久しぶりに時間がとれたのでこの間のPA-1を分解整備してみます
うすよごれて…電流を流すと発煙するPA-1 まぁ45年ものですし
ボデイを外しました。ちなみに中央部の乗務員ドアの下のステップに爪があります
上の蓋を開けると…おおっ教えていただいたとおりカップギア動力です。
ダイキャストユニット一体型のカップギア動力は知っている限り初めて遭遇。
僕の知っているカップギア動力はすでにダイキャストが左右分割されてました。
でもこれなら整備はできそうです♪
ちなみに台車を回転させるとビスが見えます。
CON-CORの文字入りの方はプラビスでもう片方は金属ビス(SUS?)でした。
このビスを外すと台車が外れます。
台車を外しました。
台車を止めている板を外すと半透明のプラスチックが見えます
これで絶縁しているんですね
キッタネー。グリスがベトベト!!
この動力はビスの具合から察すると僕が初めて分解したようです。
ということは…45年前のグリスですな(^^ゞ 当然半分固まっておりました。
すべてのパーツをぬるま湯と洗剤で徹底洗浄します。固まったグリスは爪楊枝でホリホリ
モーターです。今のモーターよりも大きいです。
今のモーターにつけるブラケットもあるとか。
これは洗浄するわけにはいけないのでグリスを拭い掃除をすると…あれ動きました-\(^o^)/
元通り組立てます。
このモーターには上下があります。最初組み立てた時ショートしてだいぶ考えました…
ちなみに整備性はかなり良好です。すべてビス止めであり経年変化によってわれる恐れのある
プラはめ込みはどこにもありません。ある意味今の動力よりもいいかもー
ジャーン(^O^)/ 復活です。
ボディは洗浄しました。台車とスカートはノンオリジナルの可能性もありますが銀色に塗られておりました。
さわると手につく状態でしたのでできるだけ落とした上でプライマーを吹き銀塗装しております。
本来ならば同じCON-CORのCaliforniazephyrでも引かせるのですが出すのがちょっと面倒でしたので夢空間
今の動力より遅いのですが、その車重もあり非常に安定した走りです。
今回改めて思いました。KATOはすごい 45年前にこんな完成された動力を作り上げ(現在でも十分通用します)
た技術力と構造センス。精度も非常に出ておりはめ込みもシャープです。
ホントKATOの凄さに驚きました。
でも残念ながらいろいろあってアメリカではCON-CORの名前を前面にだし、床下パーツを外したダイキャストに
こっそり関水金属の名前があります。きっとまだそんな時代だったのでしょう…
さて次はUPを何とかしましょう。こちらも稼動状態に持ち込みたいところです。
…どこかにBユニットかもう一両落ちてないかなー。
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