正夢

人に言わなければ正夢になる
って　本当なんだろうか



言わないぞ

出来のいい

友人
先輩
後輩

尊敬すべき人ばかりに囲まれた
恵まれた環境に
私はいる

自分と同じことをしても
自分より遥かに上に行ける人たち

それを鼻にかけることなく
さらに上を目指せる人たち

大好きな人たち

その人たちに会うたび
話をするたび
近況を聞くたび
結果を見るたび


自分の無能さを痛感し
過去に積み上げた僅かばかりの矜持が
削り取られていく



大好きな人たち



会いたくない
知りたくない
大好きな人たち

unicef

ボランティアは　もう　終わったんだよ



わかってたさ

これ以上甘えることはできない




わかってたのに

夢

火曜日から２日間　夢みたいだった。

彼は疲れた様子だったけど
幸せだったな。

待ち合わせて
一緒に歩いて
ごはんを食べて
一緒に帰れるだなんて思わなかった。


来年　行くかもしれない場所
彼も行けますように


でも
一緒に行くのは無理だろうな。

優れた容姿
論理性と誠実さを備えた彼と

醜い上に
感覚だけで生きている自堕落な私は
不釣合いだ。



同じことになるだけだって
わかってる

のに
なんで

絶望感

これ以上変わることは出来ない

私は私のまま
醜く太ったまま

夢と
希望と
若さで満たされた
雛鳥たちの空間

能力も
容姿も
性格も
自分より格段に優れている人たちの中にいて

羨望と
嫉妬と
焦燥と
そして絶望感が
自分の内部を支配した


どうしたらいいんですか
なんで私を選んだんですか
私にはそんな伸びしろはありません

どうしようもないんですかね