ressentiment

暗い愚痴をたらたら綴ります。
掃き溜めなのできれいな話はありません。

回復

2006-03-30 01:28:25 | Weblog
ここにこんな明るいタイトルをおくのは初めて。
突然の仲直り、とりあえず成功。

待ち合わせたときは本当に気まずくてうつむいたままだった。
でも 場所の選択がよかったのか
一杯でも酔える本格的なカクテルのお陰でだんだんと多弁になっていく。
こんな風にまともに会話ができると思わなかった。
ましてや他愛もない話で笑うなんて。
あれほど憎悪して突き放して二度と会いたくない人だったのに。

あまりに私を持ち上げるから
100%本音かどうかは怪しいところだけど
せっかくだから信じよう。

意地を張ることをやめて
耳をふさいだ手を放したら
あっけないほど簡単に彼の声が聞こえた。

狂ってしまった歯車は完全には戻せないけど
一昨年から組み込まれていたはずの不協和音は聞こえず、
代わりに心地よいジャズが店内に流れていた。

私は
ずっと聞けなかったことを質問し、
ずっと言えなかった苦言も呈した。

彼は
弱い人だった。

語彙も知識も豊富だから口が立つし
人に合わせて場に即した言葉を選ぶからたまに調子よくも聞こえるし
会話してるといつの間にかペースをもっていかれるけど
彼は
蒼い心を
言葉で武装した
弱い人だった。


彼に、あの人とのことは話せなかった。

彼は今までを後悔し、受け入れ、謝った。
私はそんな彼をいつまでも欺き続けるのか。

以前なら彼への嫌悪感で罪悪感を覆い隠せたのに
嫌悪の霧が晴れてしまったしまった今
鈍色をした雲が 雨になって突き刺さる。


歩くたびに罪悪感が染み入って
靴がぐしゃぐしゃと嘆いた。
私は 消えたい、と呟いた。

亡羊

2006-03-27 02:08:59 | Weblog
見当がつかない。
とりとめがない。
何もしていないのに思考がまとまらない。
せめて文字にすることで頭を整理しようとするけれど
アウトプットした時点で私の思考から離れていく。
ありのままなんてのはありえない。


木曜日、あの人に言いたかったのはもっと違うことだった。
最初にいつも相談に乗ってくれてる感謝を述べるべきだった。
そのあとに苦言を呈すればよかったのに
ただの説教になってしまった。
半分は言えたけど
もう半分を本当は伝えたかった。
「幸せなのはいいことなんだけどさ」
これに続くこんな短い言葉だったのに。
「いろんな付き合い方があっていいとは思うけど、君のはいろんなものを犠牲にする付き合い方だよ。
そんなに彼女最優先にしてたら、縁起でもないけど、終わったとき何も残らなくなっちゃうよ?」
これも考えてみたら大したことない内容だけど。

「幸せなのはいいことなんだけどさ」
この言葉のあとの
あの人の「全然幸せなんかじゃない」という言葉に私はどんな顔で反応していたんだろう。
もし少しでも嬉しそうな顔をしてたら。
それをあの人に見られてたら。
あぁ 自分はなんて嫌な女なんだろう。
もしかしたら私のせいで別れそうになってたかもしれないのに。
それすら喜ぶなんて本当に最低だ。


昨日の二人は明らかに元気がなかった。
私のせいだろうか。
やっぱり私はいない方がよかった。
気を使われるのも気を使われないのも嫌ならもうどうしようもないよね。
消えるしかない。
なのに消えれない。


そんな折に 彼からの直談判の申し込み。
この間の感触で彼への嫌悪感が薄くなってることを実感した。
今ならちゃんと話せるかも。
友好的に話は進み、いよいよ火曜に会うことに。
指定された場所はもしかしてバーでしょうか。
調べてみたら案の定。
和解は出来るのか。
一体どうなるんだろう。


あぁ ただただ亡羊の嘆

死ねばいいのに

2006-03-18 21:48:52 | Weblog
って言葉がずいぶん軽く使われて死という言葉が生々しさを失う中
この気持ちはどんな言葉で表せばいいんだろう
消えたい
この言葉の方が現実感を持っている気がする

どうしたらいいのかわからない
いや わかってる
でも わからない
本当にわからないんだ

消えたい


二人でいるのを見たときの自分の感情に驚いた。
自分のことは棚に上げて二人を罵倒する言葉しか頭に浮かばない。

なんでわざと人目につくようなところで会うんだよ。
私に限らずみんなに対してそれくらいは考えて当然じゃないの?
せめて場所を変えろ。
てか合宿中くらい我慢しろよ。
そうですか、そんなにその子が大事ですか。
その子さえ良ければあとは二の次・三の次ですか。
あなたの中での私の優先順位は高が知れてるけど、一応の配慮はしていただきたいんですが。
してるって?
おそろいの指輪して飲み会でのろけて会話そっちのけでメールして、それで十分配慮してるとか言うならずいぶん遠慮のいらない世の中ですね。
いい加減にしろ。

でも口には出せなかった。
言ったところで何の効果があるとも思えないし
あの人に嫌な思いをさせるだけだし
ものすごく冷たい言い方をしてしまいそうだったし
途中でしどろもどろになったり泣いたりしそうだったし
そのときの嫉妬に歪んだ自分の顔が想像できたから。

かわいくて
みんなにかわいがられて
甘え上手で
幸せいっぱいの
あの子が
本当に許せない。
一番許せないのはこんなことを考えてる自分なのに。
あの子がやること全部に腹が立つ。
あの子の綺麗な音を聴くたびに後ろから殴りたくなる。

ああ 何考えてるんだ
やめろ
これ以上内面まで不細工になってどうするんだよ

もう 今すぐでもいい
消えさせて