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喘息治療日記

~Enjoy ! 少食健康生活 ~

Drからのアドバイスです

2007-05-25 09:58:06 | 喘息
昨日夜、アレルギー専門の主治医の先生から、アドバイスいただきました。さっそく紹介させて戴きます。
kotoriさん、いのさん、またブログを読まれてる方も是非参考にしてみてくださいね。

kotoriさんのコメントからです。
kotoriもここで勉強させてください。よろしくお願いします。
2年前から、喘息になりました。 年齢は44歳です。
去年は風邪のときだけでしたが、今年は疲れても発作がおきて苦しいです。1回起きると、3日くらいは続きます。夜寝れなくてぐったりです。 使ってる薬は フルタイドと、セレベント あとオノン。マチさんと同じです。

でも、だんだん、発作の回数が増えてきて不安になってます。このままで大丈夫でしょうか?
 
アドバイスください。すみませんお願いします。


Drのコメントです
ステロイド吸入薬やセレベントは、使い方にもよると思いますね。
少なくてもいけないし、使いすぎても副作用が心配だし・・・・
答えは、その方の主治医が持っているように思います。
一般的には、十分量をまずは使って状態をよくしてあげるところから始めたらよいと思います。


同じ吸入ステロイドでも、 ひとりひとりにあった使い方ができるかということなんでしょうね。 それには、我々患者も処方されたままでいないで、改善されない場合は、遠慮したり我慢せずに、症状をしっかり訴えることですね。
喘息日誌をつけてそれを見せるのも ひとつの手かもしれません。kotoriさん、一日も早く受診されることをお勧めします。



次は、鼻詰りと鼻声をなんとかしたいという、いのさんからのアレルギーに対する質問です。いのさんの質問は前回の「成人喘息ゼミナールの感想」ブログから先に読まれると、なお分かり易いと思います。
最近の血液検査の結果私は好酸球の数値が12%でしたので、私は炎症性よりアレルギー性なんでしょうね。。
鼻中隔湾曲・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎が私の持っている鼻の疾患なんですが、手術をしてもいいし、しなくてもいいというのが耳鼻科の医師の意見です。
幸い鼻茸ができてないので、鼻茸ができてから手術をすればいいんじゃないですか?ってことなんですが、とにかく半年近く続いてる鼻づまりと鼻声をなんとかしたい気持ちでいっぱいです。
マチさんは鼻の症状は何もなくてほんとよかったですね。

鼻の症状があると、特に鼻水が多いとそれがノドに流れ込んで咳がよくでます。

『原因のアレルギー』というのは特定が可能なんでしょうか?私は何度も検査をしましたがハウスダストに疑陽性の反応がでたぐらいで、これがこの鼻づまりの大きな原因とも考えにくいです。原因がわからなかったら避けようがないですね 
アレルギー体質を良くするにはやはり鍛錬で体の免疫力を高めるしかないんでしょうね 頑張ります


Drからのアドバイスです

好酸球の果たす役割はまだよくわかっていません。
アレルギーの結果として増加してくるのか、増加するからアレルギー反応が悪化するのかも議論のあるところです。
いずれにしても、好酸球が増加すれば、それ自体が各種の内臓(心臓や肺や腎臓)に悪い影響を与えますので、低い状態がのぞましいのですがね。
12%というのは、決してそれほど多いものではありませんが、やはりアレルギーの関与があると考えてよいでしょう。しかし、炎症が無いとはいえません。
難しいですね。総合的な判断で、主治医に任せるしかないと思います。


全ての喘息患者さんの原因アレルギー(アレルゲン)を特定するのは、きわめて困難です。血液でアレルゲンがなかなか特定できない患者さんでも、血液の好酸球が増えていたり、鼻水や痰の好酸球が増えていることはよくあることです。

ハウスダストに擬陽性で、他の検査は全て陰性ということなのでしょうが、現在の保険診療で検査できるアレルゲンの種類は限られています。
生活空間にある無数にあるアレルギー物質全てを調べ上げることはできないのですから、何かに反応していれば、たぶん他のものもあるだろうと判断してよいでしょう。運良く保険でできる検査で次々と反応が出ればうれしいのですがね。

ともあれ、原因がはっきりしていても、そうでなくても、特殊な場合をのぞいて、治療方針に大きな違いはありません。ある種の薬に反応する薬剤師さんなどに代表される職業性喘息の人は、その特定された物質をさけるだけでほとんど他の喘息治療が必要ではありません。そうでない場合は、一般的な環境整備を進めることと平行して、多少のアレルゲンにも対抗できるようにステロイド吸入薬を上手に使うことが肝要です。

アレルギー体質を改善するための心身鍛練による免疫力アップは、心と体と脳の免疫力の関係から、次第に解明されつつあると聞いています。
鍛錬は心身共に取り組んでください。やり方に「これしかない!」というものはないと思います。様々な人々が様々な方法で試しておられるので、どんな方法でも価値があると思います。
ちなみに私は、気功を一時期やっていました。しかし、そこにのめり込んで「これしかない」と言う態度で強制するのもどうでしょうか? どこかの赤い政治団体ではないのですから・・・




いのさん、アドバイスを参考に、またたくさん勉強してくださいね。そして、色々自分にあった心身の鍛錬を探して、取り組みましょう。

マチも治療に西式体操やアロマ、食事などを取り入れてやっています。(いろんな事をやってみて、最終的に自分にあったものがこれでした)
現代医学にこれらを組み合わせることで、確かに相乗効果が期待できるように思います。


マチの主治医の先生の治療方針ですが、病気を科学的に解明するだけでなく、ホリスティックな医療も取り入れ、また患者の語りを大事に治療に取り入れて治療にあたっておられます。

おかげさまで、マチもいっぱい勉強することができ、ブログも立ち上げることができました。感謝です!!