死にたいって言うくせに
雨をよけるために傘を差して
死にたいって言うくせに
車を気にしながら道を渡って
なんで守ろうとするんだよ
いらないのに
その往生際の悪さもいらない
いらない
叱責も慰めも叱咤激励もいらないから
今まで出会った全ての人から
自分に関する記憶を消して
このまま
床の染みに
水たまりに
自分を感じずに済むところに
細切れにして
放り投げて
雨をよけるために傘を差して
死にたいって言うくせに
車を気にしながら道を渡って
なんで守ろうとするんだよ
いらないのに
その往生際の悪さもいらない
いらない
叱責も慰めも叱咤激励もいらないから
今まで出会った全ての人から
自分に関する記憶を消して
このまま
床の染みに
水たまりに
自分を感じずに済むところに
細切れにして
放り投げて