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彼と
あの人と
こんな距離で
半日間

死にたいことばっかり増えてく。





あの人って
そういう系の服　好きなんだ。

なんとなく彼女の系統が想像できる。

とにかく綺麗で
すらっとした脚を持ち
髪もさらさらで
きっと
私じゃ一生なれない人


でも
以前より胸詰まる感じもなく
顔が紅潮することもなく
ショックなわけでもなく
あれ？
自分の変わり身の早さに辟易。



彼に対しても
隠しとおせるわけないって思いながらも
程よい緊張感が失われた自分を
人として終わってる自分を
見せ付けてしまった。


自分の本性が少しずつ明らかになって
最初から期待なんてなかったとは思うけど
初期状態より心象が良くなったなんてことはない。



せっかく抱いてくれた幻想を
打ち砕いて申し訳ありません。

格差

みんな頭が良くてルックスも良くて口が立って多趣味で気配りもできて
私は全てにおいてそれらの対極

自分が他とは違うという中二病的な被害妄想を抱いている時点で私は皆のようにはなれない



偶然あの人のプロフィールと交友関係を垣間見て
自分がどんなに身の程知らずだったかを思い知った。


あぁ
そりゃモテるわ
わかってたけど
やっぱこんなに完璧な人だったんだ




近づこうなんて
おこがましいにも程がある

死にたい

現金

あれ以来
妙に意識してしまって

それまであの人が占めていた脳内のシェアが
拮抗するくらい
何なんだ
この現金さ。

モルヒネ

真珠のチェーンが切れたのは
何の暗示だったのか




まさか
こんな展開




尊敬すべき人に
自分なんかが
こんなことを言ってもらえるなんて



どうしよう



自分より
遥かに可愛くて

彼の歩いてきたレールは
私のよりも明らかにきれいで


そんな人が　なんで　私を。






脳内の麻薬に
頭が鈍く痺れる

どうしよう
何も考えられない

まさかとは思うけど

子犬みたいにかわいくて
自分よりよっぽど眉目秀麗な人から
誘いを受けた件

自分なんかが好意持ってもらえるわけないとはわかっていても
万が一ということもなきにしもあらず



どうしよう