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世界の艦船 2022年11月号 特集・ロシア海軍の核戦力  

2022年10月25日 | 読書

 世界の艦船 今月の特集はロシア海軍の核戦力です。

7氏が現在のロシア海軍の核について解説されていますが、

重複内容が多くて閉口しました。

その中でロシアはプーチンを筆頭に核の取扱いについて雑であること、

戦略核については各国とも理念は同様ですが、

戦術核については多様なプラットフォームを持っていて、

使用については条件が整えば使用することがはっきりしています。

これは大変危険な事ですが、ロシア海軍はアメリカ海軍との差が大きく、

そのギャップを埋めるために核を使用する事を是正しています。

井上氏の「ロシア海軍の戦術核と搭載艦艇」解説は具体的であり、

「ロシアはこういう場面で核兵器を使う気だといっているが、

それを実現するための戦術核にはこんなものがあって、

プラットフォームはこれこれ、配備状況はこれこれ」

となると疑問なのはウクライナでの「巡洋艦モスクワ」沈没しましたが、

SS-N-12サンドボックスは核搭載が可能ですが、

今回は搭載していたのかとうの事については誰も記載がありませんでした。

やはり核を搭載しているのは潜水艦ですかね、

特集以外では小林正男氏の「混迷のオーストラリア原潜取得計画」です。

オーストラリアは米国、英国の協力で原子力潜水艦の導入を進めていますが、

現状の状況と導入に伴う困難について解説されています。

核の取扱いについては通常潜水艦よりも製造技術、管理、運用、整備等についての

ハードルの高さを解説されています。

一番の問題は現在運用しているコリンズ級潜水艦の退役との兼ね合いで

空白期間が生じることに懸念されています。

ということで、核の取扱いは困難であり、人類にとっては厄介な原子です。

 

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