□作品オフィシャルサイト 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
□監督 ルパート・ワイアット
□脚本 リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
□キャスト ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、
トム・フェルトン、アンディ・サーキス
■鑑賞日 10月16日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
あのチャールストン・ヘストンのラスト・シーンが未だに脳裏に焼きついている。
あれから43年の歳月が流れている。 さて、時空を超えてジェネシスは・・・。
いやぁ、とにかく猿たちのCGや実演が凄い
CGに足りない質感(重量感)もなかなかカバーされており、人が演じているのか、
CGでフォローアップしているのか区別がつかないほど。
技術は日毎に向上していると言える。 パフォーマンス・キャプチャー技術を駆使し、
猿たちのリアルな動きや表情を描き出している
何故、『一命』が3Dで、この映画が3Dでないのかはよく理解できないところだが(笑)
かつて『猿の惑星』でも人間と人間の関係、人間と猿の関係、猿と猿の関係と、
様々な角度から、それぞれのある関係を表現してきた。
この映画もその例外ではなかった。
そもそも人間以外の動物で最も知能指数の高いチンパンジー。
信頼関係を築きあげようとする一方で、虐待を図るものもいる。
気付き気づきが、あることを境にして崩れていく。 人間VS猿。
主人公チンパンジーのシーザー(アンディ・サーキス)は科学者であるウィル(ジェームズ・フランコ)に育てられる。
彼の研究目的は猿たちをモルモットに、アルツハイマー病治療。
それは、ひいてはウィルの父・チャールズ(ジョン・リスゴー)のアルツ改善への礎ともなっていく。
ウィルの自宅でシーザーはすくすくと育ち、家のなかで自由に跳ぶ跳ねる。
それはまるで森で木から木へ、枝から枝へ飛び移るように、ランプから戸棚へ、
戸棚から廊下へ、そして廊下から2階へと赴くままに。
その動きはCGとはいえ、本能の赴くままの行動を上手く表現している。
しかしながら、捉えられ監禁され、シーザーは徐々に変化し、人間に不信感を抱く。
彼は他の猿とは違う才能を発揮して、猿のボスの座を射止めることに成功する。
なかでも一番強そうなゴリラを従えることが、ボスに成り上がる近道だと決めて行動するところはさすが。
いつしか、人間同様、いやそれ以上かもしれない智恵を持ち、ボスとなり、
群れのリーダーとなり人間と闘うことに。
脱走した途中でウィルの家に戻り、ウィルとキャロライン(フリーダ・ピント)の寝顔をしばらく見つめて、
再び、闘いに戻るところは少しホロっときたところだ。
こういうシーンは種が違えども恩義を忘れない人間と猿との愛情表現なのかも。
逃亡シーンでも特に凄かったのは、ゴールデンゲートブリッジを猿たちが、
橋梁の上を逃げたり、橋の下の欄干を逃げたりするシーン。
猿やオランウータンの特徴を活かし、人間では表現できない特性を見事表現して観せている。
人間とあらゆる動物、それは長い間、共存共栄してきたが、1歩間違えば、
人間のためだと思っていた新薬開発は、人間の足元を覆す事態を呼び起こすこともある。
この映画は、自分勝手な人間への警鐘を鳴らしているというところは、
このシリーズの一貫したプロテスト・ムービーだと思えたのだが。
その後のシーザーを観てみたい。
クリーチャー時代なら、グレムリン、
CGなら、ジュマンジの猿軍団を思い出します。
いくらエモーション・キャプチャーや、
パフォーマンス・キャプチャーを駆使したとはいえ、
そのできばえには目を見張りました。
今後次回作が制作された場合、
当然、我々観客はあれよりハードルを高く期待する。
そこに、職人魂で、どこまで応えてくれるのか、
楽しみに待つとします。
エピソードゼロは、それだけで見に行く観客が掴めるから、
楽な商売のようで、
それが技巧だけに走っていたら、酷評は免れない。
今の時点で、ここまで魅せてくれたスタッフに感謝です。
ちゃんと、先人へのリスペクトをはずさない所も、
良いですよね。
>室内のランプシェードで縦横自在といえば、
クリーチャー時代なら、グレムリン、CGなら、ジュマンジの猿軍団を思い出します。
なるほど^^ 当たってますね!
>いくらエモーション・キャプチャーや、パフォーマンス・キャプチャーを駆使したとはいえ、そのできばえには目を見張りました。
ホント、その動きには確かに目を見張るものがありましたね^^
>今後次回作が制作された場合、当然、我々観客はあれよりハードルを高く期待する。
そうですね、やはり期待感から自分たちがハードルを上げているかも(汗)?!
