おっさんの記録箱

古寺巡礼記の紹介と山野草の写真記録
御朱印の記録 (御詠歌の御朱印が自慢)
低山登山の記録(山なんか大嫌いだぁ~)

【023】興福寺 西国9番

2010年10月22日 | 【西国33ヶ寺】

【023】興福寺 奈良

住所 奈良市登大路町48
宗派 法相宗大本山
山号 なし(月輪山)
開山 藤原不比等
本尊 薬師三尊・釈迦如来

国宝 三重塔、五重塔、東金堂、北円堂 乾漆阿修羅像 木造金剛力士像 乾漆十大弟子立像 木造天燈鬼・龍燈鬼立像 木造無著・世親立像
重文 大湯屋 銅造薬師如来坐像 銅造日光 月光菩薩立像
備考 南都七大寺・南円堂西国九番・東金堂西国薬師4番

 室生寺・東寺と並び国宝の宝庫興福寺。本尊が何か分からないほどです。東金堂は薬師三尊。中金堂は釈迦如来。南円堂は不空羂索観音菩薩。北円堂は弥勒如来。中でも南円堂の不空羂索観音菩薩はにやついているように見え、壺阪寺の十一面千手観音同様に堂内いっぱいの大きさで迫力があります。東金堂の本尊薬師三尊が重文でないのは、火災にあい再興されたからです。薬師如来のすぐ脇に国宝の文殊菩薩があります。凛々しいお顔立ちで、頭に経典を入れる四角い箱があり、安倍の文殊とかなり違った男前の文殊さんです。
 国宝館には、阿修羅(元々東金堂に安置されていた)をはじめとして国宝だらけです。阿修羅は、京都三十三間堂の阿修羅の方がすばらしいと私は思う。中でもこっけいな顔のレリーフの迷企羅大将がすばらしい。十二神将の寅のことですが、なんと言っても写楽の浮世絵のような手や顔が誇張されたレリーフで衝撃を与えるものです。残りの十一枚を見てみたい。仏頭は明日香山田寺からぶんどってきたものとのこと。大きさからして、飛鳥寺の大仏くらいはあったのではと思われます。灯籠を頭上や手でささえている鬼の天燈鬼・龍燈鬼の表情もいい顔をしています。この国宝館に入ると時間が経つのを忘れてしまいます。

南円堂 御詠歌

 春の日は 南円堂に かがやきて

  三笠の山に はるるうす雲



東金堂

猿沢の 池のほとけの 寺にはに
瑠璃の光は あまねかりけり 

  東金堂

令興福力  南円堂 

真如工画師

 
 

 

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【095】元興寺 極楽坊 ... | トップ | 【 納経帳・御朱印帳の作成 】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【西国33ヶ寺】」カテゴリの最新記事