◆ブログ開設 ８年目突入！
【身辺雑記】
こんにちは！
中小企業のデザインコンサルタントの木全（キマタ）です。
中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについて、毎週更新してお知らせしています。
中小企業のデザインのお悩み、なんでもご相談ください。
designsoudan★goo.jp（★を＠に）
木全のデザイン実績
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墨田区「無料商工業アドバイザー派遣」 ※墨田区に事業所のある方限定。
昨年から平日ほぼ毎日一言ずつ、ツイッターでつぶやく事にしました。
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■ブログ開設 ８年目に突入です！
２００５年の９月２５日にこのブログを開設してから、丸７年経ちました！
毎度のことですが、丸７年と書くより、８年目突入と書くほうが景気いい。
というわけで、
ブログを開設してから、８年目突入です！
週一回しか更新しない、こんなマイナーなブログなのに、ありがたいことに毎日アクセスをいただき、７年間でユニークアドレスは４００，０００、ページビューも１，０００，０００アクセスを超えました。
ここまで続けてこられたのも、
ひとえに皆様のお蔭と感謝しております。ありがとうございます！
ブログ開設の日に一歳の誕生日を迎えた愛犬ベル３世は無事に９歳になりました。もう一頭の愛犬カイは１６歳の高齢犬になりましたが、以前と変わらず元気です。２頭とも可愛さひとしおです。
■目指せ。デザイン立国！
節目ですので、今回は少し大きな話をします。
いま、新しい本を書きながら考えていることです。
１９８０年代、筆者がデザイナーとして就職したころは、まだ高度経済成長の余韻が残っていた時代で、大手中堅企業がデザイン部門を持ち、デザイナーを大量に雇用していました。
そのおかげで日本の製品デザインがどんどん良くなり、性能・価格・デザイン三拍子そろった「メイドインジャパン」ブランドを確立していきました。
当時、大手企業に守られたデザイナーは思う存分アイデアを出しスケッチを描いて、デザインを楽しんでいました。企業もそれを応援してくれました。大手企業が工業デザインのパトロンだったのです。
人類の歴史において、パトロンの存在ぬきに文化・芸術活動を語ることはできません。ミケランジェロやモーツァルトを育てたのは西欧の貴族であり、尾形光琳など日本の近世の芸術家を育てたのは、京大坂の豪商でした。
しかし、現在は、新興国の台頭、長引く不況、工場の海外移転による製造業の空洞化などさまざまな要因により、大手企業が工業デザインのパトロンであることを辞めてしまいました。
日本はもう、製品を輸出して外貨を稼ぐ貿易立国ではないのかもしれません。
世界の工場の座は新興国に譲り、ヨーロッパやアメリカのように違う道を進まなければならないのかもしれません。
しかし、日本のものづくりやデザインの能力をこのまま失ってしまうのはもったいない。
愛国心だけいうのではなく、三十年近く工業デザインに係って、いろいろな製品デザインを見てきて、日本のようにデザインの優れた製品を陸続と生み出し続ける能力を持った国はそんなに多くないと感じています。
ならば、貿易立国ではなく、「デザイン立国」の道もあるのではないかと考えています。
難しい話ではなく、国民全体のデザインセンスが優れた国。その国民が認めるデザインなら、価格が新興国の製品の十倍であろうが買うべきだと、海外から信頼されるようなデザインセンスを持った人々が暮らす国。それがデザイン立国です。
そんな日本になったらいいなあ、と夢想しています。
大きな話をしてしまいました。（笑）
大先輩からは、独立したら１０年間は下積みだと言われています。独立から６年と４か月。すでに後半戦。４年後どうなっていることやら。
まだまだ、このブログは続けていくつもりです。
華々しくも、なんともないですが、５０歳前になんの資金もなく、独立して６年４か月、無事にやってこられたのは、すべて周りの方々と拙ブログを見ていただいている皆様のお陰だと、心より感謝しております。
いつも同じことばかり書いていますが、
このブログを読んでくださっている皆様が、頼りです。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。
木全賢 拝
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