>そこに、職人魂で、どこまで応えてくれるのか、楽しみに待つとします。
どこまで完成させてくるかが楽しみです!
>エピソードゼロは、それだけで見に行く観客が掴めるから、楽な商売のようで、それが技巧だけに走っていたら、酷評は免れない。
“種”の起源でしょうかねぇ(笑)、やはり猿となると観てしまいます(汗)
>今の時点で、ここまで魅せてくれたスタッフに感謝です。ちゃんと、先人へのリスペクトをはずさない所も、良いですよね。
それがなければ、いくら最新技術を使って撮っても、
観る側に伝わっていないでしょうね。
なんかあの映像自体に恐ろしさを感じました。
昔の着ぐるみ、アナログな感じも捨てがたいですけどねえ。
シーザーが他の猿にアプローチしていくところは、空恐ろしくなりました。
続きはあるんですよね。。。どこまで続くんだろ。
>なんかあの映像自体に恐ろしさを感じました。昔の着ぐるみ、アナログな感じも捨てがたいですけどねえ。
確かに。
でもあの動きに質(量)感まで出せるようになったら、
本当に役者はいらなくなるでしょうね(笑)
>シーザーが他の猿にアプローチしていくところは、空恐ろしくなりました。
まさに、人類への進化の過程と同じですよね(笑)?
>続きはあるんですよね。。。どこまで続くんだろ。
続編って聞いていないですが、興収次第では行くでしょうね(笑)
昔オリジナルを一度鑑賞しただけですが、あのラストは自分も未だに脳裏に焼き付いてるだけに、前日譚のように上手く繋げたストーリーの秀逸さ、そしてそれ以外ではデジタルモンキーの不気味すぎるリアリティに映像技術の凄さを感じ、とても見所が多かった良作だと思いますねぇ♪
続きは出来そうな終わり方でしたから望みはあるでしょうけど、でもせっかくイイ出来映えなのですからあんまり掘り下げて欲しくないというのもあったりで・・。
けど未公開で『亜種』は出るかも?^^;
>あのラストは自分も未だに脳裏に焼き付いてるだけに、前日譚のように上手く繋げたストーリーの秀逸さ、そしてそれ以外ではデジタルモンキーの不気味すぎるリアリティに映像技術の凄さを感じ、とても見所が多かった良作だと思いますねぇ♪
そうですねぇ~
あのラストを知っている人には、この監督、
勇気ある人だなって感心します(笑)
>続きは出来そうな終わり方でしたから望みはあるでしょうけど、でもせっかくイイ出来映えなのですからあんまり掘り下げて欲しくないというのもあったりで・・。
ですねぇ。 でもせっかくの新キャラですから、
これはこれでいけるのかも(笑)
>けど未公開で『亜種』は出るかも?^^;
なるほど(笑)
グレード上げて出てほしいなぁ(笑)
今日気づいて遅れてしまいました
私はシーザーに感情移入してしまい、うるうるでした(笑)
シーザーがウィルの所に最後立ち止まって戦いに行く所にうるっ・・・解ります
パフォーマンス・キャプチャー技術も本当に素晴らしかったですよね。
これからも宜しくお願いします
>今日気づいて遅れてしまいました
いえいえ、わざわざありがとうございました。
>私はシーザーに感情移入してしまい、うるうるでした(笑)
ですよね~
ウィルや家族に温かく育てられたのですから。
>シーザーがウィルの所に最後立ち止まって戦いに行く所にうるっ・・・解ります
あれはまさに“恩義”でしたね!
>パフォーマンス・キャプチャー技術も本当に素晴らしかったですよね。
人間の動きじゃないだけに、技術の進歩とその活用は、
目を見張るものがありましたね^^
>これからも宜しくお願いします
こちらこそ^^
どうも御無沙汰しておりましておりました。お許しを。
TB&コメントありがとうございました!
つづきが楽しみですね。
過去作と同一シリーズとは思えないほどのリアルで迫力のある映像技術でした。
明日から日本海側では雪がふりますのでこちらも寒くなります。
しかしいまだにこちら蚊が毎晩でますww
>御無沙汰しておりましておりました。お許しを。
こちらこそ、ご無沙汰で(汗)?!
>つづきが楽しみですね。
ホント、そうですね^^
>過去作と同一シリーズとは思えないほどのリアルで迫力のある映像技術でした。
やはりパフォーマンス・キャプチャー技術は素晴らしいものですね^^
映画だけでなく多方面で!
>明日から日本海側では雪がふりますのでこちらも寒くなります。
しかしいまだにこちら蚊が毎晩でますww
雪ですか@@?
僕もその昔金沢に住んでましたよ^^