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みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史

2020年08月11日 | 読書

自分はみずほ銀行に口座を持っていて、前から気になっていたことがあります。

それはテレビ等で流れるみずほ銀行の連休によるATM利用不可となる通知です。

どうして何度もこのような事態が発生するのか不思議でした、今回、「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」読んで分かりました。

 

第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だったとのことですが、

どうしてこの3行が統合しなければいけなかったかは触れていません、

それも統合して2行に分割することは理解できませんでした。

これは国が指導して統合を導いた事が寄与しているのかもわかりませんが、

そのため統合のポリシーがないので、3行は縄場争いをすることなり、どの沼化していきます。

驚いたのは銀行サービスが3000種類もあるということにはどうしてシンプルにできないのか不思議です。

本にも再三書かれているのですが、トップが統合の時にこれからはIT化促進を唱えているのにITについての知識がないのには驚きました。

最近読んだ本に井上孝司氏の「現代ミリタリーのゲームチェンジャー」に書かれているのですが、

゛トップがビジョンを示して全員で共有゛゛部分最適より全体最適゛゛前勤続行でいいのか゛

゛「伝統だから」というだけの思考停止゛゛今あるものを壊す勇気゛がゲームチェンジャーになれる道筋と述べられています。

本書にもそのことは書かれているのですが、実行するには二つの大規模障害が発生したことにより

初めてトップが認識したことにより変革が始まったとのことで、最初にトップがビジョンを示していればとも思いました。

新システム「MINORI」の大きさには驚かされました、

しかし現在のシステムはスモールシステムをブロックチェーンすれば新規サービスを構築するのにも障害は少ないのに

なぜ巨大システムに固執しているのかは不明です。

みずほ銀行は銀行業界のゲームチェンジャーになれるのか・・・

 

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