DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

温井製麺@新前橋

2016年11月15日 | そばうどん
続いてはこちら。
利根川を渡ってウエストサイドへ。



新しめな建物だけど、創業は1930年だというから相当な歴史ですよ。



お品書き。肉汁、きのこ汁など最近の定番ものも扱ってますね。しっかし安いわな。



入口のすぐ脇に天ぷらが。ひと皿100円。
其々違う2〜3種が皿に盛ってある。

ちくわ・さつまいも・かぼちゃ。
なす・きんぴら。
ん?あっちはちくわとにんじんとかぼちゃか。
あ、こっちはしゅんぎく・ギョニソ・にんじん。。て、
これさ、嬉しいけど東京の路麺ファンは相当悩むんじゃない?(笑)



ま、自分が悩んだだけですけどねw
なす・きんぴら・さつまいもでー。



テーブルセットも充実してます。
ねぎ・七味の他に、すりごまやおろし生姜てのもこの旅でここだけだったな。



うどんはこちらも見込み茹でだと思うんですが、ちょうど昼時で5分くらい待ちましたかね。



そしてココもまたはげしくうまい。やや不揃いで、この辺りにしてはちょっぴり硬めな角のあるうどん。
つゆも旅中一番鰹節の風味がしましたね。

つまり、時代に合わせて、お店も立て替えたり麺や汁、メニューも北関東+αにチューニングしたってコトでしょう。お客に会社員やOLさんも多かったってコトもその証左かと。

ちょうどお昼時ってコトもあったかもだけど、入れ替わり立ち替わりで常に満席でした。
やはりこの地のうどん愛といういうのは揺るぎないものなんだなと。
日常であり、大衆食であり。そう、なにより「ごはん」なんだなと。






店を後にし、利根川西岸の遊歩道を歩いた。

この食文化が川伝いに関東平野に広く流布し、戦後の高度成長期、この食文化で育った人々が首都圏に一堂に流入したのだ。

そして立ち食いそばは生まれた。

この、教科書に書かれることもなく、見向きされることもない大衆食文化史。

その事実をあの店の活気はそっと伝えていた。







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