いしどう大輔後援会 「姫路市政への挑戦」

「一人でも多くの方を笑顔にしたい。」その想い一つで、リクルートを退職し、生まれ育った姫路市で活動しています。

会派の行政視察

2010年10月14日 | Weblog
今日は、私の34回目の誕生日。

しかし、今日は北海道に行政視察に伺いました。

内容は、鉄鋼スラグを利用した藻場造成事業についてです。

鉄鋼スラグはカルシウムや鉄分を多く含有しており、その栄養素
により海藻等が育ちやすい環境を作ることが出来るということが
最近の研究で明らかになっているようです。

特に、姫路市においては家島町との合併により漁業を生業として
生活される方々が増加しており、その支援の手法について調査
研究をしよういうことで、増毛町に伺いました。

本来、海には川を通って山から鉄分等が流れ込んでおります。
しかし最近では、山の開発及び林業者減少による山の放置が重なり、
良質の栄養分を運ぶことが無くなってしまいました。
それに伴い、魚が集まりにくい、育ちにくい環境となってしまった
ようです。
また、法律の制定で魚の煮汁や内臓などを料理後、海に投棄する
ことが出来なくなり、さらに栄養分のない海となってしまった
とのこと。

そこで、漁業が主力産業である増毛町では国(海上保安部)や北海道
との協力により魚かすを自然分解されるワラでできたカマスに入れて
海洋に沈める実験を行われました。

これにより、コンブの胞子が着生し、コンブの生成へと結びつくという
結果を得ることが出来、ここから、さらなる良環境を探し求め、
カルシウムや鉄分の含有量が多い鉄鋼スラグへと辿りついたようです。

まずは、鉄鋼スラグと魚かすを混ぜ合わせた加工物を作り出し、海洋へ
と沈める取り組みが行われています。

実際に、藻場の現地も拝見させていただき、多くのコンブが生成されて
おり、多くの魚が集まる環境へと変化を遂げていました。

現状は、新日鐵との協働事業となっており、特に海洋や魚への悪影響も
見受けられないようです。

メリットの多い取り組みだけに、今後の姫路市で実施が出来るよう
支援をしたいと考えておりますが、行政及び漁協との協力がなければ、
実施がかなわないため、地元の方との意見なども慎重にヒアリングし、
方向性を決めていきたいと思っております。

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