このまま
つかず
離れず
緊張感も
弾む気持ちも
快楽もないまま
隙間風に気づかない振りをして
触れたい衝動を抑え続ける
こんな関係を
ずるずる続けていいのだろうか
軽くなり続ける天秤の片方に戸惑って
バランスを取ろうとして
外した分銅を自分の膝に置いて
重さに耐えかねた骨の軋む音を聞きながら
甘い記憶を探って
痛みを慰める
私は
彼に触れたくないと思ったことも
声を聴きたくないと思ったことも
顔を見たくないと思ったことも
一度もない
許されるなら
ずっと
一緒にいたい
彼の分銅は
もう
消えてしまったんだろうか
つかず
離れず
緊張感も
弾む気持ちも
快楽もないまま
隙間風に気づかない振りをして
触れたい衝動を抑え続ける
こんな関係を
ずるずる続けていいのだろうか
軽くなり続ける天秤の片方に戸惑って
バランスを取ろうとして
外した分銅を自分の膝に置いて
重さに耐えかねた骨の軋む音を聞きながら
甘い記憶を探って
痛みを慰める
私は
彼に触れたくないと思ったことも
声を聴きたくないと思ったことも
顔を見たくないと思ったことも
一度もない
許されるなら
ずっと
一緒にいたい
彼の分銅は
もう
消えてしまったんだろうか