![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/63/5ad8c39320e1eb84cbe482fb7f410fcb.jpg)
両津の町郊外に貝喰川という川がある。大佐渡の山並みから流れ下り、加茂湖に注ぎ込む川だ。この川は山から下ると運んできた土砂を堆積し、しだいに自身の川底をも高める天井川となった。
羽越水害だっただろうか?子供の頃にこの川の堤防は決壊し、流域の水田地帯を大量の砂礫で埋めてしまったことがある。天井川の川底は周囲より高いので、その堤防が切れるとなると被害は甚大だ。このせいで、父母に連れられ幾度か家の田んぼの石拾いを手伝った記憶がある。
この水害がきっかけか貝喰川は抜本的な河川改修を受け、今日ずいぶん安全な姿になった。とはいえ、大佐渡からの砂礫の供給はとどまることはないので、改修直後の姿から考えると、やはり河床は上がっているように思える。
子供の頃はよく鮎をとりに来た。近くにある田んぼで家の手伝いをしなければならないのに、気がつくと自分は川でといったこともよくあった。親にはずいぶん迷惑をかけたのだが、そのことが懐かしい。
たいがいの河川がそうであるように、貝喰川河口部でも堆積する土砂の粒径は細かい。砂礫と言うよりは砂泥と言って良い。三角州といえるようなものではないが、河口部のある程度の範囲は堆積した砂泥が葦原となっていた。その末端部分はアサリの良い採取場所で父と良く採りに行ったものだ。
あの頃とは川の様子はずいぶん変わってしまった。水害前の姿と改修直後の姿、そして気がついたら川の周囲には郊外型のショッピングセンターやパチンコ店など。これからも少しずつ川とその周囲の景観は変わっていくものと思うが、魚が泳ぎ、アサリがとれ、鳥たちの集まる川であって欲しいものと願う。
写真の現場へ行くのはそう難しくはない。両津の町から国道350号線を金井方面へ向かっていき、川を越えたところにホームセンターやスーパー、パチンコ店などがあったら、左折できる道を探して加茂湖方面へ向かって欲しい。
秋は鮭が遡上すると聞いている。子供の頃にはそんなことはなかったが、後に放流事業があったようで、近隣の人の目を楽しませているという。
羽越水害(昭和42年8月)について知るなら
新潟県企業局
http://www.pref.niigata.jp/kigyo/kigyokyoku/50thanniversary/memorial_gallery_denki2.htm
最上川電子大辞典
http://www.thr.mlit.go.jp/yamagata/river/enc/genre/03-kou/kou01-1.html
注:同水害に関しては、佐渡での被害を紹介するサイトは無いかも知れない。水害がどのようなものであったかをかいま見れるサイトとして紹介している。なお、天井川としては滋賀県の草津川はその良い例の一つである。下記にURLを載せておく。
国土交通省近畿地方整備局 琵琶湖河川事務所 草津川
http://www.biwakokasen.go.jp/rivers/kusatsu/
佐渡のお写真もたくさんありますが、これは現在撮影されているんですか?それとも佐渡在住時や何かで佐渡へ渡るときに撮影されたものですか?
なぜこのようなことを伺うかというと、
僕も投稿用に取材や撮影に出かけるんですが、なかなか時間もままならず、投稿する記事がなく困ってしまうことがあります。^^;
ですのでこちらのような豊富な話題とお写真はとても羨ましいし、ご苦労もひとしおかと思いまして。。。すいません、変なコメントで。
>佐渡のお写真もたくさんありますが、これは現在撮影されているんですか?それとも佐渡在住時や何かで佐渡へ渡るときに撮影されたものですか?
この質問についてですが、佐渡関係については、佐渡帰省のおりに撮影しています。従って年間で数回の撮影チャンスで気になるところを撮りだめて来ています。
デジタルカメラを三台程度持ち込み、合計200~300の写真データを持ち帰っています。
次ぎに週末(といっても月2~3回程度)には中越地方の被災地をまわってその都度100~150枚。撮影します。
そのため現在は、主たる記事は佐渡関係と中越地方の被災地関係に終始していると思います。
あとは、デジタルカメラは常に持ち歩いていますので、時折空とか周囲の風景とか..。さらには最近記事に載せていませんが、手に入れたラジオだとかを撮影し、アップしています。
取材時間はhk様と同様そんなにとれるものではありませんが、ほぼサイト管理のために空いた時間は使われますね。最初はネタもなくて困っていたのは私も同様です。
ただ、今となっては心地の良いライフワークになっていますので、休みなどは楽しみに取材をしていますよ。
ついでに記事作成は夕方帰宅後に写真データを眺めて見ます。そして、良いなと思う写真をアップロードしておきます。さらに、思いつくまま文をエディターで作成。翌朝に再度原稿を確認しつつ各記事を完成させています。
>ご苦労もひとしおかと思いまして。。。
ありがとうございます。実は大変です。ですが、慣れてくると何よりも楽しみになります。これからもよろしくお願いします。
今日は「地理の部屋と佐渡島」の舞台裏を紹介したような感じになりましたね。hk様からもサイト管理上で良いアドバイスがありましたら頂戴いたしたいものです。
本文に関係のないことを書いてしまいすみませんでした。
摂り溜めというのはいい方法ですね。
常時カメラを持ち歩くのも、早速やってみます。
ブログの先輩である佐渡地理さんに私からのアドバイスなどございません。
ありがとうございました。^^)/
撮りだめた写真を紹介しているため、
極力何月何日の撮影かを記載するよ
うにしています。
実は、皆さんに紹介する一方で、
自分の記録のためにもしていますの
で、一石二鳥かと思います。
考えてみますと、そのようにしているのは ようこそ系
の記事ばっかりでした。
自分のデータ管理フォルダでは日付別に保管しているの
でついうっかり..。
私も楽しみながらやっているつもりですが、
投稿ネタ切れだったりすると、焦ったり、時間に追われたりします。^^;