スポーツライター・オオツカヒデキ@laugh&rough

オオツカヒデキは栃木SCを応援しています。
『VS.』寄稿。
『栃木SCマッチデイプログラム』担当。

2トップが鍵@栃木SC通信

2007-08-03 21:23:40 | 栃木SC
3ヶ月近くが過ぎようとしているが、”あの一戦”で味わった痛みは消えない。

いよいよ、である。

ロッソ熊本とのリベンジマッチ。

前期は好き放題ボコボコ(チンチン)にされた。

後期は反撃の時。

柱谷監督が思い描いている対策は、こんな感じだ。

守備から入る。高橋泰、北川佳男の2トップにボールを入れない。4バックとボランチが挟撃。1対1で負けない。

つまり、FC岐阜戦と戦略に大幅な変更はない。

強力2トップを無力化することで、「攻撃力がある」ロッソを黙らせる算段である。

守っているだけでは、点が取れない。

「CBは個に強いが、DFラインが下がったり、CBのところでギャップができる。組織ではバラバラな部分がある。隙は十分にある」(柱谷監督)

ダブルボランチは前に強いが、その分だけバックラインとの間にスペースを生み易い。そこが狙い目であると読んでいる。つまり、いかに栃木SCの2トップがバイタルエリアを使いこなせるかで勝敗が決すると言ってもいい。

山崎透は高校時代の同級生に辛酸を舐めさせられた。徹底的に潰された堀田利明は奈落の底へと突き落とされた。足利のピッチに立った選手も、立っていなかった選手も明日は死に物狂いで向かっていくはず。不退転の決意が勝機を手繰る。気持ち負けだけはして欲しくない。かといって、相手の前へ前への闘争心を逆手に取るような冷静さも求められる。ハートは熱く、頭はクールに。

「アプローチからの1対1。守備は早くなった。トレーニングのイメージでやれれば・・・」

・・・の後は、大丈夫、負けない、勝てる、など各々が好きな言葉を当てはめて欲しい。ハイクオリティで、ハードなトレーニングは嘘をつかない。柱谷監督は勝つ気満々である。

殴られたら、倍にして殴り返す。

それが、下野魂。


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