いい風が吹いている。右から左に吹き抜ける俗名「浜風」。晴れた甲子園独特の
風だ。しかし、これさえもちっとも心地よくない。それほど暑い。「夏は暑いに決
まってらあ」と言われそうだが、今年は別に暑くないか。朝、テレビで天気予報を
見ていたら「来週はもっと暑くなりそうですから、お気をつけて下さい」と言って
いた。これ以上、どう気をつけろと言うのだ。外に出るな、と言っても仕事がある
し、水を沢山飲め、と言っても限度があろう。甲子園も夜になればちょっとは涼し
くなるが、それもほんのちょっとだ。
自然に関してブツブツ言っても仕方ない。マジックが出たきのう(22日)の試
合を少しばかり振り返ってみると、中継ぎ投手陣の踏ん張りが、逆転勝ちの最大の
勝因だろうが、こちらの目には「岡田さい配」が強烈に映った。二回表までに4点
をリードされ、その裏の攻撃。二死一、二塁で投手・上園の場面。代打は当然だと
しても、矢野を起用するとは正直思わなかった。こっちは勝手に「狩野ぐらいか
な」と思っていたのだ。確かに、上園と野口のバッテリーは生彩に欠いた。だが、
二回でそっくりバッテリーごと替えるなど思いも及ばない。その代打・矢野は凡飛
に終わったが、以降の2打席連続で適時打を放つ。岡田監督の「早仕掛け」がピタ
リと当たった。
1軍昇格させたばかりの庄田をいきなり使い、これも貴重な働きをした。まさに
監督の采配は神懸かっていた。昨年も策がピタリと当たって驚いたことがあった
が、きのうの場合は特別。はじめから内海を攻略できるという自信のもとに動いて
いたとしか思われない。岡田監督の思考その他は、本紙好評連載「とらのしっぽ」
が詳しく解説してくれていますから、ぜひご参考を。
とにかく、前夜の岡田監督は、かつての高校野球の名将、池田高校の蔦文也監督
を思い起こさせた。「虎の攻めダルマ」。さあ、きょうの巨人戦はどうだろうか。
1つ勝ったからええわ、となるかそれとも、もう一丁!となるか。いずれにして
も、ボーグルソンの出来による。相手は憎っくきグライシンガーだろう。マジック
パワーをとくと見せてもらおう。
風だ。しかし、これさえもちっとも心地よくない。それほど暑い。「夏は暑いに決
まってらあ」と言われそうだが、今年は別に暑くないか。朝、テレビで天気予報を
見ていたら「来週はもっと暑くなりそうですから、お気をつけて下さい」と言って
いた。これ以上、どう気をつけろと言うのだ。外に出るな、と言っても仕事がある
し、水を沢山飲め、と言っても限度があろう。甲子園も夜になればちょっとは涼し
くなるが、それもほんのちょっとだ。
自然に関してブツブツ言っても仕方ない。マジックが出たきのう(22日)の試
合を少しばかり振り返ってみると、中継ぎ投手陣の踏ん張りが、逆転勝ちの最大の
勝因だろうが、こちらの目には「岡田さい配」が強烈に映った。二回表までに4点
をリードされ、その裏の攻撃。二死一、二塁で投手・上園の場面。代打は当然だと
しても、矢野を起用するとは正直思わなかった。こっちは勝手に「狩野ぐらいか
な」と思っていたのだ。確かに、上園と野口のバッテリーは生彩に欠いた。だが、
二回でそっくりバッテリーごと替えるなど思いも及ばない。その代打・矢野は凡飛
に終わったが、以降の2打席連続で適時打を放つ。岡田監督の「早仕掛け」がピタ
リと当たった。
1軍昇格させたばかりの庄田をいきなり使い、これも貴重な働きをした。まさに
監督の采配は神懸かっていた。昨年も策がピタリと当たって驚いたことがあった
が、きのうの場合は特別。はじめから内海を攻略できるという自信のもとに動いて
いたとしか思われない。岡田監督の思考その他は、本紙好評連載「とらのしっぽ」
が詳しく解説してくれていますから、ぜひご参考を。
とにかく、前夜の岡田監督は、かつての高校野球の名将、池田高校の蔦文也監督
を思い起こさせた。「虎の攻めダルマ」。さあ、きょうの巨人戦はどうだろうか。
1つ勝ったからええわ、となるかそれとも、もう一丁!となるか。いずれにして
も、ボーグルソンの出来による。相手は憎っくきグライシンガーだろう。マジック
パワーをとくと見せてもらおう。