獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

山本太郎のトークイイベント@みなと区民センター に行った。

2022-01-14 23:32:45 | コンサート舞台
ベロリンキュー

今日も寒いね。コロナも増えてきたし。明日からの大学入試共通試験っていうのがあるるよう。私が高校生のころから大学入試センター試験っていう名前になったね。そのまえはたしか共通一次試験っていっていたね。

振り返ってみると、高校3年生の私。センター試験を私がどこで受けたのか覚えていない。田舎の高校だったので、県庁所在地まで電車で1時間ぐらいかけてひとりで行ったのかな?まったく記憶がないね。そのころは私はまだ目がみえていたので、きっとひとりでいったんだろうな。
高校時代といえば、よく元気の出るテレビを見ていた。ビートたけしが司会をしていたお笑い番組。そこで、高校生ダンス甲子園というコーナーがあったね。もしかしたらこのダンス甲子園がのちのちのエグザイルにもつながったのかな?

そのダンス甲子園の中でも目立っていたのが、共栄水着をきて、体にサラダオイルをぬりたくって、へんなおどりをしていた、大阪箕面の高校生山本太郎。たしか当時私も水泳部だったので、山本太郎のようなことをやっていた思い出なつかしいね。そのころは私も若く、筋肉質の体系だったので、見た目もよかっただろうな。今はもうすっかり中年おじさん。

その山本太郎は、その後、映画俳優、タレントになって、そして、今では国会議員。すごい出世だね。

その山本太郎が大阪弁天町にくるということで、会社帰りにひとりで行ってみた。事前にガイドヘルパーさんとルート確認をして、会場のみなと区民センターははメトロ中央線弁天町駅西改札から点字ブロックがつながっていることを確認していたので、ひとりでちゃんといけた。目の見えない私。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。点字ブロックに感謝だね。

19時からのトークイベントで、会場は18時30分。私は18時は現場に到着。視覚障害者はどうしても、時間よりも早く到着してしまうね。会場について、多目的トイレでトイレをすます。温水ウォシュレットもあってきれいなトイレだった。ただ、多目的トイレの扉が、なんかおもしろい。左から右に引く、木製のような扉だった。なぜだろう?

18時15分すぎに、入場開始。目の見えない私をすぐに見つけてくれて、受付を一緒にしてくれて、客席まで案内してくれた。きっとボランティアさんなんだろうね。山本太郎ファンかな?客席は100ひとぐらい。参加者は50代がメインかな?

デスペア的山本太郎のポイント

1、情報アクセシビリティ

私がこのトークイベントに行こうとおもったのは、山本太郎が代表をつとめるれいわ新選組という政党から、重度障碍者の国会議員が二人もいるため。障碍者としては興味をもつ。

質問コーナーがあれば、質問してみたいとおもっての参加。

質問してみる私。何か質問ある人いますか?質問時間はひとり1分です。

右手をまっすぐ高くあげる私。でもあてられない。フロアのマイク運びが、この人よさそうだなとと思う人にマイクを届けて、質問できる。

私はずっと手をあげる。何度もあげる。質問に選ばれた人がマイクを手にとり、質問しはじめて、はじめて私は、自分があてられなかったんだということを知る。視覚障害者あるある。手をおろしてくださいといわれるか、質問者が実際に質問しはじめるまで、私は右手を高く上げ続ける。ステージからみたら、きっと、あそこに、やけにずっと手をあげてる人いるな、へんなやつだなってことになるね。あるいは、やけに質問したがっている人いるな。

ずっと手をあげていたので、5一目ぐらいにやっと私のところに、マイク運びスタッフが私にマイクを差し出す。おどろく私。これもよくある。足音立てずに近づいてきて、ハイどうぞとマイクを差し出されても、こっちはいきなりなのでおどろく。

質問としては、

大阪の箕面のほうから来ました。私は視覚障害者であること、ひとりでここまできたこと。視覚障害者は、移動障碍者であり、情報障碍者であること。でも、最近はITの発展で音声読み上げのできるパソコンやアイフォンで、情報が入手しやすくなった。

だけど、やっぱりまだまだ、例えば国の確定申告の申告は、アイフォンからできるが、視覚障害者ははひとりではできない。たったひとつのボタンを音声読み上げされないため、そのボタンがおせず、先にすすめない。ぜひ、国に、情報アクセシビリティをもっとすすめるように要望してください。

