□作品オフィシャルサイト 「マザーウォーター」
□監督 松本佳奈
□脚本 白木朋子、たかのいちこ
□キャスト 小林聡美、小泉今日子、加瀬 亮、市川実日子、永山絢斗、光石 研、もたいまさこ、田熊直太郎、伽奈
■鑑賞日 10月31日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
松本佳奈監督がメガホンを取り、出演者は『かもめ食堂』や『めがね』、『プール』など、
小林聡美(セツコ)やもたいまさこ(マコト)、光石 研(オトメ)、加瀬 亮(ヤマノハ)、市川実日子(ハツミ)の常連組に加え、
今回は小泉今日子(タカコ)や永山絢斗(瑛太の実弟)が初参戦。
女優としてのキョンキョンの持つ独特の雰囲気は、この映画の中では十分活かされている。
まったりとした京都の当たり前の町並みをバックに、不思議な係わり合いがこの町で生れる。
それぞれに、描かれる人物の温度差や、微妙に移り変わる季節感、
そしてフードスタイリストの飯島奈美さんの派手に主張しない料理の数々がこの映画に味わいを加える。
(余談だが、僕もかみさんも映画を観ながらお腹がグーグー鳴っていた)
ウイスキーしか置いていないバー、そして豆腐屋、喫茶店、銭湯・・・。
それは京都の白河や鴨川の清い水の流れと同調して、少しずつ失われつつある本来の人間の係わり合いを
今一度、考えてみるキッカケとなりそうな映画だ。
相変わらず、もたいまさこ演じるマコトと銭湯を営むオトメの赤ちゃんを中心に、
狭い町の中に新たに生れる人間関係や相関図を描き出していく。
決して深く踏み込まない世界だけど、それが観ている側には心地よい。
小さな出会いの輪が、やがて少しずつ大きくなり、それぞれがその地で生活していくささやかな糧になる。
他愛ない毎日の繰り返しの中で、少しずつ居心地の良い場所や人間関係を構築していく。
それは現在でも過去でも当たり前のように存在するものなのかもしれないが、
京都という新・旧同居した町だからこそ、この関係が肯定できるような出来に仕上がっている。
ただ、実際に付け加えるておくと、他府県からの住人を単純に受け入れることのない京都人の気質を考えれば、
なかなか実社会ではこの映画のようにはならないような気がするが(笑)
忙しい現代人の、しかも都会に住むあらゆる面で選択肢の多い人間たちへの
ささやかなる最も極端な生活の中の一選択肢のような映画だ。
客があまり来ず、暇そうなオトメの営む銭湯こそ、昔は町内のコミュニケーションの場だっのになぁ・・・。
何かそこに比喩されるものがあったのではないのだろうか。
冷たい水の中で優しく優しく抱き上げる豆腐、
ミルでコーヒー豆を挽き、サイフォンで少しずつ少しずつドリップするコーヒー、
まあるい氷にウィスキー(京都といえばサントリー)と水を注ぎ、マドラーでかき回す水割り、
ちょっとしたそれぞれの飲み方、入れ方、食べ方で、またそれを楽しむ場所で
その物以上の美味しさが惹き出される楽しみ。
それがまるで疑似体験のように客席で観る人々を魅了する。
少しの癒しと少しの贅沢。 そんないい感じ~
それにしても、あの大人しい赤ちゃん、冒頭とラストで声だけ出ている母親とオトメの間で出来た子供なのだろうか(笑)
東京は鶯谷の根岸。トイレの窓を開ければ「ラブホ&寺と商店」
BGMは三味線と琴とワヤワヤの活気
小学校~中学は荻窪で、こりまたワサワサガヤガヤと騒がしい中
今は都下だけどやっぱりワヤヤ系の賑やかさは変わらない
サカサカザワザワ賑やか雑音だにけっていう中で生きてる私だけどそれが大好き
フェイク好き(・∀・)イイ!
拘りも適当モノも構わない
東京大好き信号の無い場所では呼吸が詰る。
のったらくったら野草と戯れるなんざー雑草抜きだね
この映画の様な生活はしたいとは思わない。逆に息が詰るな
っつーかジジィだかババァみたいじゃん?隠遁ライフだか引退ライフだかなんての、あの年齢で出来るかねぇ
ま~「旅」で良いかなで訪れたらふらーっとこの世界を覗きましたとさ あーこりゃこりゃ
ちゃんちゃんっ
このような生活?
qには出来ないねε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
>生まれ育った地が東京は鶯谷の根岸。トイレの窓を開ければ「ラブホ&寺と商店」 BGMは三味線と琴とワヤワヤの活気
まさにダウンタウンでんなぁ(笑)
ま、僕も大阪の生まれ育った町はそういうところでした(汗)
>小学校~中学は荻窪で、こりまたワサワサガヤガヤと騒がしい中
まだ杉並区じゃないですか(笑)
>今は都下だけどやっぱりワヤヤ系の賑やかさは変わらない
都下で賑やか? どのへんだろう(笑)?
