隠れ

弱い自分を認めろとか言う人からは
弱い自分を受け入れる能力を持つという自信がにじみ出て
純粋に励ましてるつもりかも知れないけど
正のエネルギーを意識させるほどに
私は一層陰気になる

はいはいわかったよ
あなたとは違うんです
そんな風になれないよ
余計なお世話です


弱いだけじゃなく
情けなくて
惨めで
矮小で
卑しくて
終わってる自分なんて
どうにもならなくたって
認めたくない


認めたら
改善できない自分に落伍者の烙印を押すみたいで

受け入れた彼らとの器の差を突きつけられるのが怖くて

逃げたくて
逃げたくて

認めないまま
向き合わないまま
何も変わらないまま

このまま生きてくのかい？