□作品オフィシャルサイト 「フューリー」
□監督・脚本 デビッド・エアー
□キャスト ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフボイド・スワン、
ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャトリニ・ガルシア、
ジョン・バーンサルグレイディ・トラビス
■鑑賞日 11月29日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
かつて日本にも“特攻”なるものが存在した。 たとえば映画『』のように。
そして、この映画は角度は違えど最後までミッションを貫く男たちの物語である。
1945年、ドイツへ侵攻する連合軍の米兵ドン・コリアー(ブラッド・ピット)は、
自ら「フューリー」と命名したシャーマンM4中戦車に乗り、戦いを続けていた。
ドン・コリアーと3人の仲間に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)も加わり、
5人となった部隊は絆を深めていくが、進軍中にドイツ軍の攻撃を受け、
他部隊がほぼ全滅。 なんとか生き残ったウォーダディーの部隊にも、
過酷なミッションが下される。
とは言ってみたものの、戦争の凄さと言うよりは、死と隣り合わせの唯一無二な
仲間の友情みたいなものを描いたもの。 最後までミッションを貫こうとする上官と、
上官の指示を遂行しようとする連中。 最初、激しい戦闘戦を期待していたのだが、
そうでもない戦争の怖さと仲間との深い絆を描いたヒューマンな仕上になっていた。
新人のノーマンが加わってからは、彼の人間的成長を描いた映画になっている。
無意味な殺人を行うことに激しい抵抗と葛藤を繰り返すノーマンも、その戦いの中で
自分が思いも寄らなかった戦場での人間としての方向性を見出し、いつのまにか
いっぱしの戦士と育っていく。
ただ、それが史実かどうかは別にして、最後のフューリーの脱出口からのあの
シーンは、何故ナチの彼が見逃したかはよく理由がわからない。 見たからに
ノーマンと同じナチの新兵に見えなくは無かったのだが・・・。
ブラピ演じるドン・コリアーの、最後まで揺るがない指揮力が功を奏したという
ところなのだろうが美談と言ってしまえばそれまでかもしれない。
「見つかった!」
(映画のように手を上げるのではなく)ぐっとこらえるノーマン、手にはドンの拳銃。
ナチの兵隊が手を伸ばしてノーマンの生死を確認しようとしたその時、
上官の声がして、兵隊は手をひっこめ、立ち去って行った、
で良かったと思いますが。
>私もわかりませんでした。
ですよねぇ・・・。
>ナチの兵隊が手を伸ばしてノーマンの生死を確認しようとしたその時、
上官の声がして、兵隊は手をひっこめ、立ち去って行った、
なるほど^^ あの場合、銃で撃てば自分の命もない。
ラッキーだったというしかありませんね^^
ま、映画だから。
ナチにも、一縷の良心みたいのがあったというのを、どっかで描こうとしたんではないかと思ってます。
「大脱走」の最後で、マックィーンが、また収容所に帰ってくると、ドイツの兵隊が、すんごくうらやましそうな顔で見つめるんですよね。
一瞬、あれを思い出しました。
戦車やら、なにやら門外漢なんで、結構なトリビアになって、お勉強になりました、はい。
>それじゃかっこよすぎますかね。 ま、映画だから。
ま、実際にはもっと汚い醜いあるいは葛藤があったのかと・・・。
>ナチにも、一縷の良心みたいのが
武士の情け・・・ですかね(笑)
>「大脱走」の最後で、マックィーンが、また収容所に帰ってくると、ドイツの兵隊が、すんごくうらやましそうな顔で見つめるんですよね。一瞬、あれを思い出しました。
おぉ、僕も好きな映画で何度か観ていますが、
仰ることはよくわかります^^
>戦車やら、なにやら門外漢なんで、結構なトリビアになって、お勉強になりました、はい。
いくつになっても勉強させられますね(笑)