iFi audio NEO iDSDは今いずこ

2023-12-10 20:37:30 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

振り返るのは嫌でしたが、踏ん切りをつけるため、昨日、DDCなどの機材の整理について、記事にしてみました。

ついでの事ですから、関連する機材について、続けて投稿しようと思います。

 

今回は、タイトルの通り、iFi audio NEO iDSD;ヘッドフォンアンプ兼DACです。

 

当家環境下において、同じメーカーのZEN ONEと覇を争った同機器は、結局のところ、音質の好みの傾向という点において、下位モデルのZEN ONEに打ち勝つことが出来ず、いずこともなく去って行きました。

 

勿論、手放した先はある程度は分かっていますけれど、そんなのもう知らん・どうでも良い、そんな気分です。

で、タイトルの通りの表現です。

 

ZEN ONEを残し、NEO iDSDを手放す。

普通は逆ではないかと思います。

NEO iDSDの上位機種ですから、音質は上なのでしょうし、機能も上です。

 

確かに美音でした。

綺麗な音ではあります。ただそれだけでした。

 

でも何かが物足りない。

決定的なのは、力強さに欠けていたことでした。

何だか音が細い感じがします。頼りなさげです。

 

平面的な綺麗な音だけでは、ただ鳴っているだけという自分が一番嫌なセッティングになってしまいます。

バランス接続で出力していましたから、ライン出力のレベルも高いはずですけれど、どうにも力に欠けた平たい音でした。

 

ZEN ONEの方が音に雑味もあり、音も太く(繊細ではない)、帯域も狭いんでしょう。

ですけれど、こちらの方が自分には合っていました。

製品カテゴリーの違いか、位置付けが違いか分かりませんが、同じ会社の製品でも音の違いを感じます。

 

以前にも書きましたが、ZEN ONEは音が少し力強い感じです。

恐らく価格からしても、ポップス・ロックなどに合うよう、仕立ててあるのでしょう。

ひょっとしたらZEN ONEの方が後発ですから、音の方向もNEO iDSDとは変わっているのかもしれません。

 

MQA(倒産してしまった)も元々導入予定もありませんでしたし、HPAとしても使うこともありません。

ということで、最早NEO iDSDの居場所はありません。

 

当時の最新のファームウェアにアップデートされており、幾つかのデジタルフィルターも使えました。

多少なりともその違いは感じられましたが、その効果に特段引き付けるようなものはなく、機材を残す理由とするまでには至りませんでした。

 

NEO iDSDは、iPower Eliteとのバンドルセットを中古品店で買いました。

iPower Eliteも、iPoweriiとの違いが今一つ分かりませんでしたから、一緒に手放してしまいました。

ノイズもiPoweriiより宜しくないということを、どこかのサイトで見掛けましたから、サッサと手放しました。

 

NEO iDSDの注意点・気になる点は、前面の(多分)有機EL表示パネルが柔で直ぐに傷が付くこと、長時間使い続けると焼き付けを起こし易かったり、表示が薄くなってしまうことです。

 

実際に、パネル表示が薄くなり、字が欠けてしまっていた中古品を見掛けました。

製品仕様上の大問題ですね、これは。

 

後、傷つきやすいというのは、自分もやってしまったことで、うかつではありましたが、パネルに付いていたゴミを取り去ろうと、少し爪を立てしまったところ、あっという間に目立つ傷が付いてしまったことから実感として持っています。

NEO iDSDには、デジタルカメラの液晶モニターのように保護フィルムをずっと貼っておくべきでしょう。

 

もう一つ、電源スイッチが小さくて押しずらいこと。

押しずらいのに、少しの間押し続けていないと電源が入りません。

 

筐体はそれほど重いものではありません。

強く押せば、機材が後ろに動いてしまいます。気にはなりました。

 

調べれば、NEO iDSDの後継機であるNEO iDSD2が早くも発売されているようです。

https://ifi-audio.jp/neo/neo_idsd2.html

上で指摘した、電源スイッチは大きく押しやすいものに変更されています。

 

パネルもカラー表示されるようです。

寿命や焼き付け易いところは、改善されているのでしょうか。

 

最新の機能の付加とともに、ライン、ヘッドフォン出力ともパワーアップが謳われています。

矢張りそうでしたが…。

 

背面を見るとクロック入力が出来るようになっています。

このクラスでは珍しいが、今更自分には関係のないこと...。

 

さて、NEO iDSD。

実は、RMEのADi-2 DAC FSとどちらを買うか迷っていたのです。

その当時、まだコロナ禍で、巣籠生活・趣味を応援するためと謳って、代理店が随分安く売っていました。

12万ちょいだった思います。

 

円安や半導体不足の影響もあるのでしょうが、今は、安くても18万円ぐらいです。

それに比して、NEO iDSDは、早廃番。中古価格も低値安定。

 

ADi-2を買っておけば良かったのかなぁ、と思います。

結構発熱があるという、Web上のその一言で見送ってしまいました。

 

ドイツの音に馴染めていたかどうかは分かりませんけれど、継続して保有していたんじゃないか、そんな気がします。

つくづく自分の買い物下手を痛感します。

 

NEO iDSD2ですか。

音の傾向は変わらないでしょう。あの筐体は見るのも嫌です。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。

 

電源を落とすときに現れるメッセージです。"See You!(またね)"とありますが、再会はもうありません

本当にサヨウナラ。

 

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