ないちょの雑記帳

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憲法改正に関して~平和主義関連~

2005-11-16 | 主張
先ごろ、自民党が憲法の改正案を発表した。(憲法改正のポイント~自民党HP~

この憲法改正案の中で、自衛隊の存在を明記し、「自衛軍」と称することなどを明記した。
今まで、全くの日陰者であった自衛隊が日本の防衛を担う正式な組織として憲法に明記されることを提案している。
小生は常々憲法を改正し、自衛隊を憲法に明記し、その存在を明確に宣言することが必要と考えていたので、この案に賛成である。

現行憲法の前文に「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、日本を取り巻く現状はどうであろうか?

明らかにこの前文にある前提条件は成り立たない状況にある。
この状況において、国家は国民の生命や安全を守るために何もしないということは国家の役割を放棄することである。それゆえ、まず憲法に明記し、それに基づいて必要な政策を実行することが必要である。

現行憲法にある第九条では、戦争放棄を前面に出すだけで、国家として国民保護の責任を明確化できない。つまり、第九条を盾に国民保護を放棄することも可能なのである。
その意味で、自衛軍を憲法に明記し、自衛権を明確に規定することが必要である。

現行憲法にも、憲法改正案にもまだいくつか問題点はあるが、これから大いに議論し、よりよきものにしていく必要があるであろう。

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