「IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器」
サントリー美術館
【サントリー美術館(2014/2/1撮影)】
現在、サントリー美術館で開催されている
「IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器 」に行って来ました。
佐賀県有田市を中心に製造されていた伊万里焼。
しかしながら、17世紀頃から本格的にヨーロッパに向け輸出が行われていたそうです。
それは学生の頃、歴史(世界史)の授業で誰しもが聞いた、あの
「東インド会社(オランダ)」を通じてでした。
この展示会は、日本初公開となる大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の輸出伊万里を
中心に約190点が紹介されています。
実はこの大阪市立東洋陶磁美術館、その存在を全くもって知らなくて、今度
京都に帰ったときには一度立ち寄ってみたいと思いました。
展示は4部構成。
第1部 「IMARI、世界へ 1660~1670年代」
輸入開始当時に輸出された作品を当時輸出が多かった実用品を中心に展示
第2部 「世界を魅了したIMARI-柿右衛門様式 1670~1690年代」
輸出伊万里の全盛期といえる時代の室内装飾用の大型品などを展示
第3部 「欧州王侯貴族の愛した絢爛豪華-金襴手様式 1690~1730年代」
室内装飾品として珍重された豪華な「金襴手」様式の作品を紹介
第4部 「輸出時代の終焉」
輸出が下火となって以降の貴重な輸出品を展示
海外に流出した日本古来の絵画とは違い、ある意味、ヨーロッパ諸国の当時の
ライフスタイルに合わせたとも思えるデザインや絵付けは、日本独自のものと、
多少異なるのかなという印象を持ちました。
その頃、逆に海外から輸入されていた磁器陶器がどうだったのかは
わかりませんが、日本人の器用さは、海外からのリクエストにきっと柔軟に
対処できたのでしょう。
それにしても見事なまでの作品が、所狭しと並んでいる展示物には、本当に
ため息が出るほどでした。
作品の性質から、やはり年配の女性の方が多かったが、距離感がないのか、
老眼なのか(笑)、展示ガラスに指紋や鼻紋がべったりと付いていて、
作品の観にくいこと観にくいこと(笑)
館内は定期的にガラス専門に清掃員が回っているのですが、
この日は運悪く、そのはざまで鑑賞となってしまいました。
時間がなかったので多少端折りながらの鑑賞だったので、
会期中にもう一度、ゆっくり展示品を味わってみたいと思います。
やはりため息が出るほどの素晴らしい作品ばかりですね。
>年配の女性の方が多かった。困ったことですね!(^^)!
私も気を付けなくては・・・
東インド会社は我々が滞在していたジャカルタでは
その名残の品物をよく目にしました。
歴史がありますね。
又、東洋陶磁美術館も大阪滞在中には中之島まで良く行きましたよ。それらの名前を聞いて懐かしく是非行きたいと思いました。
日本人の匠の技は世界に誇れる物が沢山ありますね。
サントリー美術館での展示はすべて私も好きな範疇です。
cyazさんの目利きにも脱帽です。
>やはりため息が出るほどの素晴らしい作品ばかりですね。
ホント、そうですね^^
>東インド会社は我々が滞在していたジャカルタでは
その名残の品物をよく目にしました。
ほう、そうなんですね^^
>又、東洋陶磁美術館も大阪滞在中には中之島まで良く行きましたよ。
僕は全然知らなかったですよ(笑)
中之島図書館にはよく受験時期に行ってましたが(汗)
>日本人の匠の技は世界に誇れる物が沢山ありますね。
それが講じて、一時人材が海外に流出していましたしね・・・。
>cyazさんの目利きにも脱帽です。
目はデカいですが、本物を見たいという気持ちだけですよ(冷汗)
ヤハリ
綺麗の一言かな…
(´ψψ`)
>伊万里ってヤハリ綺麗の一言かな…(´ψψ`)
“奥深い”の一言かな(笑)