>フェイク好き(・∀・)イイ! 拘りも適当モノも構わない
ん、それは今までいただいたコメントの数々で推察できますな(笑)
>東京大好き信号の無い場所では呼吸が詰る。
のったらくったら野草と戯れるなんざー雑草抜きだね
なるほど^^
でも毎日だと息が詰まる。
だからたまに信号のないところで^^
>この映画の様な生活はしたいとは思わない。逆に息が詰るな っつーかジジィだかババァみたいじゃん?隠遁ライフだか引退ライフだかなんての、あの年齢で出来るかねぇ
ま、性格の問題で(笑)、僕などは常に家におらず出かけていたいから無理かも。
だけど24時間の一角にそんな時間を設けたいという気持ちはありますな^^
>ま~「旅」で良いかなで訪れたらふらーっとこの世界を覗きましたとさ あーこりゃこりゃ
ちゃんちゃんっ
たしかに“旅”のヒトコマかも(笑)
>このような生活? qには出来ないねε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
うーん、よくわかりませんが、一度膝つき合わせてディスカッションしますかな(笑)?!
それは掃除してたり働いてたりご飯食べてるときでさえどっかキチッとしてるってか凛としたもんがあるのな、小林さんとかもたいさんて。
しっかしあんなにひとの手渡り歩いてすごいな、あの赤ちゃんの育ち方、絶対できないよな、いきなり預けて預かったやつがねて、別のひとがつれてくって。(笑)
なにげなくサラっとすごいこというてたし。
もいっかいみたい作品。
ついでにロケ地めぐりしてこよ
>日常のなんでもない、一日の流れ、季節の流れ、正直起承転結の起さえないじゃんというまったり感なのに、ダラダラしてないところがスゴイナと。
確かに(笑)
何か凄いサプライズやアクシデントがないフツーの生活が、
本来持つ人間の営みなのかもしれません。
今は何事にも過多ですから、頭でっかちな人間ばかり(笑)
>それは掃除してたり働いてたりご飯食べてるときでさえどっかキチッとしてるってか凛としたもんがあるのな、小林さんとかもたいさんて。
現代人は急ぎすぎて、人生を楽しんでないのかなぁって。
贅沢すぎるんですよね~
>しっかしあんなにひとの手渡り歩いてすごいな、あの赤ちゃんの育ち方、絶対できないよな、いきなり預けて預かったやつがねて、別のひとがつれてくって。(笑)
昔は近所や見知らぬ人でもだっこさせてって持ち回りみたいな(笑)
あの頃からたくさんの人に触れていることで、実はコミュニケーションが取りやすい人間に育つのかも^^
>なにげなくサラっとすごいこというてたし。
もいっかいみたい作品。 ついでにロケ地めぐりしてこよ
秋の京都は最高だしね(笑)
cyazさん、そのあたりはいかがでしょう?
(学生時代を京都で過ごした上の息子は京都の方たちにとても良くしていただき暮らし易かったと言っていますが・・・)
一番印象に残ったのはセツコのウイスキーの水割りの作り方です。
大きな氷を入れてウイスキーを注ぎ、やさしくマドラーでかき混ぜる・・・なんでもない仕草がとても丁寧に生きてる人だな、って感じさせてくれました。
ゆったりした時の流れを登場人物と共に楽しみました。
>まずあんなにゆったりした場所があるのなら京都に住みたくなるよねえ、って思いました。
ああいう雰囲気は確かにありますね(笑)
但し、そこに本来の生活の営みが加わると、ああはいかないでしょうね(笑)
それこそ、リタイアした老人の世界ですよ。
>学生時代を京都で過ごした上の息子は京都の方たちにとても良くしていただき暮らし易かったと言っていますが・・・
そこにずっと住む人たちと、入れ替わる学生とはまた違うものですよ(笑)
>一番印象に残ったのはセツコのウイスキーの水割りの作り方です。 大きな氷を入れてウイスキーを注ぎ、やさしくマドラーでかき混ぜる・・・なんでもない仕草がとても丁寧に生きてる人だな、って感じさせてくれました。
あれはウィスキーの好きな人なら、嬉しい手順ですね~
特に京都の水に拘った氷だとすると、尚です!
>ゆったりした時の流れを登場人物と共に楽しみました。
京都は盆地ですから、京都市内からはしっかり山並みが見えます。
都会に住んでいても山の自然が見えると人間、優しくなれるものです^^
キャストに「プール」の伽奈さんの名前があったので、最初に川をいっしょに見てたし、お母さんは彼女かなぁと。
そんで、一日中預けてるってことはシングルマザーかなぁとか・・・思ってました。
まさかのオトメさんなんでしょうか?
>キャストに「プール」の伽奈さんの名前があったので、最初に川をいっしょに見てたし、お母さんは彼女かなぁと。
そうですね^^
>そんで、一日中預けてるってことはシングルマザーかなぁとか・・・思ってました。
まさかのオトメさんなんでしょうか?
そこはハッキリ描いてなかったですが、
ま、別の仕事で共働きもアリかな(笑)