みかんのかわ Blog Ver.

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彼岸花

2008-09-26 18:31:09 | Flower news
お彼岸にちょうど咲く彼岸花。

道端などに群生し、9月中旬に赤い花をつけ、
夏の終わりから秋の初めにかけて、
高さ30~50cmの花茎が葉のない状態で地上に突出し、
その先端に5~7個前後の花がつくが、
開花後、長さ30~50cmの線形の細い葉を
ロゼット状に出すが、翌春になると葉は枯れてしまい、
秋が近づくまで地表には何も生えてこない。

開花期には葉がなく、葉があるときは花がない...
以上、ウィキペディアより抜粋にて...。

これだけ温暖化が叫ばれ、ゲリラ豪雨とか、まぁいろいろ
気象条件も変化するのに、この彼岸花は必ずこの時期に
咲きますよね?何ででしょうね。

いったい何を感知して咲くのか?凄い不思議。

寸分の狂いも無く咲くからね~。

原種は、秋の他の植物の花が少ない時期に虫を集め
実をつけようとしたのだろうけど、

今日本に原生している彼岸花って3倍体らしく、
種が全く出来ない。
球根だけで増えているのだから、更に面白い。

よく公園や、道ばたで咲いているのを見かけるけど
土に混ざっていたのか、植えたのか、どっちかって
ことかもしれませんね。

同じヒガンバナ科のリコリス、ダイヤモンドリリー、
ネリネみたいなヒガンバナに近いものが、

年中通して市場に出回らないのは、ユリとかとは
全く違う、「花をつける」という信号が、
同じ球根類であったとしても異なるってことなんでしょう。

アマリリスはヒガンバナ科だけどね。

現在、オランダ、ニュージーランドからも輸入されている
ネリネ類(ダイヤモンドリリーを含む)ですが、

オランダは9、10、11、12
ニュージーランドは、2、3、4

リコリスに限っては、台湾の9、10

って感じになってることを考えると、赤道を境にして
反対側は、ネリネ類のシーズンが異なるって
ことですよね。

国産では、ネリネ種は10月下旬が開花で
生産者さんからは、どうやっても1ヶ月程度の幅
での開花期間しかないとお聞きしたことが
あるので、

これらの品種を育てるということの難しさを感じます。

技術がこれだけ研究され発展された現代にあっても
温度や、日の長さ等何かを感知しているわけで

調整出来ない、植物の神秘を感じれる数少ない品種ですね。

だからこそ、季節を意識して飾ってみたいな~って
思いました。

理由がわかるかたは、教えて頂ければ嬉しいです~。




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