□作品オフィシャルサイト 「ヤング≒アダルト」
□監督 ジェイソン・ライトマン
□脚本 ディアブロ・コディ
□キャスト シャーリーズ・セロン、パトリック・ウィルソン、パットン・オズワルト、
J・K・シモンズ、エリザベス・リーサー、コレット・ウォルフ
■鑑賞日 2月25日(土)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
同監督・脚本のコンビ作『JUNO/ジュノ』は未見だが、決め手は予告で何度も観せられた
「ミラー~、ミラー~」の『スノーホワイト』でも主演を勤めるシャーリーズ・セロン。
その美貌や才能とは別に、彼女の出演作選びは少し個性的なチョイスをするようだが、
『モンスター』や『スタンドアップ』、古くは『サイダーハウス・ルール』に近い色のシナリオを
チョイスした感がある。
皮ジャンを着たときのスタイルは『イーオン・フラックス』を思い出したりして(笑)
37歳でバツイチ、仕事も恋愛もうまくいかないメイビス (シャーリーズ・セロン、現在36歳)。
ただヤングアダルトシリーズのゴーストライターとしてはそこそこの評価。
しかしそのシリーズも終了間近でその後の新作の予定は決まっていない。
そこに高校時代の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)から一通のメールが届く。
それは子供が生まれたという内容だった。
もしかしたらまだバディは自分に好意を持っているのかとよくある勘違いから
バディとヨリを戻せるかもしれないと、長い間離れていた故郷の町へ戻る。
高校生の頃の一目置かれていた彼女が煌びやかだった青春時代の輝きを再び・・・
ではないけれど、“焼け木杭に火が付く”的、ジコチューのアラフォー女の悲哀感タップリの
メイビスをセロンが演じるのだが、しばらく地元を離れ久しぶりに再会した友人たちとの
溝やギャップは、自らがその時代に作ってしまった古傷。 簡単には治らない。
外傷ならなんとか治るかもしれないが、心的要因は治るものではないだろう。
他人の今の幸せを見るにつけ、どんどん自分の殻が破れず仕舞いで過ごしてきた日々が
普通の人から見ると尋常でないように見える。
そんなバディの苦悩の矛先は結局のところ、“酒と泪と男と女”の女。
この歌の歌詞の男と女の部分を入替えればバディそのものかな(笑)
過去の栄光は今やむなしい虚栄。 ココロの廃墟は決して塗り替えられないと、
とどのつまりは、昔なら考えもしなかった男との一夜に・・・。
支えと吐け口は意外なところで足に松葉杖・・・。
(逆パターンで我が身にも痛い想い出が・・・)
ふと、映画を観ながら思ったことは、時代が流れ年齢を重ねたとしても、
外見や風格は変わってしまったかもしれないけれど、培った性格はあまり変わらないもの。
高校の同窓会などに出てみると本当にこのことがよくわかる。
そんなふうに思えて、セロンの演技というよりは、在りし日の自分のその時代を回顧して、
なんだか観終わって少しの苦さが残ったのが正直なところ。
うーん、口直しはやはり『スノーホワイト』(6/15公開予定)を観てのことかな
よく聞きますよね。同窓会に行って、なんだかそのまま・・・・みたいな。
でもそれはお互いが!という万が一の確率で。。。
まあ、彼女の美貌があっての話でしたが、こういう役を見事にこなすシャーリーズはすごいっす。
>同窓会に行って、なんだかそのまま・・・・みたいな。
ですよね(笑)
今回も中学の同窓会でそんな雰囲気が目の前で(笑)
>まあ、彼女の美貌があっての話でしたが、こういう役を見事にこなすシャーリーズはすごいっす
薄れゆく記憶の中で、やはり美人は絶対に忘れないですよね(笑)?
それで、人生得なのでしょうか?!
この作品は主役のシャーリーズ・セロンが格段に演技が上手かっただけではなく、脚本のディアブロ・コディとジェイソン・ライトマン監督の演出も彼女の魅力を活かしていたと思います。
彼女の高ビーな性格は高校時代からそのままな感じで描かれていましたね。
>脚本のディアブロ・コディとジェイソン・ライトマン監督の演出も彼女の魅力を活かしていたと思います。
確かにそうですね^^
いつものセロンのキレはなかったですしね(笑)
>彼女の高ビーな性格は高校時代からそのままな感じで描かれていましたね。
中学・高校の同窓会をしても、
姿・形は変われども、昔の性格は変わらないですからね(笑)