パンデミック国家

2020年02月02日 | 十四行詩





パンデミック国家




言いがかりのように始まった令和二年一月。天皇制と日米
安保体制に骨の髄まで飼いならされた日本国民の前に、
治療薬がないとの触れ込みで、新型コロナウィルスの「脅威」が
煽り立てられる。感染症に治療薬などありはしない。

連日、NHKが感染者の足どりを細かく伝えて恐怖を煽る。
この煽り方は懐かしい。二〇一七年の衆議院選挙のときの
「北朝鮮脅威」と瓜二つである。いずれ出てゆくウィルスの
ために憲法改正して「緊急事態条項」を入れろと騒ぐ。

パンデミック国家には脅威と恐怖が蔓延しやすい。
これに弱いのは弱い人々。中国人をあぶりだせ。
帰国者の足どりを洗え。感染者をあぶりだせ。弱者が怖い存在になる。

パンデミック国家は差別と偏見に満ち溢れる。
朝鮮人を殺せとがなり立てた大正の普通の人々。
パンデミック国家の中心で製薬会社と政権の回転ドアがクルクル回っている。







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