2020年1月に国際地質科学連合により
「チバニアン」(Chibanian、千葉時代)と命名されたと報道されました。
このことは地質年代「チバニアン」が地球史に、初めて日本の地名が刻まれました。
著者は「千葉セクション」のGSSP認定と地質年代「チバニアン」の誕生を推進した
研究グループの中心メンバーで、GSSP申請の論文執筆責任者をつとめられました。
地質と言えば「ブラタモリ」でよく耳にする言葉ですが、少し興味があり、
読んで見ましたが、こんなに奥の深い本とは思いませんでした。
最初は「磁石と地磁気の発見」から始まり「宇宙からの手紙それが、謎を解くヒントだった」
と続くのですが、幅広い内容に途中で頭がこんがります。
今までは地層に年代が書かれていると思っていましたが地質年代は正確な時間軸ではないこと、
当然地球が出来て約46億年ですが、大まかな年代は分かっているのですが、
正確性を求めるとあらゆる要素が関わってきて、
解くためには電子と原子か絡んでくるとやはりそこかと思ってしまいます。
特に「ベリリウム10」を使って調べる方法には驚きました。
この様に地質年代を調査することは地球全体を調べて整合性を確認することは
気の遠くなるような作業ではないかと感服します。
そして本題である地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのかですが、
地磁気について知識が不足していることに気づきました、
宇宙が誕生して拡大している状況で太陽系の地球は宇宙からの影響と
地球内部から冷えて行くことにより地磁気が度の様に変化していくか興味のあるところですが、
多岐にわたる課題が多くて自分には理解不足であることは否めません。
それでもまだまだ未知の領域が沢山あり今後の研究が続いて行くとのことで、
地道な研究にエールを送りたいと思いました。