今日、ある雑誌を購入しようと書店に入る。
探していた本は、その書店に以外にもなかった。しかし、そのとき僕の目に飛び込んできた雑誌があった。
『DAYS JAPAN』
日本を代表する報道写真家の広河隆一氏が編集長を務める、フォトジャーナリズム雑誌である(写真週刊誌とは明らかに一線を画している)。
素人目にも非常にクオリティの高い報道写真が掲載されており、僕も以前何冊か購入していた(家を探したのだけど、残念ながらまだ見つかっていない)。
写真のクオリティの高さだけでなく、報道の内容も硬派かつ「見せる/読ませる」雑誌。扱っている問題は、人権、戦争、平和問題、歴史問題等。
以前、印象に残っている記事としては、「アダルトAV製作業者による、婦女暴行・監禁によるレイプAV製作事件」とその刑事裁判の行方(業者が出演者に製作ビデオの企画を説明せずレイプAVを撮った事件。反抗等した女優には暴行や監禁が加えられた)
そしてやはり従軍慰安婦問題=日本軍性奴隷問題の取材だろう。
写真という「見る芸術」と報道によって、社会や我々に現代情勢にどう構えるのかということを問うてくる雑誌でもあり、僕等の精神を刺激してくれる非常に内容の濃い雑誌。僕自身の個人的評価は高い。
そして現在、世界中でフォトジャーナリズム誌が廃刊(『LIFE』等も廃刊)となるなかで、『DAYS JAPAN』は世界中の報道写真家の受け皿にもなっている。
今回購入した理由は、以前購入した『DAYS JAPAN』が見当たらなかったから、最新刊を購入したということだけではない。実は編集長の広河隆一氏によると、『DAYS JAPAN』の経営は「大赤字」「多額の負債を抱えている」というわけではないが、決して順調なものではないようだ。
情況をみると消して廃刊目前というわけでもない。『DAYS JAPAN』のファンや興味を持った人が、出来るだけ購入することで健全なプラスマイナス0経営に落ち着くことが出るのではないか。
定期購読までは出来ないけれど、時々『DAYS JAPAN』を購入し雑誌の存続と発展を支えたいと思っている。
この日記をみられた方、そして『DAYS JAPAN』に興味をもたれた方、ファンの方にお願いです。僕はこの雑誌が存続してほしいと思っています。ですので、『DAYS JAPAN』を購入し雑誌存続に協力して頂ければ嬉しいです。
良い写真と報道に触れる事。それを微力ながら支えたいと思っています。