【002】西大寺
住所 奈良市西大寺芝町1-1-5
宗派 真言律宗大本山
山号 勝宝山
開山 常騰・称徳天皇
本尊 釈迦如来
国宝 金銅宝塔 金銅宝珠形舎利塔 赤地二重襷花文錦小袋
毘廬遮那成仏神変加持経ほか
重文 本堂 木造愛染明王坐像(秘仏) 乾漆阿弥陀如来坐像
乾漆宝生如来坐像 四天王立像 木造大黒天立像
木造十一面観音立像 木造行基坐像など
2番目は、我家の菩提寺西大寺。創建当時は東大寺に負けない程の大伽藍だったそうです。元々は戒律の厳しさは随一の律宗でしたが、鎌倉時代に興正善薩により再建された際に真言律宗大本山となります。戒律の教えを重視した律宗を残した道場として、今も格式高きお寺です。(真言律宗の末寺に、岩船寺・浄瑠璃寺等がある。)
門を入ると大茶盛りを取り仕切る佐伯さん宅があります。佐伯さんの息子さんのお経がまたすばらしい。心に浸透する声と言いますか、今まで聞いたお経の中でダントツの声です。 本堂には、本尊釈迦如来が鎮座し、横に文殊菩薩、弥勒菩薩があります。本堂の前には東塔の塔跡があります。昔は薬師寺のような大伽藍だったに違いないと想像できます。どこかの金持ちが五重塔を建立したいと申し出があったそうですが、当時の文部省から駄目出しされたとか。その理由が、外国産の木材にあったそうです。どうせ建立するのであれば、薬師寺の塔のように千年先まで残るものを作ればいいものを。
本堂の西に愛染明王がおられる愛染堂があります。これがまたすばらしい。30㎝位の小さな像ですが、大きな堂内の真ん中にぽつんと鎮座しておりますので小さく見えるのかも知れません。それはそれは美しい愛染明王でおられます。
愛染堂奥の土塀から境内の外へ出て、西に500メートルほど上ると奥の院「体性院」があります。再興した興正善薩の墓がどかんとあります。
御詠歌
大和13仏 御詠歌
もゝちたび うまれ かわりて つみふかき うきよの ひとを すくうとおとさ
愛染堂 西国愛染明王御詠歌
さりともと 西の大寺 頼むかな そなたの願ひ ともしかりしを
奥の院 体性院
興正善薩の墓
西大寺 暑きお盆に 百日紅 供えし花も 苦しかろうに
墓参り 願い届けと 西大寺 願い叶わじ 神にあらずや
釈迦如来 文殊と弥勒 脇侍にて 西の御寺に 救う佛よ
暑いのに、しっかり咲いて☆
どうぞお体お大事に。
(とだれにでも言いたくなるくらい暑い~)
特に お墓は暑い。
こんなに暑い墓に入りたくないなぁ~(笑)
ソーラー式の小型のエアコンを取り付けたいねぇ~