ある司法書士の修行時代

司法書士の修行の日々に思う徒然事

マンション管理士試験合格発表日

2005-01-14 16:15:16 | 資格試験
は今日だそうです。

早速マンション管理センターのHPを覗いてみました。
試験結果の概要は以下の通りです。
合格者の皆さんおめでとうございます(^o^)/

マン管に関しては色々物議をかもしてますね。
資格に関してはこと掲示板なんかで侃侃諤諤の議論が起きやすいですが、
マン管は受験生からもその存在意義自体が議論されるという極めて珍しい資格ですね。
それは名称独占資格でしかない点に起因してるんだけど、
そもそもがコンサル系の資格だからそれはやむをえないのでは、と思います。

僕は2003年度の合格者でして、行書の試験が終わった後、専念しました。
専念といっても宅建の勉強を一月半ほどしてたし、司法書士の勉強もしてたので、
ゼロから始めたわけではなく、五合目くらいから登りだした感じですけど。
結果は45点でした。

その時嬉しかった反面、内心思ったのは…
マンション管理士に要求されている知識と技量の高度さにもかかわらず、
この程度の難易度の四肢択一五十問の試験で管理士を誕生させていいのか

という素朴な疑問でした。
この程度の試験だと、現実に今まで実務に携わってきた
弁護士さんや建築士さんや税理士さんなどがマンション管理に携わるものとして
「箔」をつけるための資格としては意味があっても、
実務経験の全くない人が合格した場合、
現場の様々な案件に全く対応できないんじゃないのか、と。
もちろん試験合格後、懸命に勉強して研鑽を重ねるのは当たり前だけど、
何も試験合格後じゃなくて試験合格前にある程度させればいいのに、とも。

将来は中小企業診断士のような択一と記述を組み合わせた
難易度の高い試験になるだろうと思ってましたが、
去年の試験は四肢択一のまま難易度を大幅にアップさせたようです。
合格基準点が8点も下がってますからね。
臨機応変に欠ける官僚的硬直さが露呈してますね(^^ゞ

僕はマンション管理士はペーパーに終わらすことなく絶対活かしたいと思ってます。
そのためには建築や財務会計の勉強を相当しなければならないと肝に銘じていますが、
現状では後回しにならざるを得ない状態です