【281】白峰寺(洞林院)第八十一番
住所 坂出市青海町
宗派 真言宗御室派
山号 綾松山
開山 弘法大師
本尊 千手観世音菩薩
弘法大師が、白峰山に登り宝珠を埋めて、閼伽井を掘り草庵を建てたのがはじまりです。その後、智証大師により白峰の相模坊大権現の神託で、海上に光を放っている霊木を引き揚げ千手観音を刻み本尊として安置されました。
五色の土がある五色台(黄峰・白峰・赤峰・青峰・黒峰)の白峰山にある寺院です。七棟門、勅額門があり、讃岐に配流された崇徳上皇の崩御後に荼毘にふし山腹の白峰御陵に葬った御霊所、頓証寺殿があります。西行法師が御廟前に詣で、上皇の御霊と歌を詠み交わしたという伝説が上田秋成「雨月物語」に語られています。
閼伽:仏前などに供える聖水のことを閼伽(あか)と言う。
1998.08.20
2020.12.24