後ろに体重がもっていかれる。なので、二宮金次郎みたいに、前かがみになって歩く。はたからみても実に重たそうに見えるよう。

どうにかこうにか、、雨がふりはじめる前に、運べてよかった。ただ、そのあと、夕方にかけて、体が筋肉痛。40分ぐらいずっと重たいリュックをしょって街をあるく。体の筋肉が硬直しっぱなしだったため、すごく体がつかれた。視覚障害者は重たい荷物をはこぶもんじゃないな。一歩間違えば、バランスをくずして、歩道から車道にころげる可能性だい。

そんな、白杖をに鈴をつけて歩道をあるく中年男性。駅の高価線路のわきの歩道をあるく。高価線路の下には、小さな公園がある。その横をとおりすぎると、公園のこどもが、私を見つけて。

あっ!!目の見えない人おる!!

うれしいね。私も有名人になったものだね。
さらに、そのこどもは、近くにいたママにも呼び掛ける。
ねえ、ねぇ、ママ、あれ見て!目の見えない人おる!!めぇめぇママー、見てみて。

うれしいね。まるで、アニメキャラクターの着ぐるみが街をあるいていて、それを見つけたこどものよう。自分だけで、この驚きを、かかえきれずに、ママにも見てもらいたいので、大声で叫ぶ。ねえねえ、ママ、見てみて。

実にいとおしいね。幸せな、親子の関係性をかんじられて、こっちまでしあわせな気分になるね。

重いリュックしょってでも、やっぱり、視覚障害者は、街にでるべきだね。こんなに、こどもたちが、驚き、歓迎してくれるんだからね。

その後、夕方前、駅前で、府知事選候補者が街頭演説をやるということで、危機に行った。わずか10分の演説だけど、ポイントがしぼらてていて、そしてちゃんとご当地のネタもいれて、さすがだね。その後10分は、街外線車からおりて、支援者とグータッチしていた。最後は、女性支援者たちが、アイドルのように、手拍子とコールをしていた。おもしろいね。まるで、アイドルとアイドルファンだね。

私も、いつか、宮本佳林みたいな、アイドルになってみたいものだ。

PS
4月30日、ハロプロ研修生公開実力診断テストのファンクラブ先行チケット、ハロプロファンクラブ、エムラインファンクラブ、療法から申し込んだのに、どちらも落選とは・・。キャパが去年の中野サンプラザから八王子ホールに変更になって、だいぶ客席が減ったせいだね。ただ不思議なことに、落選しても、それはそれでうれしいのよね。不思議。それだけそのチケットが人気があるといううこと。落選しても、かなしいけど、うれしい。実にしあわせだね。
コメント (2)
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