京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『義兄弟 SECRET REUNION』

2010-11-07 | 洋画

 

□作品オフィシャルサイト 「義兄弟 SECRET REUNION
□監督・脚本 チャン・フン
□脚本 チャン・ミンソク
□キャスト ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、チョン・グックァン

■鑑賞日 10月31日(日)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 南北分断をテーマに据えた映画は過去にも色々あった。
 当初、予告編を観たときには、ソン・ガンホが結構シリアスな役どころにしか見えなくて
 彼のコミカルな持ち味が活かされないのかと思っていたが、観終わってテーマは確かにシリアスながら、
 彼の持ち味があってこそ、いい具合に出来上がった映画ではないかと確信した。
 そういう意味でも内容は違うが、少し前に観た『
グッド・バッド・ウィアード
』で
 イケメン二人(チョン・ウソン、イ・ビョンホン)を抑えて突出した演技に匹敵する演技だった。

 片や北朝鮮の工作員のジウォン(カン・ドンウォン)、片や韓国国家情報員のハンギュ(ソン・ガンボ)、
 長く続く南北問題を素材に、全く逆の立場にいる二人が、いつの間にかその関係を超えて、
 互いに国家に操られ、それぞれが葛藤し、苦しみながら自らの任務を全うしていく中で、
 不思議jな関係が成立するようになっていく。
 しかも、ソン・ガンホの持ち味であるユニークさや滑稽さが、ヘタをすると暗くなりがちなテーマを
 すっきりと和らげてくれる。 南北問題という重い問題をこういうコミカルで面白い形でいいのかと思えるほど(笑)
 今までこんなタッチで南北問題と人種問題を描いた作品はなかっただろう。
 なんだろう、観終わって本当にスカッと爽やかな気持ちになれる映画だった。

 カン・ドンウォンは『オオカミの誘惑』や『私たちの幸せな時間』で優しい印象が残っているし
 甘いマスクでこういう役柄って珍しいのかもしれないが、
 不思議にソン・ガンホとのコンビも合わなさそうで合っていたりして(笑)

 そして、何よりも二人に少なからず友情(こう言っていいのかどうかわからないが)が芽生えたことに、
 コミカルな中にも心温まる瞬間も用意されていたのが、おそらく地元韓国でもヒットした(8人に1人が観たという)要因だろう。
 ソン・ガンホ自身も過去に出た『シュリ』や『JSA』とは違う感覚を覚えたことだろう。
 韓国映画って感動物は何度も繰り返し観た作品もあるが、この映画に限ってはもう一度観てもいいかなぁと思える作品だった。

 


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6 コメント

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垣根を超えて~ (cyaz)
2011-01-17 08:23:15
sakuraiさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>もさもさ降ってますって、どうでもいいんですが、いろいろと野暮用があって、遅くなりました。
もさもさって凄いですね~(笑)

>これはよかったですねえ。
ですよね~^^

>そうそう、「オオカミの誘惑」で、どきゅーーんとやられましたが、相変わらずいいです!
あの目がいい。ちょっと寂しげで、でも意志のある目。今回もたっぷり堪能しました!
うーん、やっぱイケメンには弱いですね!

>お互いに相手は知らないだろう。。と思いながら行動するのが新鮮味がありました。
どっちか、っていうのはよくありますけどね。
そうですね^^
相手のことを探っているうちに、敵味方の垣根を超えて理解し合える。
そんなこともありますよね~
返信する
雪が!! (sakurai)
2011-01-17 07:26:04
すごいです。
もさもさ降ってますって、どうでもいいんですが、いろいろと野暮用があって、遅くなりました。

これはよかったですねえ。
そうそう、「オオカミの誘惑」で、どきゅーーんとやられましたが、相変わらずいいです!
あの目がいい。ちょっと寂しげで、でも意志のある目。
今回もたっぷり堪能しました!

お互いに相手は知らないだろう。。と思いながら行動するのが新鮮味がありました。
どっちか、っていうのはよくありますけどね。
返信する
アリ~ (cyaz)
2010-12-10 08:28:35
ふじき78さん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>同居生活付きの「インファナル・アフェア」みたいでしたね。
なるほど(笑)
そういう見方もアリですかね^^
返信する
いんふ・・・ (ふじき78)
2010-12-10 00:55:02
同居生活付きの「インファナル・アフェア」みたいでしたね。
返信する
両党~ (cyaz)
2010-11-09 08:25:51
qさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>ソン・ガンホと、カン・ドンウォンの2人この2人はどっちも好きよーん
かなり色、違いますね(笑)?

>腹を探りあいつつ、仕事と生活を共にするうちと友情が生まれる 何だか みょーにコミカルでね~
そうでしたね(笑)
でもそれがこの映画のいいところでしょうね!

>ing系の南北問題だと言うのに意外性とユーモアがミックス
たしかに(笑)

>ラスト 男たちのやるせない思い激しいアクション。全ては、ラストの喜びでも。屋上から地面に落ちたっちゅーに命の助かるってのは、やっぱり訓練のおかげなのね
ま、そこは映画で作り物です~(笑)

>超一流殺し屋って至近距離から銃弾を外して良いのかしらん??????????
それはどうなんでしょうね(笑)
返信する
案外エンタ (q  どっちも好きなの)
2010-11-08 21:46:16
ソン・ガンホと、カン・ドンウォンの2人この2人はどっちも好きよーん
腹を探りあいつつ、仕事と生活を共にするうちと友情が生まれる
何だか みょーにコミカルでね~
ing系の南北問題だと言うのに
意外性とユーモアがミックス
ラスト
男たちのやるせない思い激しいアクション。全ては、ラストの喜び 
でも。屋上から地面に落ちたっちゅーに
命の助かるってのは、やっぱり訓練のおかげなのね
超一流殺し屋って至近距離から銃弾を外して良いのかしらん??????????
返信する

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