これにくわえて、れいわのホームページも一部、アクセシビリティでないところがあるので改善してくださいという内容。

これに対して、山本太郎はちゃんとまじめに答えてくれたね。大阪、箕面ということを枕詞としてつけて、もしかしたら、山本太郎の高校生時代のことをすこしはなしてくれるかなとおもったが、ずっとまじめな回答だった。障碍者に対しては、ちゃんとまじめに答えないといけないんだという気持ちが伝わってきた。
山本太郎の回答としては、うちにはキムラ、フナゴというし重度障碍者の国会議員がいるので、二人がそこはくわしいのでやってくれるはずです。れいわのサイトについてはすでに改善しましたという回答。

こちらがびっくりするぐらいのまじめ一本やりの回答だった。もうすこしくだけてもいいかなとおもった。

これからの障碍者は自分で、役所にお願いをしたり、あるいは私みたいに裁判をおこすだけじゃなく、やっぱり国会議員など政治からも要望してもらわないとね。これは同行援護裁判を5年以上ずっと続けて、負け続けている私の実感。行政もだめ、裁判所もだめとなったら、最後は政治しかないね。

障碍者の声をきいてくれるのは、はたして、れいわか、維新か、自民か、共産か。、立件か、公明か、これからいろんな政党の演説会にいって、そこで質問してみなくちゃね。やっぱりマイノリティこそ政治に関心を持つべきだね。

2、質問者

私以外にも15ひとぐらいの人が質問していたかな。1時間20分ぐらい。ずっと山本太郎はまじめに、時にはジョークもまじえながら答えていた。

その質問者の質問は、みんな、それぞれ、原発だったり、保育だったり、憲法だたり、地球環境だったり、公務員だったり、性的被害だったり、さまざま。みんなそれぞれ自分の関心のある、強くおもっている事柄について、厚く質問していた。いいね。
ただ、逆にいうと、バラバラ感もあった。これらの質問者に共通することがあまりない。私もそうだけど、マイノリティーのさまざまな意見がわきおこっていて、それをまとめる何かがあまり感じなかった。行ってみれば、山本太郎のひとりのキャラクターにひきよせられてあつまったなんとか山本太郎に自分の考えに賛同してもらおうというのが強かった。

また、山本太郎をもっと世間にしらしめたいのでぜひ私にチラシをください。そのチラシを何マイマイもポスティングしますからという熱い支援者もいた。でも、その熱い支援者に対して、山本太郎は、選挙期間中にはチラシくばりをお願いしますけども、それ以外は、勝手連的にやってください。というつれない返事。

ちょっと一体感というか団結感がすくなかったね。労働組合とか、業界団体のこういった政党応援会には、それぞれの参加者のの自主性は別として、いちおうみんなでというまとまり、協調性、団体感があった。ただれいわにはそれがないね。

やっぱり、何かの利害関係がないと、人間はまとまったり、だれかを応援しようってならないのかなと思った。ここがむずかしいところだね。

3、アイドルと政治

プチカシマとダースレイダーのYOUTUBE番組、昼からなんです、を毎週金曜日見ている私。そこでは中年おじさん二人が、政治について熱く、そして、批判的に、おもしろく、語っている。香川1区の選挙戦レポは実におもしろかったね。地元のメディア王と戦うパーマ屋の息子。その選挙戦のレポがおもしろかった。そこで語られる、パーマ屋の息子を応援する支援者たち。その関係性がなにかに似ている。
支援者は特にお金をもらっているわけでもなく、ただパーマ屋の息子を当選させたいために自分の時間とお金を提供して、応援している。
なにかににている。そう、アイドルオタクとアイドルの関係性。

一方的、無償性、そして自己投影性が実ににている。まったく一緒だといってもいいね。この類似性にもしかしたら、つんくはすでにピースの時にきづいていたのかもしれないね。

そんな、アイドルオタクとアイドルの関係性、コンサートでのあの一体感を、山本太郎のトークイベントでも感じられるかなとおもったけど、それは感じられなかった。

昔の℃-uteファンは、℃-uteのライブには必ずいくけども、℃-uteも一人の出演者として出演しているハロプロの合同コンサートには絶対いかないという人がいた。なぜそんなことをいうのだろうと私は当時はおもっていたけど、いまなららわかる。その人はは、℃-uteのライブで感じられる一体感高揚感を、ハロコンでは感じられなかったのね。山本太郎のトークイベントもどちらかというとハロコンににているのかな。参加者は、それぞれが自分の推している社会問題について、そのことで一体感を感じたくていくのだけども、それができないのよね。

