上の湯@いわき

いわきで温泉というと、なぜかハワイを思い浮かべる。というのがほとんどだろう。
もちろん悪くない。しかし、その地に住まう人々の温泉というものがある。ここで言えば大衆温泉とも言えるか。

そんな、観光客はまず来ない。というか気付かない町の外れの住宅地の中にぽつんと在る、いわきで50年以上続く町営の公共浴場。



源泉掛け流しのすばらしい泉質。
身体を洗って湯船を触ると46度以上ありそう。どーにか足だけ浸かってもがいてたら、

混ぜるんだよー混ぜるんだよー

と常連さんがそろりと入り、身体を使ってぐいぐい湯をもみだした。
底にぬるい湯が溜まってるので、混ぜて良い具合になるのでした。

それでも熱いけどね^^;

毎日来るというその方に、近くにいい温泉があって羨ましいですねえ。と伝えると、

いやオレは小名浜の方だから、車で来てるのよ、20分くらいかな。だって(笑)

その頃女湯ではかみさんが、一日3回来るのよ。という地元のおばあちゃんと遭遇してたらしい。

そして、

熱いでしょ？我慢しないでお水足していーよ。と、自分もかみさんもそれぞれに言われていたという事実w



芯まで温まり、湯冷めしないのと同時に、なにやら湯上がりの爽快感が大変結構。

たまたま見つけた温泉であったのだが、湯の良さだけでない。人の温かさも加味されて、すばらしい旅の余韻となった。