
先週の札幌は気温も高くようやく春めいた陽気になったなあと思っていたら、週半ばからは雨と強い風…週明けの月曜日に第4世代のSupersix EVOのクラックセット交換にショップへバイクを持ち込みました。今シーズンから160㎜のショートクランクを使ってみます。

行はショップ迄バイクに乗って行こうと思っていたのですが、スニーカーにスウェットの上から暴風パンツを履いた格好では、フロントアウターで漕ぎ出そうとして、いきなりコケそうになってしまいました。ローラー台でロードバイクに乗ってはいるものの、外で風の中を走るのはやはり随分と感覚が違うものです。

特に4か月以上もの間、屋外ではフラットバーハンドルのMTBに乗っていたので、その感覚も残っていたのでしょう。フロントシングル30TのMTBとフロントが50Tのロードバイクではギア比が違い過ぎるのです。風のない屋内では何の不安もないのですが、8m近い強風の中をビンディングペダルにスニーカーという組み合わせで走るのは流石に無謀だったようです。途中からはバイクを降り、押して行くことにしました。

ホイールはカーボン・ディープリムもあるのですが、風が強い春先使用でフルクラムのレーシング6DBにしています。タイヤ幅は30Cです。少し重量は嵩みますが、春先の北海道はとにかく風が強く、路面状況も悪いのでGW頃まではこのスタイルになります。春先の北海道は速さより安全重視が大切なのです。GW迄には道路補修も終わり、道路清掃も行き届くので、本格的に走り始めるのはその後になります。以前は何も考えずに、雪が融けたらいきなりロードバイクを全開で走っていたら、パンクに泣くという痛い目に何度もあっているのです。走り出した初日にパンクに合ったことも1度ではありません。

そこで春先用としてグラベルロードを購入したという経緯があるのです。ここ数年、春先はタイヤの太いグラベルロードで走り、路面状況を確認しながら、徐々に距離を延ばしていくようにしています。それでも、日中の最高気温が10度以下では、身体が寒さに耐えきれません。そこに強風が加わると、流石に外を走るのは難しいのです。

火曜日は冬用のMTBを洗車し、チェーンもクリーニングし、注油をして収納を終えました。積雪も一機に20㎝にまで減り、もう、雪道を走る必要がないと判断したからです。やはり、アスファルト路面をスパイクタイヤで走るのはしんど過ぎます。しばらくは、グラベルロードの旧型Topstoneを使います。

こうして、バイクに触れている時間が長くなると心が沸き立ちます。ただ、水曜日は朝からの雨に加えて10mを超える強風が吹き荒れています。頭から冷や水をかけられたような感じです。ただ、雨は冬の頬を刺すような冷たいものではありません。むしろ、この時期の雨は雪解けを早目てくれるので、自転車乗りには有難いものではあるのです。