では、どうすればよいかというと、対立軸をつくること。たとえば、ハロプロVSアキモトグループという対立構造をつくり、そそのバトルイベントがあるとすれば、℃-uteライブにしかこない℃-uteオタクも必ずやってくる。うちでまとまるためには、外との違いを鮮明化させることが大事。

れいわにも維新という、強力な対抗軸があるのだけども、そこをまだうまく利用できてない気がする。

あとは、山本太郎にはあまり感じられない、包容力というかやさしさをもったカリスマがあらわれることも大事かもね。もっとやわらかい人がいたらいいね。
そこで、思い立った私。アイドルオタクとアイドル、そして政治。

ハロプロのジャンヌダルク和田彩花、元スマイレージ、元アンジュルム、現在女性問題活動家の和田彩花が、選挙に立候補してくれたら、これほどたのしいことはない。和田彩花の街頭演説会はリリイベであり、その後の握手会、2ショット撮影。選挙ではいかに多くの人とあって握手しただけ票にかえってくる。まさに、それにはなれている和田彩花。

和田は先日のソロライブをもって、2022年のライブ活動は終了と発表していた。これはもしかしたら7月の参議院選挙に立候補あるかもね。
なんか、今年の夏が楽しくなってきた。


2時間ノトークイベントおわって、すぐにボランティアスタッフがパイプ椅子の撤収をはじめる。ほんとテキパキ。この人たちのこの原動力ってなんだろう?そんあなことを考えていると、はじめに席まで手引きしてくれたボランティアスタッフがまたきてくれて、手引きしてくれた。せっかくなので、山本太郎と2ショット撮影したいなとおもったけど、今日はコロナのこともあり、撮影会、握手会はやってませんとのこと。残念。

なので、せっかかくの記念なので、グッズを購入。付箋、シール、缶バッジを購入。ハロのグッズと比べたら実に安かった。

出口まで手引きしてもらって、そこからは点字ブロックにそって弁天町駅へ。よぼよぼあるいていたら、イベント参加者のおじいさんと中年女性が私に声をかけてくれて、駅のエレベーターまで手引き。。ありがたいね。ありがとうカードと宮本佳林どらやきCDをプレゼント。途中、今日の客には障碍者はいましたか?と聞いてみると。視覚障害者の杖を持っている人が2人ぐらいいましたとのこと。うれしいね。

エレベーターにのって、3階にあがって、改札フロア。このフロアが実に迷路。改札がどこかわからない。あたふたしていると、改札からでてきた、中年女性が私を改札まで手引きしてくれた。ありがたいね。この女性にもありがとうカードとCDをぷれぜんとしたかったけど、駅員に私を引き渡してすぐにどっかにいってしまったので渡せず。

二人の中年女性は、まず、案内しましょうか?と聞いてくれて、私はどうすればいいですか?と2段階で聞いてくれる。ありがたいね。手引きはどうしたらいいんですか、私はよくわからないんdせう。。私は右ひじをもたせてくださいと言う。だいたいの人が、視覚障害者を手引きするのははじめてですと言ってくれる。

地下鉄にのって、梅田へ。梅田駅に到着して、ホームにおりて、人の流れと電車がすぎゆくのをホームで立ちすくシテ待っていると、若い女性が、声をかけてくれた。この人も、どうしたらいいですか?と2段階声掛け。左ひじをつかませてもらって、手引きしてもらう。阪急まで私もいきますので手引きしますという申し出、ありがたいね。途中、なにか介護のお仕事でもしているのですか、いやしていません。白杖ガールはみましたか?えっ?あ、見ました。ドラマってやっぱり若い女性の視聴率いいのね。

阪急の改札で、ありがとうカードと宮本佳林CDをプレゼント、びっくりしてよろこんで受け取ってくれた。

なぜか、手引きしてくれる人、声をかけてくれる人は女性が多いね。なぜだろう。やさしいね。ここでやっぱり女性は母性があるんだなとでも言おうものなら、和田彩花に注意されるだろうね。でも、あやちょ、、これは事実なんです。声掛け手引きしてくれるひとのうち、7割は女性なんです。これはどう説明できるんですか?

もしかして、私がイケメンだからですか?
いやいや、そんな人を見た目で決めつけたらいけません、ルッキズムにとらわれていますと、またもや和田彩花に注意されるんだろうね。

そんな和田彩花にぜひ立候補してほしいね。

PS
おそらく、私がよく女性から声掛け手引きしてもらうのは、女性のほうが、街にたくさん出かけているかだと思います。きっとそんな単純な理由だと思います。

【ダンス甲子園】FUNKY SIDE 元気が出るテレビ メロリンキュー

コメント (2)
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