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2010.01.16【不動山】和歌山橋本市

2010年01月16日 | 【山なんか大嫌いだ】

2010.01.16【不動山】和歌山橋本市

橋本城山台と小峰台にかかる橋の手前から五条へ抜ける農道に入る。
「不動山の巨石」の看板から左へ細い道にはいると
どこか懐かしい日本の山村風景が見れる。
柿畑と棚田を見ながらしばらく行くと杉尾の明王寺に到着。

お堂があり数台の駐車できるスペースがある。


そこからまっすぐに上がる階段があり
それを見るとぞっとするほど急な階段で
頂上まで635段ある。

まるで絶壁につけられた階段だ。
階段横には 石楠花が植えられている。
1段が20~30㎝の高さがあり平均して25㎝としても
約160mの標高差の絶壁のような階段を登ることになる。
高所恐怖症の人は回り道コースを勧める。
滑ったり転げたりすると大けが間違いなしだ。
また、所によって階段の幅が10㎝程しかない所もあるので注意。


不動山に到着すると巨石群がある。
「昔、役行者が石橋を金峰山に架けるために鬼神に集めさせた。」
と伝承されている。
中には「一言主の神に集めさせた」と言う
神に命じると言う罰当たりの小角伝説もある。


呆れた小角伝説はさておき、不動山の頂上の様子。

この付近の石は、紀ノ川の南と北で大きく違いがある。
美しい蛇紋岩の巨石の多い中央構造線より南部の石。
北部にあたるこの地の石は砂岩が多い。
で不動山の巨石は、堆積岩でもろく、麓にもある。
おそらく中央構造線により堆積した石が隆起したもので
元々この地にあった巨石であろうと推測される。
どこから運ばれてきたかではなく
南海プレートがぶつかる中央構造線の威力を見る思いだ。

さて、手前の巨石に20㎝ほどの穴があり
穴に耳を近づけると
「ふ~」「ごぉ~」「む~」とか風により音がする
これが「音の風景百選」で選ばれている音で
「紀ノ川の音、あの世の音、この世の音」とある。
もっとも、紀ノ川までは直線でも8キロ程あり
聞こえるはずもないのだが
あの世の音と地獄の音は 聞こえるかもしれない。


祠が4つあり手前は稲荷で、巨石に
左から金剛童子、不動明王、八大龍王と3つ並んでいる。
奥にも数個の巨石がある。

 

お参りを終えて回り道を下ることにする。

緩やかな山道で 先にダイトレの尾根が見える。
尾根に向かって道を行くとダイトレ杉尾峠に行く。

尾根道がダイトレ
ダイトレは またの機会に登るとして

毘沙門天の祠
明王寺へ戻ってきた。

今度は、石楠花の咲く時期に来ることにしよう。


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