疎遠奨励 鷹の巣を。
尊円入道親王 青蓮院流 『鷹巣帖』 御家流
[ポイント]
1.尊円入道親王は青蓮院流の祖で、代表作は『鷹巣帖』。
2.同流は江戸時代に「御家流(おいえりゅう)」に発展。
[解説]
1.書道では、法性寺(ほっしようじ)流の優美な書に加えて、宋・元の書風が伝えられると、平安時代以来の和様をもとにして、伏見天皇(位1287~98)の第6皇子尊円入道親王(尊円法親王)(1298~1356)が、宋の書風をとり入れて青蓮院流を創始した。親王の代表作は『鷹巣帖』。なお青蓮院流が江戸時代に「御家流」に発展。
〈2015関西学院大・文法商人間:「
次の文章について、a・bとも正しい場合はアを、aが正しくbが誤っている場合はイを、aが誤っていてbが正しい場合はウを、a・bともに誤っている場合はエをマークしなさい。
4.a 鎌倉時代の武士は、領地に堀や堺をめぐらした館をかまえ、また、佃や正作などとよばれる直営農地を下人などを使って耕作させた。
b.尊円入道親王は和風をもとに宋の書風を取り入れて青蓮院流を創始した。また尊円は『鷹巣帖』を書いた。
(答:ア)
2013早大・文化構想学部
下線a鎌倉時代の時期の学問や文化について、誤った説明はどれか。1つ選べ。
ア 『金槐和歌集』には、源実朝の和歌が残された。
イ 編年体の歴史書である『吾妻鏡』が、編纂された。
ウ 尊円入道親王(法親王)が、書道の一流派である青蓮院流を創始した。
エ 神官である度会家行が、神本仏迹説に対し本地垂迹説をとなえた。
オ 宋学の大義名分論が、後醍醐天皇に影響を与えた。
(答:エ ※家行が唱えたのは神本仏迹説(反本地垂迹説))
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